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【1995年4月23日。オウム疑惑が怒濤のように渦巻くさなか、実名と素顔をさらしてテレビに生出演した元出家信者がいた。高橋英利。教団科学技術省に所属していた青年である。幸いにして教団の暗黒部には関わっていなかったが、彼は危険をかえりみず、勇気をもって自分の知るかぎりのことを率直に語り、教団に対する疑念のすべてをぶつけた。その番組終了間際、彼の上司であった村井秀夫の刺殺事件が起こったのである...。その彼による本書は、類例をみない凶悪犯罪を生み出したオウム真理教の実態を、内部にいた者の視点から浮き彫りにした鮮烈な手記である。出家に至るまでの自らの精神的苦悩を赤裸々に語り、サティアン内部で実際に目撃し体験したことを、できうるかぎり冷静かつ客観的な筆致で再現する。これはオウム真理教の真の姿を伝える証言であるとともに、一人の青年の心の内面の記録でもある。】
あの事件当時、自分はまだ高校生だったな。真理党とかいって選挙にしゃしゃり出てきたり、いったい何をしたいんだこいつらって、オレも友達なんかも笑って見てたわな。
その連中が、‘95年1月17日の阪神淡路大震災の衝撃もまだ覚めやらぬ3月20日、あの事件をやらかしてしまったのであった。
大丈夫なのかお前たちってマジで思った。麻原が大丈夫でないのは、あの汚いツラを見てれば分かる。しかし、あれについて行ってた弟子たちには結構な高学歴の人らが居たので、なんでこんな汚い奴についてくのよ?って理解できないものがあった。
本書の著者もその例に漏れない人といっていいのではないかと思う。
高橋氏の学歴は、信州大学理学部地質学科および大学院で測地天文学を専攻とある。オウムとの出会いは、大学祭で説法しに来ていた麻原を見たときだという。
いったい何が良くてあの宗団に入ってしまうのか。何に惹きつけられるのか。普通の感覚から云ったら、第一印象でダメだと思うんだが。
ちょうどそのころ、著者は人生に悩んでいたという。しかも、グルジェフやクリシュナムルティの思想に触れていたこともあって、オウムの思想を聞いても違和感はなかったのだそうである。
それでもやはり、坂本弁護士事件の報道などもあって、著者はなかなか入信には踏ん切りがつかなかった。その揺れる著者の心を捉えたのは、麻原ではなく弟子の井上嘉浩、ホーリーネームはアーナンダだそうである。この井上嘉浩には、本当に圧倒されるほどの宗教的なものを感じたようである。
自分としては、本書に読みどころは、教団に入るまでの件であった。教団に入ってからの修行云々は痛々しいやらアホらしいやらで、うんざりしてきた。宗教という一言で括りたくはないんだけども、やっぱり宗教ってのは諸刃の剣とでもいうのかなぁ。
宗教をやるならやったで結構、ただし絡み酒のような悪酔いはやめてくれってことか。どうせ酔うなら、気持ちよく酔ってみせろってことかな。
ちょっと興味深い話が一つ。
麻原は弟子たちに占星術の研究をさせていた。どうやら予言を行なう為に占星術を使いこなせないかと企んだらしいのである。この著者も、その部門に係わっていたという。大学で地質学を研究していたことから、「地震占星術」なるもののsoftware開発を任された。
‘95年の出来事を、麻原は当時やってた教団のラジオ番組で予言したかったのだ。1月8日の放送で「神戸のあたりに危ない地点がある」とやった。 それがうまい具合に、本当に「神戸のあたり」で震災が起きてしまった。‘94年の11月18日の月食図をもとに計算したら兵庫県の"このあたり"とでたんだとか。
どういう原理なのかよく分からない。 それにしても、つくづく才能の無駄遣いだな〜と思う。
それともう一つ。著者の子供の頃の不思議な体験の話が冒頭に書かれているのだが、これ、「伊集院光の深夜の馬鹿力」のあるコーナーで読まれた、リスナーの子供時代の体験にちょっと似てる恐さがあった。
それはもしかしたら、"集合団地"という場所で幼少期を過した人なら、共通してもっている体験なのかもしれない。
見渡すかぎり同じ建物。壁に書かれた番号で、辛うじて自分の住む棟であることを見分ける。
こういう団地に住んでいた子には、きっと自分の家がどこか分からなくなってしまい、同じ番号の棟で、同じ階で、同じ部屋番号ってことだけを頼りに、祈るような気持ちで玄関の扉を開ける。そんな不安な体験をもっているのではないだろうか。
この高橋氏も、そんな体験をもった人である。
Newtype 2011年6月30日 (木) 06時30分 書籍・雑誌:△しろさんかく | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
放射能汚染に怯える人を見て、放射能なんてたいしたことないとはさすがに云えないだろう。
これの被害がどの程度で済むかというのは、現時点ではっきりしたことは云えない気がするのだ。
だからこそ、ここを突けば保守を分断させる効果があるといえるだろう。
自分としても態度を決めかねる理由がこの辺にある。
"中国、インド、サウジアラビア、UAE、ベトナム、エジプト、トルコら諸国が原発の建造を進めて行く中、日独伊の敗戦国が脱原発を進める。
そしてそこに群がるのは「韓国の原発は安全」などとダブルスタンダードの孫正義。
そして脱原発を進めようとする革マル、グリーンピース、ユニオン、社民党、共産党らの極左反日集団。
これはイデオロギーでも何でもなく事実です。"
韓国の原発は安全 孫正義。 - Google 検索 via kwout
いつのまにやら日本国の代表の如き振る舞いが目立ち始めた孫社長。
「脱原発は日本の話。韓国は地震の多い日本とは異なる」と。
なるほど。
これについてのプロ市民の見解はどうなんでしょうな。シナ・朝鮮の核は「平和の核」とか?
