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テラビックを使った3剤併用療法についての新聞記事が、地元紙・熊本日日新聞の社会面に先週大きく掲載されていました。
「熊本大学病院が新Cimg1195薬使用を制限」という見出し。
読んでみると、熊大が熊本県でのラビック使用医療機関を5か所に限定したことに関する批判記事のようでした。
テラビックは重篤な皮膚症状が副作用として出現するため、国は治療にあたって皮膚科との連携を義務付けています。連携について熊本県は「皮膚科の救急対応ができる状態で、必ずしも同一施設の皮膚科でなくてもいい」としていますが、、熊本県拠点病院である熊大は、皮膚科を併設している医療機関に限定したため、結果熊本県では現在5医療機関でしか使用できないことになっています。
このことが患者の選択肢を奪うのではないか、と記事はまとめられていました。
記事を読んで、患者にとって何がベストなのか考えていました。
5医療機関のうち3か所は熊本市内。地方の患者さんが治療をしながら遠くの病院まで通院するのはかなりの負担です。近くで治療できないということで治療を断念する患者もたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、皮膚症状の他にも副作用として腎障害が最近報告されたばかりです。承認されて間もない現在は重い副作用に備えて特に慎重にやるべきではないかと思います。5医療機関で症例を積んだのちに徐々に増えていくのが私達患者にとってベストではないでしょうか。
期待されて登場した新薬こそ慎重にやらなければ、イレッサのように被害が拡大するともかぎりません。
私に25年前投与されたフィブリノゲン製剤は加熱製剤でした。非加熱から加熱へ製造方法が変わり、「次は安全」ということで日本中に販売が開始され、その2か月後に投与されました。多くの医療機関で使用され、その時期多くの感染者が出現しました。
このようなことは二度と起きてはならないのです。
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