2010年6月
新しい研究テーマ
2010年06月25日 | 固定リンク
応用生物学部の安藤です。
私は先端食品コースで食品の保存法について研究をしています。
4月から新しい研究テーマ"魚卵の保存法"に挑戦し始めました。
まずは手に入りやすいメダカの卵をサンプルに研究をしています。
産まれて数時間後、メダカの卵を顕微鏡で観察すると
[画像:1_5]
いわゆる桑実期という状態です。
そのまま卵を室温で育てると、
[画像:2_3]
1週間くらいかけて目ができて、体ができて、 [画像:3_3]
孵化します。
今、この卵の温度耐性を調べているのですが、 0°C近い温度で保存した卵には異変が!
実は、魚卵は長期保存ができないサンプルです。 ということで、保存法を見つけるために始めたのですが・・・
野菜や肉のように単純に低温保存するのは難しいようです。 新しいアイデアを考えねば。
経過はまたの機会にお伝えします。
みなみ野周辺
2010年06月22日 | 固定リンク
BS学部教員のHMです。
私は4月に着任したばかりで、八王子へも3月末に引っ越して来たばかりです。長い関西暮らしのせいで、最初は折角のボケへのツッコミのなさに戸惑うこともありました。が、かれこれ3ヶ月ほど経ち、ようやく慣れて来ました。いや、慣れて来たというか、実際には、まだ立ち上がったばかりの寂しい研究室で、一人でボケて一人でツッコムことを覚えつつあります。早く学生来ないかな。
さて、そんな私は、大学から歩いて通えるエリアに居を構えてしまったので、今回は大学の周辺事情などを少々書いてみようと思います。
まず、一番重要なのは最寄り駅ですね。これは、横浜線の八王子みなみ野駅になります。大学は、ここから徒歩15分の丘の上にそびえ立っており、真ん中から先っぽの部分が森の中からにょっきり首を出しているのが見えます。これだけでも遠目にもかなりインパクトがありますが、キャンパスへ入ってもやはり同じくらいのインパクトがあります。まるで地球連邦軍かなにかの前線基地のようで、正門横の池からはマジンガーゼットも出てきそうです。
みなみ野駅の近くには、裏から見ると階段状の形をしたちょっと不思議な造形の学生寮も建っています。他にも、ショッピングモール、スーパー、ホームセンター、コンビニと、大概のものは全部揃っているので、まず生活に困ることはないでしょうね。この駅は確か出来て間もないはずですが、工科大が最寄りということもあって、大学生の街という印象を与える活気ある街が形成されている感じです。
私も生活しているのでよく分かりますが、この辺りは少し離れるだけで閑静で過ごしやすい住宅街になります。公園というか緑地も多く、私も週末はよく散歩に出かけるのですが、このまえ道端にトケイソウが咲いているのを見つけました。こんなんが道端に咲くなんて、やっぱトウキョウっておしゃれやなぁと思いつつ写真を撮ってみたりしています。
そんな、工科大の八王子キャンパスと、そのお膝元であるみなみ野駅の周辺ですが、いざ都心へ出掛けるにしても便利だし、かといって普段は誘惑も多すぎず、大学の4年間、勉学(とその他いろいろ)に励むには程よい環境と言えるでしょう。私もこれから大学生活をエンジョイしていきたいと思っていますが、もっとたくさんの人が八王子キャンパスを訪れて、この環境の良さを実感してもらえたらなぁと思います。
8月21日(土)のオープンキャンパスと実験講座
2010年06月17日 | 固定リンク
8月21日(土)にオープンキャンパスが開かれます。
この日は以前のブログで紹介した「応用生物実験講座」も開催されます。応用生物実験講座に興味がある人はこちら→https://www.teu.ac.jp/siryou/rika/
また、東京工科大学応用生物学部の授業と研究内容を詳しく知りたい高校生も集まってください!詳細は後日大学HP(http://www.teu.ac.jp/event/006657.html )に掲載される予定ですが、このブログをご覧のみなさんに一足早く内容を紹介します。バイオテクノロジー・環境・食品・化粧品の中から、きっと大学で勉強したい分野が見つかりますよ。
模擬授業は次の2題です。一足早く大学の講義を体験しよう!