プロ市民の言い分には、原発はTerreurの標的になると危険だというのがあるけど、韓国は北とああいう状態なんですが、原発推進してもいいんでしょうかね?
自分は原発推進派ではないけど、容認派ではあるかな。もっとましな発電法があるならそれに替えればいいとは思うけど。
本当のところ、原発推進派の主張も好きになれんのだけどね。
ただ、ここぞとばかりに保守の切り崩しに気勢を上げるサヨクを見ていると、沸々と憤怒が沸いてくるから不思議だ。
Newtype 2011年6月26日 (日) 13時56分 日記・コラム・つぶやき, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
外国人花嫁の死が物語る韓国の病理 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト via kwout
>「単一文化」信仰の表れだってのは、単純化しすぎでないか?
ならば日本にも同じ傾向が出ていてもおかしくはないはずである。
外国人花嫁が殺されるなんて事件が、日本でもよくある話ってことになるだろう。
日本の場合、特亜の花嫁に殺される旦那の話はよく聞くが。
オレが思うに、連中の心理面にはもっと複雑なものがある気がする。
ある種の病理であることは間違いなかろう。
韓国人は本当は祖国を愛していないし、祖国に対する誇りも自信も、実は持っていないのではないか。
それは、連中の云っていることをよくよく聞いていると感じる。
韓国人は日本に有る物の起源は全て韓国だと云う。文化もである。
日本人自体も、半島からの渡来人の血が混ざっていて、要するに日本は韓国のお蔭で今があるんだ、感謝シルニダ!!ってわけだ。
不思議なのは、ここまで云っていながら同時にこうも云う。
『日本の文化など外国のものから見たら、取るに足らない。』
『日本人はあらゆる面で劣っている、見た目も能力もだ(笑)』
ここから見えてくるものは何か。
彼らは日本を侮辱することによって、間接的に祖国を罵っているのだ。
これが韓国人の病理であろうとオレは見ている。
この病理が様々な形で現れているとみてよいだろう。
彼らがこの病理を克服できるかは分からん。
まずは日本に目を向けるのを止めたらどうか?
Newtype 2011年6月23日 (木) 06時23分 ニュース, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
格差社会で日本は勝つ―「社会主義の呪縛」を解く
鈴木 真実哉:著
幸福の科学出版 ,2007
読後感:☆☆
【「格差社会」は悪ではない。むしろ、今後、日本が繁栄していく
ためには「努力が報われる社会」としての格差社会を肯定すべきだ--。
「金持ち=ズル」「大企業=悪」「地価上昇=バブル」という社会主義の呪縛か
ら、日本人を解き放ち、真の経済大国へと導く注目の書。】
目次
第1章 格差社会は本当に悪なのか—今こそ「社会主義の呪縛」を解け!
