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肝臓学会とS社主宰でした
市民公開講座として熊本県でも各地で開催されたようです。製薬企業が開催しているので抵抗がありましたが、熊本では医療講演会も少ないので、単に医療情報を聞くために行ってみました。会場にはスーツ姿の社員がいっぱいいて、「いらっしゃいませ」とお出迎えされ、変な感じでした。
講師は熊大の佐々木消化器内科教授。8月に入院していたので何回かお目にかかったことがありました(イケメンです)。肝臓病について幅広く講演されました。最近は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)が注目されており、放置すると肝硬変、肝癌に進行することがあるそうです。
IFN治療の今後として、いくつかの治療法が治験中であったり薬剤が開発中であったり。やはり医療は日々進歩しているようです。以下は今日の内容の一部です。
熊大では、
1.ペグインターフェロン単独投与少量長期投与(治験中)
2.肝硬変に対するペグインターフェロン/リバビリン療法(治験中)
3.ペグインターフェロン/リバビリン療法の改良(開発中)、
新しいインターフェロン:アルブフェロン(2週間に1回の投与が可能)
リバビリンの改良:ビラミジン(貧血の軽減)
4、その他、新規抗ウイルス薬の開発が行われています。
STAT製剤、 ウイルスの増殖、複製に関わる酵素を阻害してウイルス量を減らす薬剤
プロアテーゼ阻害剤(国内で治験開始)、ポメラーゼ阻害剤(海外で治験中)、いずれもインターフェロン治療との併用による治療効果の増強が基本。インターフェロン療法との併用で治療期間の短縮が得られる可能性。
あくまでも現在行われているインターフェロン療法が基本のようです。私達患者の時間は限られており、病気の進行といたちごっこでは間に合いません。少しでも患者の副作用負担が軽く、治療効果の高い治療法が一日でも早く確立されることを願っています。
明日は検証会議傍聴のため東京日帰り。注射日ですが1日延ばそうかと思っています。
アロマオイルのおかげで2晩は安眠でき、今日はすっきり。今夜も眠れますように。
でこぽん
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