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田辺三菱製薬の不祥事
田辺三菱製薬の子会社が注射液の品質検査を省略していたことが発覚し、昨日の朝刊には、社長の謝罪会見の記事が載っていました。
昨年には同じく子会社バイファの試験データ改ざんで業務停止命令を受けています。
これまでもスモン、エイズ、肝炎と薬害事件を引き起こし、そのたびに謝罪しておきながら、なぜまた同じことを繰り返すのでしょうか。
23日の薬害肝炎全国会議では、昨年11月の田辺三菱との定期協議(年1回開催)について報告があったばかり。徹底した検証を求める原告団に対して、薬害肝炎の検証はすでに終了しているので、これ以上の社内検証は必要ない、という回答をしたそうです。
繰り返される不正に、真摯な反省など少しもうかがうことはできません。検証も社員研修も社長の謝罪もうわべだけのもので、いまだに人の命や安全より利益最優先の体質は何も変わっていないことがよくわかります。今回の不正は氷山の一角では?と疑いたくなります。「健康被害は報告されていない」と記事にはありましたが、被害がないから法を守らなくていいはずはありません。被害が起こってからでは遅いのです。
厳しい処分を何度課せられても同じことを繰り返すこの企業はこのままの体制で存続していいのでしょうか?
でこぽん
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