第2章 貧困の克服は国家の役割なのか—企業家こそが世界を救う
第3章 いつまでデフレ問題で騒ぐのか—間違いだらけの経済学
第4章 経済学は本当に役に立っているのか—教科書では教えない経済史
第5章 日本は世界一の経済大国になれるのか—すべては「教育」から始まる
幸福の科学出版からでた本というのを、買ってから気づいた。この著者がここの信者なのかは知らん。
驚くようなことが書かれているわけではない。成功者を嫉み、たかる浅ましい根性を捨てること。云わば、社会主義の呪縛を解くこと。ここに、日本経済の復活はあるということ。 いわゆる「負け組み」と呼ばれる人たちにしてみれば、格差があるのは良いことだなんていうのはけしからん話かもしれないが、同じく「負け組み」のオレは、著者の言い分をすんなり納得できた。
ホント云うと、読後感は3つ☆で良かったんだけど、如何せん、出版社が幸福の科学ってところに引っ掛かってしまったもんで☆2つ。
だれが云ったか失念したが、「社会主義とは体系化された嫉妬の論理」という言葉がある。どんなに立派な理屈をこじつけたところで、この思想の根底にあるのは、「オレの持っていない物をおまえが持っているのは気にいらねえ!」ってところにある。オレはそう解釈する。
しかしだ、世の中の発展というものは皆がギリギリの生活であったなら起りえただろうか。余裕のある人たちが生み出したものによって、結果的に皆が便利な暮らしを得ることができたのではないだろうか。
成功者を見て、悔しいと思う気持ちはあって良い。卑しいのは、自分がそこへ行けないからといって、そこから相手を引き摺り下ろそうって発想であると思う。
実は格差に伴う嫉妬心の解決法としては、欲を抑えて努力をし、成功者を祝福する以外にありません。みんなで嫉妬心を正当化して金持ちからたかることを制度化したのが共産国家だったわけですが、結局、全員が貧しくなっただけに終わりました。(p89,第2章 貧困の克服は国家の役割なのか—企業家こそが世界を救う)
無理に結果平等を実現しようとすると、全員が貧しくなるだけ。だから著者は、日本に蔓延している社会主義の呪縛を解けと云っている。
いったい社会主義の根本的な誤りとはなんだろう。この思想の"教祖"マルクスの発想にあるものは「階級社会」である。
「階級社会」とは、例えば、資本家と労働者です。マルクスは農民や労働者は、資本家に搾取されていると考えたわけです。しかし、この「搾取」という言葉自体が実は経済学的ではないのです。
というのは、経済学を研究している人でもよく勘違いするのですが、資本家、労働者、地主というのは、実は「身分」ではないのです。
「機能」なのです。(p18,第1章 格差社会は本当に悪なのか—今こそ「社会主義の呪縛」を解け!)
そして、この立場は流動性があって固定化されたものではない。地主が労働者でも有り得るし、会社員でも株主で有り得る。むしろ、凶惨国の方が身分が固定されているくらいだ。
社会主義の元祖マルクスについて面白いことを云っている。
本書では、いろいろな学者を俎上に上げているが、例えば、ケインズにしろ、バヴェルクにしろ、シュンペーターにしろ、自分自身経済的に成功を収めている。
ならば、マルクスはどうか。
ところが、有名な経済学者で一人そうではない人がいました。
それがマルクスです。マルクスは貧乏で晩年も恵まれませんでした。お世辞にも成功したとは言えない人生です。
言ってしまえば、自分を成功させた人の理論は経済を発展させましたが、自分の人生を成功させることのできなかった人の理論は世界を貧しくしたということです。
やはり、豊かになろうと思えば、成功者の理論を学ぶべきです。マルクスは猛勉強して読書に励んだかもしれません。その努力は立派ですが、人生には敗れているわけです。しかも学説が間違っています。敗北した人の理論を学べばやっぱり敗北するという、考えてみれば当たり前のことになっただけなのです(p182,第4章 経済学は本当に役に立っているのか—教科書では教えない経済史)
"金持ちの考えた経済学は効くが、貧乏人の考えた経済学は効かない"というわけか。文証・理証より、現証といっても良い。
弱者の救済といえば聞こえはいい。しかし、弱者であることが武器になるような社会にしてはならないはずである。だが、社会主義者というのは、国家がなんでも面倒をみるべきという発想を持った者が多いのではないか? しかも、どういうわけかその手の者は、根底において国家を否定している。国家を否定していながら、国家に無理難題を要求する。最早、国家を疲弊させて国家の崩壊を促そうとしているのではないかと思えるほどである。
限られた資源を使って最大の成果を出すという視点がないのです。福祉国家とか社会主義国家の特徴は、財源の問題を無視しているところです。資源が無限にあるという前提で初めて成り立つ議論なのです。(p82,第2章 貧困の克服は国家の役割なのか—企業家こそが世界を救う)
国家はドラえもんじゃないってこと。
そして、発想の転換というか気づいていなかったこと。 デフレについて。
考えてみればデフレが起きるのは当たり前のことです。東西のヨーロッパが一つになったということは、どういうことでしょうか。東ヨーロッパの賃金は西ヨーロッパよりはるかに安いのです。 つまり、今までドイツやフランス、イギリスでつくっていたものを、ポーランドやハンガリーに工場を移すだけでかなり安くできるようになります。さらにそこに中国が入ってきます。中国では東欧以上に安くできます。
すると東欧や中国でもつくれる品物を日本やドイツ、アメリカでつくっても、価格競争で敗れ去ることになります。実際、日本のタオル産業などは低価格の中国産に押されて大打撃を受けています。
これはベルリンの壁崩壊で起きた津波という自然の流れであって、津波に文句を言っても仕方がないところがあります。津波が来たら高台に逃げるしかありません。
高台とは技術で言えば高い技術のことです。低い技術しか持っていないと津波に呑み込まれてしまいます。
従って津波がやってくるのであれば「高い技術を身につけておきなさい」ということになります。現にデフレという津波が押し寄せても、高い技術を持ち、高品質の製品をつくっているところは全然やられていません。
