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これは大竹愼一と入倉敬太の対談形式をとった共著である。本書は三つの歴史的観点から説かれている。序章より抜粋。
(i)工業化について。"シナにおける工業化を、即近代化として見るのは間違いである。"
・かつて中国は、戦国から秦漢代にかけて、鉄器文明による工業化が著しく進んだ時代があった。しかし、この時の工業化は、漢代以降のアジア的停滞に結果してしまった。農林業の発展を軽視して、森の乱伐をやってのけたからである。おそらく、現代中国の工業化は、このときと似たような展開を歩もうとしている。(p1〜2)
(ii)シナの帝国主義について。"とどまることを知らない拡張主義。"
・中国史を繙くに、現代中共帝国初代皇帝の毛沢東を隋・文帝、明・洪武帝に、第二代皇帝の鄧小平を隋・煬帝、明・永楽帝に置き換えると理解しやすい。現代の工業化を進めてゆけば、石油の確保のため中東へ軍事進出という帝国主義の道を歩まないかぎり、アジア的停滞へ落ち込むことは避けられない。(p2,)
(iii)経済開放化のもたらしたもの。"シナ人が欲望を追求するとき"
・まさに、最近の経済先進圏での万元戸の様は、西門慶の復活を思わせるものがある。
一方で、貧窮に喘ぐ農民は暴動へと流れ、しだいに『水滸伝』の世界も顕れてきた。また、そのような農民反乱を宗教的結社としてまとめ上げる法輪功も登場してきた。王朝末期的な様相も呈してきたといえなくもない。
いずれにせよ、中国大衆の心情としては『金瓶梅』と『水滸伝』の間を揺れ動くというものがあり、それは現代でもまったく変わっていないのだ。(p2〜3)
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結論から言うならば、経済成長とともに、シナも普通の自由主義国となる見方はnaiveであり、シナに対してそのnaiveな感覚で付合うのは、愚かであるということである。
本書は、シナと商売をやっていこうという向きには、特に有益と思われる。
自分などは、なるべくならシナ人とは拘わらずに生きたいと思っているが、マスゴミや企業の経営者なんぞは、シナ抜きの日本経済は考えられないとでもいう論調である。はたしてそうなのか?
安い人件費が魅力なら、すでにシナはその魅力を失っているといわれる。インドのような民主主義の国に移る傾向は、今後増えていくだろう。
国家としても、存在しない領土問題をあえて起してくるような、やくざな連中に依存しない方が善い。
あえて問題を起すといえば、大竹氏はこんなことも云っている。
大竹―かつて日本に中国からボートピープルが押し寄せてきたことがあった。そのときは日本政府が中国政府に抗議して、取り締まりを強く要請し、事無きを得た。
私は、あれは中国政府による茶番ではないかと思っている。おそらくあのボートピープルは、中国政府が意図的に送り出したものではなかったか。まずは、日本政府がどう反応を示すか、得意の観測気球を飛ばしたのではないかと。(p65,「第三章 過剰人口のゆくえ」より)
観測気球を飛ばすとは笑っちまうが、恐らくはシナに限らず、他国がどこまで我慢するか試すということは、どの国もやっているに違いない。
普通の、生存本能を持った国であるなら、たかが無人島のことで緊張関係をもたらすべきではないなどと、左巻きなことは云わんものである。それほど、この度の尖閣問題(領海侵犯)の日本政府の対応は酷かった。
政府は所詮、左巻きのプロ市民政権に過ぎないから、投票したやつらがアホだとしか云いようがない。次の選挙では確実にこのゴミカスどもを叩き落さねばならん。
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