軽度〜中等度難聴のある78歳役

2025年10月14日 授業紹介, つぶやき | 固定リンク 投稿者: いけだ

現在、3年生の授業「言語聴覚総合演習I」では、自由会話の演習(グループ)に取り組んでいます。
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言語聴覚士は、ことばの障害がある方と向き合い、リハビリを行う専門職です。

リハビリの現場では、「話すこと」そのものが訓練になります。
だからこそ、私たち言語聴覚士は、「この人と話したい」と思っていただける存在であることがとても大切なのです。

そのために、身だしなみや表情、相づちの仕方、声のトーン、使う言葉や返答の選び方など、ちょっとした工夫や配慮が欠かせません。

特に、初めて会う方と自然に会話を続けていくことは、簡単そうに見えて実はとても奥が深いものです。

演習では、会話そのものを楽しみながら、信頼関係を築いていくことの大切さも体験してもらっています。

学生さんたちが少しずつ「話したいと思ってもらえる言語聴覚士」に近づいていく姿を見るのは、教える側としても嬉しい時間です。

私は「軽度〜中等度の難聴がある78歳の女性」という役を演じています。

学生さんたちが一生懸命質問してくれるのですが、「趣味は何ですか?」と聞かれるたびに、つい「洋裁」「お菓子作り」「旅行」「料理」「掃除」「喫茶店でお茶を飲むこと」などと、それらしく答えています。実は、「旅行」以外本当の趣味ではないんですけどね(笑)

本当は・・剪定です。

「実家の庭木をまぁ〜るくカットすること」。
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今回の仕上がりは・・・、我ながら、よくできた!と感じています。

丸みのバランスも高さも思い通り。

完全に自己満足の世界ですが。。。

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