中国がいくら安い繊維製品をつくってもルイ・ヴィトンやシャネルやエルメスはやられたりしていません。高台にあるからです。
海抜ゼロメートルにあるような、どこの国でもできるようなものしかつくれないと津波に呑み込まれてしまいます。ということは国内にアルプスやヒマラヤみたいな高い山脈を抱えている国ほど生き残れるということになります。高い山とは他の国では真似のできないような質の高い技術を持っているということです。そして日本はまさに高い山脈を抱えている国なのです。(p106〜107,第3章 いつまでデフレ問題で騒ぐのか—間違いだらけの経済学)
これは日下公人の著書にもあった指摘である。日本のような技術の高い国は、量の経済から質の経済へ移るべきということ。ブランド力の強化ということか。
あと、円高で日本の輸出産業が悲鳴を上げているというのもよく聞く話で、たしかにそのとおりのところもあるかもしれない。しかし、次のような指摘もある。
現在、日本の輸出品の八割ほどは生産財や資本財なのです。消費財はほとんど輸出していないのです。自動車などはすべての輸出品の中で言えばほんの一部です。トヨタやホンダなどは世界中に輸出しているイメージがあるかもしれませんが、海外で売っているのは海外で生産しています。言うほど円高や円安の影響を受けていないのです。「自動車産業が円高でやられたら日本は危ない」というニュースはほとんどフィクションの世界、昔話の世界です。 では輸出の中心となっている生産財や資本財とは何でしょうか。何か製品を生産するために必要なものです。工作機械とか金型とか部品とかのことです。(p108,第3章 いつまでデフレ問題で騒ぐのか—間違いだらけの経済学)
ひとつひとつツッコミ入れるほど経済通でないため、この手の経済本を読んだときの評価の基準は、日本経済に悲観的か楽観的かという点で、読後感の快・不快を決めるしかない。
ならば本書は快である。日本はまだまだ捨てたもんではないと思えた。
にも係わらず、もやもやしたものが残るのはやはり、幸福の科学からでている本ってところにある。こういうことを書く人が、ここの信者なんだろうか?
だとしたら、いったい何がよくてやってるんだろうか?
Newtype 2011年6月21日 (火) 01時24分 書籍・雑誌:☆☆ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
国際会議で「くたばれ、日本」? もはや哀れみの対象に WEDGE Infinity(ウェッジ) via kwout
ベトナムもフィリッピンも、領土問題でシナと火花を散らしている。当然それについて自国の立場を主張する。
尖閣を手始めとしてシナから領土侵略を受けている、我が国の代表"市民"もきっと立派に日本の立場を示してくれたはず・・・・・・
国際会議で「くたばれ、日本」? もはや哀れみの対象に WEDGE Infinity(ウェッジ) via kwout
各国の国防相が集う安全保障上の会議で、軍事を語らぬ"市民"。
なるほど、日本は領土問題に無関心なんだと露助も受けとったはずで、
国際会議で「くたばれ、日本」? もはや哀れみの対象に WEDGE Infinity(ウェッジ) via kwout
「我々は勝った。お前らは負けた。気の毒だな。」
北方領土問題の結論はでた感じか。
尤も、これについては自民党政権のときからだけど。
自国の領土を主張しながら、漁業やるために露助に金払ってるんじゃ、舐められて当然か。
北方領土といえば鈴木宗男だが、彼といえば、二島先行返還論というのがあったはず。
実は、鈴木の二島先行返還論はロシアの諜報工作だったという疑念がある。二島先行返還論のシナリオライターは佐藤優であり、オリジナルの作者はロシアである。(p85,いいかげんにしろ!外務省)
はたして、露助は二島先行返還論で何を企んでいたのか。そもそも"先行"などというのは眉唾もんじゃないのか。
内村剛介氏によると、それはとても苦労してきた露助の被害者意識からきているのだそうだ。
今となっては、こんなことを考えることさえ無駄ってもんだが。
ところで、この記事の最後に、露助の勝利宣言を聞いて顔を見合わせてふきだすように苦笑した、とある。
相手は、この記者の友人のナベツネだそうだ。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/GDwqlCHS0GQ?version=3][埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/pYAt4MVANHo?version=3]Newtype 2011年6月17日 (金) 09時27分 ニュース, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
というのが真相か。さもありなん。
核兵器を持てないという足枷をはめている日本だ。
丸腰の経済大国など想像を絶する事態だ。
下手に手をだすと痛い目に合うぜって潜在的恐怖を、特に、嫌でも近所付き合いをせざるをえない国に対して与えておかねばならないわけだ。
知らないのは日本人だけ?(Part2)「原発は安い」という作られた神話 JBpress(日本ビジネスプレス) via kwout
シナ人には国境意識はないという。これをへ〜わ的に解釈するのがへ〜わ主義者である。
だが、国境などというものはその時々の互いの力関係によって、広がりもすれば狭まりもするという考えなのがシナ人だ。
これを、「世界市民的傾向性」を持っているなどという、お花畑な解釈をしていると手痛い目に合うことになる。
それを知っていてあらゆる社会的問題を政治闘争の道具として利用し、日本で赤い革命を起こすことを夢見ているアホどもが"サヨク・プロ屍民"である。
このアホどもはシナの核には怒らない。
領土拡張意欲をあからさまに見せつけているシナの核には目を瞑る。
こいつらは本当に日本を心配して反核運動をやっているのだろうか?