「紫外線ケアと光老化」 無防備に紫外線を浴びると皮膚の老化を早めることになります。紫外線との上手な付き合い方についてお話しします。(前田憲寿教授)
「環境中の微量物質と環境ホルモン」 極めて微量な量で作用を示すホルモンの働きと、それに関わる研究でわかったことを紹介します。(斎木博教授)
また、体験ライブとして2つの実験を体験できます。
「蛍光タンパク質やいろいろな物の蛍光を観察しよう!」 緑色蛍光タンパク質(GFP)や紙幣に使われている蛍光インク、いろんなものの蛍光を観察してみよう!(加藤輝准教授)
「コエンザイムQ10クリームを作ろう」 我々の体を酸化から守ってくれるコエンザイムQ10。そのコエンザイムQ10の入ったクリームを作ってみよう。(山本順寛学部長)
さらに、次の9研究室の紹介があります。大学の研究室に入って先生や先輩から研究の説明を受けたり、質問したりできます。
「プラナリア再生と遺伝子」 切っても切ってもプラナリアは再生モデル動物。遺伝子を壊した個体を解析して何が大切か見つけます。(機能性RNA工学(杉山友康)研究室)
「大学発の医薬品を目指して・・・・」 生物工学的な発想で、産学協同の創薬研究を推進しています。(生物創薬(佐藤淳)研究室)
「羊さんの血液を見てみよう!」 羊さんの赤血球や白血球を顕微鏡で見てみよう。同時に自分の血圧、脈拍、体表温などを測定してみよう。(生体成分計測(後藤正男)研究室)
「肌を科学する」 肌のキメや弾力性・水分量が測定できます。乾燥肌ケアに役立つ肌水の作り方も教えます。(美科学(前田憲寿)研究室)
「食品関連の発酵と微生物」 発酵は、まずお酒そして乳製品です。豆乳の利用も増えています。微生物の利用技術ですから、培養の研究も大切です。(食品工学(山下隆)研究室)
「応用微生物学って 何?」 われわれ人間は微生物を利用して食べ物をつくったり、廃水を浄化したりしています。なじみのある微生物を実際に見てみましょう。(応用微生物学(西野智彦)研究室)
「微生物を見てみよう」 大腸菌や酵母など身近にある色々な微生物をグラム染色して、顕微鏡で観察します。(環境バイオ(斉木博)研究室)
「植物の力を見てみよう」 塩水でも育つマングローブや芝、乾燥に強いヤトロファなどの植物とそれらを使った研究について説明します。(植物工学(多田雄一)研究室)
「水環境を測る」水1リットル中にたった1ナノグラムしか溶けていない微量物質を測ったり,水環境の小さな生物を顕微鏡で観察したりを体験します。(水環境工学(浦瀬太郎)研究室)
7月31日(土)のオープンキャンパス
2010年06月16日 | 固定リンク
7月31日(土)のオープンキャンパスでは、新しい試みを行ないます。高校生の理科離れが指摘される今、高校生のみなさんに先端研究への興味を持っていただくために、「先端応用生物講座」を開講します。本学の最先端研究をご紹介することで、優れた研究を通した大学・大学院教育を理解していただければ幸いです。
また、東京工科大学応用生物学部の授業と研究内容を詳しく知りたい高校生も集まってください!詳細は後日大学HP(http://www.teu.ac.jp/event/006657.html )に掲載される予定ですが、このブログをご覧のみなさんに一足早く内容を紹介します。バイオテクノロジー・環境・食品・化粧品の中から、きっと大学で勉強したい分野が見つかりますよ。
先端応用生物講座は次の2題です。最先端の研究をわかりやすく解説します。
「コエンザイムQ10結合タンパク質の発見とその意義」 ATP産生と優れた抗酸化能を持つコエンザイムQ10に結合するタンパク質を発見した。その意義をノックアウトマウスを用いて考察する。(山本順寛学部長)
「大学発の医薬品を目指して-PEGラクトフェリンの開発-」 安定性や腸管吸収性を向上させたPEGラクトフェリンの開発に成功した。はたして大学発の医薬品になり得るか?(佐藤淳教授)
また、体験ライブとして2つの実験を体験できます。
「顕微鏡を作ってミクロの世界をのぞいてみよう!」 球レンズ顕微鏡を製作し、植物細胞やプランクトンを観察します。製作した顕微鏡は、記念に差し上げます。(村松宏教授)
「化学で食品偽装をあばく!」 試薬を使って、米の鮮度やはちみつの産地を化学的に調べます。(遠藤泰志教授)
さらに、次の9研究室の紹介があります。大学の研究室に入って先生や先輩から研究の説明を受けたり、質問したりできます。
「大学発の医薬品を目指して・・・・」 生物工学的な発想で、産学協同の創薬研究を推進しています。(生物創薬(佐藤淳)研究室)