違うな。
在日ウイグル人のイリハム・マハムティさんたちは、日本の反核運動に参加しようとしたが、みごとに断られたという。
つまり、全部、シナの息がかかっているのか、シナに遠慮して本当に人権のことなど考えていないということだろう。(p312,NHK捏造事件と無制限戦争の時代)
かつて、ソ連の核を平和の核と呼んだように、今はシナが日本を"解放"してくれることを夢見ているに違いない。
そのためには日米同盟はなんとしても邪魔だ。
核兵器に転用可能な技術を倭猿めが持っているなどということも、許されないことなのだ。
それがサヨク・プロ屍民どもの本音であろうな。
この脱原発示威に集った人々には、もちろん一般国民もいるだろう。
が、明らかに"残念な旗"を振ってる奴らがいるw
9条、沖縄、ユニオン、その他諸々w
赤い!赤すぎるwww
Newtype 2011年6月16日 (木) 15時09分 日記・コラム・つぶやき, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
井上 靖 :著
文春文庫,1982
読後感:△しろさんかく
【不審な女の登場によって翳る妻の心理。男女のめぐりあいの数奇な運命のなかでたぐりよせた愛の絆とは何だったのか。二人の青春のドラマを再確認する道程なのだろうか。解説・福田宏年】
これはNHKのラジオドラマとして書き下ろした作品だそうで。
社長婦人の波子は夫の浮気を嗅ぎつける。
若い娘である。
その娘にどうやら夫は貢いでいるらしい。
夫の海外出張を空港で見送った後、そのまま夫の部下に命じてその女の家に乗り込んでいく。
夫とこの娘の関係はなんなのか。果たして本当に不倫なのか。
「人間というものは、みんな遠くに見える海のようなものをもっていますよ・・・・・」
波子と夫の古い友人、円藤はそう呟いた。
それほどドロドロした展開は見せないのは、ラジオ小説というのもあってのことか。
誰も不幸せにしない幕引きで、後味は悪くはない。
神経が殺伐としてくる情報が多すぎるから、自分にはこういうのも必要なんだ。
Newtype 2011年6月15日 (水) 06時15分 書籍・雑誌:△しろさんかく | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
JAMS オーストラリアニュース 児童ポルノ扱いの任天堂ゲーム販売禁止 via kwout
オージーも頭堅いな〜、と思ったものの・・・・
レイプ大国オーストラリアの新事実 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト via kwout
これが真実とすると、2次元物とはいえ神経過敏になるのも無理もないのかなと思うしだい。 オージーよ、鯨より自国の女性を保護した方がいいんじゃないか? [埋込みオブジェクト:http://www.youtube-nocookie.com/v/MhG6CuJiR2E?version=3&hl=en_US]Newtype 2011年6月14日 (火) 22時20分 ニュース | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
自国の勇者になんてまねを! この警察どもは国賊だ!
「日本で文化財を窃盗しよう」渡航費のため窃盗、男4人を逮捕=韓国 2011年06月13日(月) 11:26:16 [サーチナ] via kwout
悪いのは全部日本だ!
たとえ事実がどうであろうと悪いのは日本である!
倭猿のくせに生意気な!
「ずうずうしい」...日本の盗難文化財の再調査要請に非難の声=韓国 2011年05月10日(火) 14:51:16 [サーチナ] via kwout
倭猿に文化を与えたのは我々だ!
倭猿こそ感謝しろ!
「日本が文化財を大切に保管」...韓国議員"感謝発言"に大非難 2010年12月14日(火) 16:12:13 [サーチナ] via kwout
感謝の印にまずは参政権寄こせ!
倭猿のくせに悪あがきしてないでさっさと国を明け渡せ!
外国人参政権「努力する」...公明・山口代表が韓国大統領に約束 2010年11月24日(水) 11:37:56 [サーチナ] via kwout
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/RzAqvqF5TuE?version=3]Newtype 2011年6月13日 (月) 15時44分 ニュース | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
読後感:☆☆
【いまや「モンスター」は親だけではない。数々の信じられないウソや偏向報道で日本を腐す大手マスコミの「モンスター」ぶりを暴く!
大手マスコミの"赤い御三家"と、それにしたがう地方新聞やテレビの報道番組。その実態をつつみかくさず明らかにする。】
目次
横田夫妻に残酷だったマスコミ/事件を事件にしない/自衛隊にケチをつける『朝日』/歴史の真実を知らない日テレ/NHKに「言論の自由」!?/未熟な大人をもち上げるTBS/よくぞ言った橋下弁護士/愚にもつかぬ『あるある』騒動/大軍拡に快哉を送った『朝日』/「タミフル騒ぎ」の事実歪曲/「原発はやめろ!」は馬鹿の大合唱/古舘伊知郎の真っ赤な嘘/殺人食品を見ぬふりの『朝日』/正真正銘のマッチポンプ報道/悲しき反安倍キャンペーン/基地と市民と『朝日新聞』/日本を溶かす元凶/嫉妬と偏見の日本国憲法/民主党大統領は日本に不利だ/"侵略者・日本"をでっち上げた米中の都合/祖国を罵る悲しき日系人の「業」/日本の官僚は腐っている!/何度でも言おう、世界はみんな腹黒い
Newtype 2011年6月12日 (日) 06時12分 書籍・雑誌:☆☆ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
中国人民解放軍 - Yahoo!ニュース via kwout
日中友好!日中友好!日中友好!
さあ、このお題目を百万遍唱えてみよう( ́,_ゝ`)プッ
さて、へ〜わ主義者はよく、争いは相手に対する理解がないところからくる、と云う。相手に対する理解が深まれば争いは起きないとでも思っているようだ。
現実には寧ろ、相手を知れば知るほど嫌悪感が増すということもあるのだが、へ〜わ主義者というものはそのへんのところを認めたがらない。
Morgenthau曰く、
"国際紛争が国際的理解によってなくなるという考えは、次のような暗黙の前提に基づくものである。すなわち、国際紛争の争点は誤解から生じているとしても、単に観念上のものであるということ、そして実際には国と国との間には戦うに値するような問題は存在しないということ、である。しかし、これほど真実から遠いものはない。歴史の流れを決定し、地上の政治地図を塗り変えた大戦争は、すべて現実の利益のために争われたのであって、想像上の利益のために争われたのではない。(p528,「国際政治―第30章 世界共同体」,福村出版,1986)
中共が事あるごとに、"核心的利益"という言葉を使っていることを軽く見ないほうがいい。この言葉の元に、現在も南シナ海で悶着を起しているのだから。
シナを"尚文の国"などと崇めている場合ではない。孫子の国を侮らない方がいい。
兵法に曰く、
"善用兵者 屈人之兵 而非戦也 抜人之城、而非攻也、毀人之國、而非久也、必以全争於天下 故兵附頓 而利可全 此謀攻之法也"
(善く兵を用いる者は、人の兵を屈するも、戦うにあらざるなり。人の城を抜くに、攻むるに非ず。人の国を毀やぶるに、久しきに非ず。必ず全きを以って天下に争う。故に 兵は頓(つか)れずして、利 全かるべし。これが謀攻の法である。"謀攻篇")
真正面からぶつかるのは下の下であるという思想である。故に、いかに計略を使って戦わずして勝つかを追求するわけだ。
「戦わずして勝つ」というところがミソ。決して、戦わずして友好ではない。勝ちを狙っているのである。
あくまでも勝つことに意味がある。寧ろ真っ向からぶつかり合っていないだけに、何が起きているのか把握できないまま、気づいた時にはすでに遅しである。
兵は詭道なり(兵者詭道也、"始計篇")とも云う。
果たして文化大恩の国(失笑)はいかなる計略をもってくるか( ̄ー ̄)ニヤリ
強なればこれを避けよ(強而避之、"始計篇")であるから、米国とは真っ向勝負にでることは当面あるまい。現段階は、移民として合法的に彼の国を内部崩壊させていく時であろう。民度の低いシナ人が大量移住してこられた日にゃ、いやでも崩壊する。
そして、親しければこれを離せ(親而離之、"始計篇")であるから、まず、日米同盟を崩壊させねばならないわけだ。
沖縄はそのための駒だな。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/Pq35pCKFogI?version=3]Newtype 2011年6月10日 (金) 12時37分 ニュース, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ケンがバービーに「三行半」 グリーンピースが玩具大手に抗議活動 - MSN産経ニュース via kwout
>近年まれに見るアホ宗団のロルフ・スカー氏は電子メールの声明で「つやつやしたピンク色の箱を開けるとバービーの汚い秘密が見つかる。バービーの包装はインドネシアの熱帯雨林から作られており、目先の利益で伐採されている」とし、マテルのような会社が伐採の状況を考慮せず安易に包装用の紙を購入することにより、今やインドネシアの熱帯雨林に生息するスマトラトラは絶滅の危機に瀕していると主張した。
Shit Shepherdと並ぶアホの二大巨頭(笑)、グリーンピース( ́,_ゝ`)プッがまたやってくれました!