「羊さんの血液を見てみよう!」 羊さんの赤血球や白血球を顕微鏡で見てみよう。同時に自分の血圧、脈拍、体表温などを測定してみよう。(生体成分計測(後藤正男)研究室)
「肌を科学する」 肌のキメや弾力性・水分量が測定できます。乾燥肌ケアに役立つ肌水の作り方も教えます。(美科学(前田憲寿)研究室)
「コエンザイムQ10など抗酸化物質の役割」 抗酸化研究の最先端をご覧に入れます(抗加齢医化学(山本順寛)研究室)
「食品関連の発酵と微生物」 発酵は、まずお酒そして乳製品です。豆乳の利用も増えています。微生物の利用技術ですから、培養の研究も大切です。(食品工学(山下隆)研究室)
「応用微生物学って 何?」 われわれ人間は微生物を利用して食べ物をつくったり、廃水を浄化したりしています。なじみのある微生物を実際に見てみましょう。(応用微生物学(西野智彦)研究室)
「微生物を使った水質検査」 水が汚染されている度合を,遺伝子組み換え大腸菌など、様々な微生物を使って調べています。(バイオセンサー(秋元卓央)研究室)
「微生物を見てみよう」 大腸菌や酵母など身近にある色々な微生物をグラム染色して、顕微鏡で観察します。(環境バイオ(斉木博)研究室)
「植物の力を見てみよう」 塩水でも育つマングローブや芝、乾燥に強いヤトロファなどの植物とそれらを使った研究について説明します。(植物工学(多田雄一)研究室)
7月18日(日)のオープンキャンパス
2010年06月15日 | 固定リンク
7月18日(日)にオープンキャンパスを行ないます。東京工科大学応用生物学部の授業と研究内容を詳しく知りたい高校生は集まってください!詳細は後日大学HP(http://www.teu.ac.jp/event/006657.html)に掲載される予定ですが、このブログをご覧のみなさんに一足早く内容を紹介します。バイオテクノロジー・環境・食品・化粧品の中から、きっと大学で勉強したい分野が見つかりますよ。
模擬授業は次の2題です。面白そうなタイトルですよね。
「水ビジネスを支える環境技術」生物や化学の知識は,環境改善にも応用されています。この講義では,膜と微生物を利用した技術による最新の水ビジネスを紹介します。(浦瀬太郎教授)
「栄養科学 de ダイエット」健康で美しく痩せるのは誰しもの願いです。栄養科学的なダイエットの話をしますので是非聞きに来て下さい。(梶原一人教授)
また、体験ライブとして2つの実験を体験できます。
「溶かしたり・固めたり - 界面活性剤の不思議」乳液、クリーム、口紅など化粧品で使われている「界面活性剤」。ほんの一滴加えるだけでおこるダイナミックな変化を体験してみよう。(柴田雅史准教授)
「光るお習字(発光バクテリア)」墨汁ならぬ菌汁を使ってお習字をしてみませんか!(佐々木聡教授)
さらに、次の9研究室の紹介があります。大学の研究室に入って先生や先輩から研究の説明を受けたり、質問したりできます。
「プラナリア再生と遺伝子」切っても切ってもプラナリアは再生モデル動物。遺伝子を壊した個体を解析して何が大切か見つけます。(機能性RNA工学(杉山友康)研究室)
「大学発の医薬品を目指して・・・・」生物工学的な発想で、産学協同の創薬研究を推進しています。(生物創薬(佐藤淳)研究室)
「羊さんの血液を見てみよう!」羊さんの赤血球や白血球を顕微鏡で見てみよう。同時に自分の血圧、脈拍、体表温などを測定してみよう。(生体成分計測(後藤正男)研究室)
「DNAを解析しよう!」遺伝子組換え技術の基本操作(集める、分ける、見る)を体験しよう!(応用生体科学(矢野和義)研究室)
「コエンザイムQ10など抗酸化物質の役割」抗酸化研究の最先端をご覧に入れます(抗加齢医化学(山本順寛)研究室)
「応用微生物学って 何?」われわれ人間は微生物を利用して食べ物をつくったり、廃水を浄化したりしています。なじみのある微生物を実際に見てみましょう。(応用微生物学(西野智彦)研究室)
「微生物を見てみよう」大腸菌や酵母など身近にある色々な微生物をグラム染色して、顕微鏡で観察します。(環境バイオ(斉木博)研究室)
「植物の力を見てみよう」塩水でも育つマングローブや芝、乾燥に強いヤトロファなどの植物とそれらを使った研究について説明します。(植物工学(多田雄一)研究室)
「水環境を測る」水1リットル中にたった1ナノグラムしか溶けていない微量物質を測ったり,水環境の小さな生物を顕微鏡で観察したりを体験します。(水環境工学(浦瀬太郎)研究室)
【予告】AO入試の情報