今度はバービーの包装に目を付けたようですねw
さすがアホどものやることは常に斜め上を行きますなあ。
今どきこのアホどもを本当に環境保護活動家などと思ってみている奴はいませんがね〜、こまったことにやってる当人たちは巧く装いきれていると思ってんでしょうな。
グリーンピース設立メンバーの一人で、十五年間も会長をつとめたパトリック・ムーアは『イル・ソーレ24時間』に対して、「今日、大部分の環境運動のリーダーたちは実質的には政治活動家です。エコロジーとか科学ではなく、実態は階級闘争や反グローバリゼーションの活動をしているのです。自分たちの活動をうまく進めるために環境問題を利用しているだけです」と語った。(p232,環境活動家のウソ八百,洋泉社,2008)
まったくこのアホどもときたら!`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
やっぱりなwww、偽善の腐臭漂うところにマルクス教あり!
ここも、"環境保護"という耳当たりの良い旗印の背後でしっかり"赤旗"が翻ってやがったわ!(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
無駄!無駄!無駄!無駄!wwwwwwwwwwwwww
君らにもっと相応しい名前を与えよう!
"レッドピース" と改名したまえ!( ́艸`)プププ
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/mGT56A_kf8A?version=3][埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/Gy9PkuzmIWU?version=3]
Newtype 2011年6月 8日 (水) 19時52分 ニュース, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ガス充填所で爆発...火の玉と化したボンベが次々に空へ=北京 2011年06月07日(火) 17:04:01 [サーチナ] via kwout
「上に政策あれば下に対策あり」
シナ人のやることって、自分とは全く無関係ところで見てるぶんには結構笑えるんだよなw
ところが、こいつらが日本に来るとなると笑い事ではすまんのだわな。
Newtype 2011年6月 7日 (火) 20時02分 ニュース, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
暴走する「地球温暖化」論 洗脳・煽動・歪曲の数々 暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々
著:武田邦彦,池田清彦,渡辺正,薬師院仁志,山形浩生,伊藤公紀,岩瀬正則/出版社:(株) 文藝春秋/発売日:2007
読後感:☆
「地球は危ない」は本当か?頭を冷やして「環境危機」の真贋を見極めよ。アル・ゴアやIPCCの「不都合な真実」を突く。環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド付き。 」
目次
1 人為的「地球温暖化危険論」への疑問(京都議定書の欺瞞—なぜ、消えた「地球寒冷化論」
マイクル・クライトンの問いかけ—環境テロリストが増幅する「恐怖の存在」
温暖化論化する社会—科学を悪魔祓いする恐怖政治
日本は環境先進国の誇りを持て—大失敗の環境政策
アル・ゴア氏は環境十字軍の騎士か—『不都合な真実』の"不都合な真実")
2 エセ科学としての「地球破滅論」(ダイオキシン、環境ホルモン、遺伝子組換え食品、アマゾン消失...—"木を見て森を見ず"の環境危機論
アスベスト、BSE、浄水器、抗菌、虫捕り禁止...—"環境原理主義"にご注意を
途上国ぶるのは止めよ—「地球破壊」超先進国は中国なり)
3 リサイクルもほどほどに(回収するぐらいなら燃やせ—「家電リサイクル」百害あって一利なし)
環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド
胡散臭いったらありゃしない地球温暖化論。眉に唾つけて聞いとけってなわけで、割と好きな武田邦彦と、「前に読んだ本」が好かった池田清彦、そして態度のでかい文体が売り(?)の山形浩生らによる本書は、この問題を考える上での入り口としてお奨めである。
地球温暖化って、科学的に自明のことであるかのような報道されているのが不気味でしかたないんだが、予想通り政治的な問題である可能性が濃厚でありますね。
京都議定書。 日本人は自国の都市の名を冠したこの議定書に、妙な思い入れを持っているんじゃないか。日本が率先してこの義務を果たしていかなくてはならないというような使命感。
奇妙な人種だ。
京都議定書は、会議での合意に基づく国際協定である以上、まぎれもなく政治的な産物である。素直に考えてみよう。世界中を巻き込むような政治的協定が、五十年、百年先の予想に基づいて成立しているのだ。こんなことは、人類の歴史上未曾有の経験であろう。(p23,なぜ、消えた「地球寒冷化論」)
とある。
左巻き文化人は歴史の発展段階なるものを信じて疑わないようだが、なにやらこの問題も、そうなる(そうならなければならない)という説が信仰と化している感が否めない。これを読んでますますその疑惑は深まったね。
人為的な産業活動が地球を異常に温暖化させるという仮説が的中することを前提とする。(同)
「人為的な産業活動」ってとこがミソだな。産業活動を憎悪する思想が裏で腐臭を放っている感じがするんだ。
やっぱりこの動きの背後でも、赤旗が翻ってやがるのかネェ( ̄ー+ ̄)
ところで、日本人は「対決するのではなく、競争したがる」といって、幕末の日本に居た外人が不快感をもったそうだが、この環境問題に於いてもその習性をいかんなく発揮しているようだ。
武田氏が面白い話を披露している。
私の研究室の学生が、環境省に「IPCCの報告書には、南極の氷も北極の氷も、ほとんど海水面の上昇には関係がないと書いてあるのに、環境白書には地球が温暖化すると南極や北極の氷が融けて海水面が上がると書いてありますが、これはどういう理由からですか」と電話で抗議したところ、霞ヶ関の官僚は、「IPCCの長い英語を日本語に訳しているうちに、表現が逆になった」と言い訳をした(p106,大失敗の環境政策)のだそうな。
時流に乗ったほうが無難と判断したのかしらん。ここは対決すべきところだろうに、またしても競争に走る気か?
役所繋がりってことで池田氏の面白い話も。
ぼくがこんなに好き放題しゃべれるのも、大学以外、どこからも金をもらってないからですよ。以前は環境省に頼まれて、生物多様性の調査で大英博物館やオーストラリアに行ったりしてたんですが、外来種問題について、「特に心配する必要はない、ブラックバスの駆除になんか税金を無駄遣いするな」と政府のやり方に文句を書いたとたん、声がかからなくなりました(笑)。(p196,"環境原理主義"にご注意を)
まぁ、その発言が直接的な原因か不明だが、お役所には利権が絡むんで、さもありなんてやつですねぇ。
山形氏の話にも興味深いものがあった。
京都では温暖化問題に続いて、この前、水サミットが行なわれましたが、この問題では水資源保護の推進をしている環境運動家の中に、菜食主義者が多いことが影響しているようです。
というのも、「牛を育てるには穀物が必要で、その穀物を作るには水を沢山使うので、これからは水不足に備えるために、肉食を控えて菜食に切り換えましょう」とマジにやっている。(p173〜174,"木を見て森を見ず"の環境危機論)
もう、なんつうか、妙な使命感に燃えちゃってる連中の頭を冷やすのが先だなと思うよ。
なんか最近、ECOって言葉を聞くのも嫌になってきた。しかしゴミ出しの度に、云い付け通りに分別してる自分がいる。日本人だな〜いかにも。
意味があるんだかないんだが。recycleは「膨大な無駄の積み重ね」とか云うしさ。
いわゆる地球に優しいとかいう触れ込みの商品ってのは、結局、それに使われている資源や生産時に消費する熱量等、総合的に見たら無駄が多すぎのようだ。
善い事やってる気になってるってだけか。踊らされてんぞ、まったく。
そうそう、"シナによる地球破壊はありえる"って云ってるねぇ。これでサヨクどもは、本書を読む価値なしと切り捨てるに違いない。
いやいや、頭冷やすためにも読むべきだってw
Newtype 2011年6月 5日 (日) 22時59分 書籍・雑誌:☆ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
著者:川端 康成
販売元:新潮社
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読後感:△しろさんかく
【教え子と恋愛事件を引き起こして学校を追われた元教師の、女性に対する暗い情念を描き出し、幽艶な非現実の世界を展開する異色作。】
川端康成の雪国は素晴らしかった。その描かれた情景に酔った。その土地に立ってみたいと思わせてくれる本は、自分にとっての好い本の基準のひとつではある。
これはどんなかねぇ、と思い読んでみたけど、自分の性に合わなかった。 美しさはそこはかとなく漂ってくる文章ではあるけども、なんというか"ねっとりした感じ"が全編に付き纏うんだなぁ。
川端氏はイヤラシイんだな。さっぱりしてないんだな。読んでいて、いちいち著者の顔が浮んできてまいった。
まぁ、薄い本だから読むのに疲れはしないものの、情景がころころ変わるという手法をとっている為、なかなか感情移入がしづらいというか。
意識の流れを追った小説。夢の中の出来事のように場面展開の繋がりを掴みにくかったのが難点。
それにしてもこの主人公の元教師というのが、「美しい女を見ると、憑かれたようにあとをつける一人の男。」という設定なのだ。
この当時stalkerという言葉がなかったお蔭で、高尚な文学という立場に君臨できた小説なんじゃないかと思ってしまうくらいの設定なんだなぁ。
出だしからトルコ風呂で湯女に揉み揉みさせている場面とか、著者の姿を想像しちまって参った。尤も、さすがに上品な文章なだけあって、文学として読めるんですがね。
本来、下品な内容だとは思うんだけども、そこを上品に描くのはノーベル賞作家の腕であった。
Newtype 2011年6月 3日 (金) 06時03分 書籍・雑誌:△しろさんかく | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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