2010年06月11日 | 固定リンク
今年度の応用生物学部のAO入試は8月と10月の2回行なわれます。
8月
出願期間:8月2日(月)〜8月9日(月)(消印有効)
試験日:8月29日(日)
合格発表日:9月17日(金)
10月
出願期間:9月21日(火)〜9月28日(火)(消印有効)
試験日:10月24日(日)
合格発表日:10月29日(水)
詳細は、後日大学のHPに掲載されますので、東京工科大学の応用生物学部でバイオ、食品、環境、化粧品について学びたいという強い意志をもった高校生の皆さんは、是非チェックしていてください。
第3回 高校生のための応用生物実験講座の募集が開始されました
2010年06月04日 | 固定リンク
高校生の皆さん、以前にこのブログで予告した東京工科大学 第3回 高校生のための応用生物実験講座の申し込みが始まりました。
今回のテーマは、「日焼け防止化粧品のナノ技術を探索しよう」(担当:柴田雅史先生)、日時は、2010年8月21日(土)10時〜15時です。
化粧品の実験をしてみたいという方は、是非参加してください。
申し込みは、https://www.teu.ac.jp/siryou/rika/ からお願いします。
出張講義のご案内
2010年06月03日 | 固定リンク
東京工科大学応用生物学部では、教員が高校に出張してバイオ・理学分野の講義を無料 で行なっています。大学の講義内容をもとにわかりやすく、希望される時間内にまとめて講義します。ご依頼は少人数でもお気軽に、大学広報課(メール:pr@so.teu.ac.jp または、0120-444-903(フリーダイヤル))までご相談ください。興味ある講義を見つけた高校生の皆さんは学校の先生に頼んでみてください!
以下は、2009年度の実績です。
2009年5月30日東京・私立生命活動を支配する分子のカタチ(形)
2009年6月12日都立 世界水の旅
2009年6月19日都立 知らないと怖い紫外線の話
2009年7月7日 都立 免疫学と恋愛のサイエンス
2009年7月8日都立 高校時代からの健康長寿の準備:コエンザイムQ10の話
2009年7月10日神奈川・県立進路ガイダンス
2009年7月16日神奈川・県立DNAってどんなもの?
2009年7月25日東京・私立身のまわりの化粧品科学
2009年7月30日山梨・県立バイオ材料の化学
2009年10月3日東京・私立食品の科学-あなたの知らないあぶらの世界-
2009年10月9日東京・私立GFPの化学
2009年10月9日東京・私立iPS細胞を使った未来の医療
2009年10月13日神奈川・私立機能性食品とダイエット
2009年10月17日東京・私立バイオテクノロジーと微生物
2009年10月20日東京・私立生物と遺伝子
2009年10月21日都立 おいしさの科学-ワイン造りとおいしさの化学的分析
2009年11月2日神奈川・県立生活活動を支配する分子のカタチ(形)
2009年11月5日東京・私立地球の未来をつくる植物バイオテクノロジー
2009年11月5日長野・県立バイオテクノロジーと環境
2009年11月6日神奈川・県立21世紀バイオの課題
2009年11月6日神奈川・県立体の中の栄養素の働きについて
2009年11月9日神奈川・県立ヒトゲノムの不思議とDNA鑑定
2009年11月11日東京・私立バイオテクノロジーの世界
2009年11月12日埼玉・私立DNA鑑定による個人識別技術
2009年11月13日都立 環境と健康を測るバイオテクノロジー
2009年11月17日神奈川・県立DNA・タンパク質と生物
2009年11月18日東京・私立生活の中の遺伝子組換え技術を考えてみましょう
2009年11月21日東京・私立生物多様性と遺伝子解析
2009年11月25日千葉・県立身近で最先端のバイオテクノロジー
2009年12月2日東京・私立身近な微生物とバイオ
2009年12月14日神奈川・私立DNAってどんなもの?
2009年12月15日東京・私立皮膚と洗顔の科学
2009年12月18日東京・私立バイオテクノロジーと環境
2009年12月21日都立 植物は地球を救う
2010年2月17日東京・私立食品の科学-あなたの知らないあぶらの世界-
2009年3月3日東京・私立紫外線と光老化
2010年3月11日神奈川・私立生活の中の遺伝子組換え技術を考えてみましょう
2010年3月12日埼玉・私立iPS細胞を使った未来の医療
2010年3月4日東京・私立光る生物の作りかた
2010年3月15日神奈川・県立バイオテクノロジーの発展の歴史を過去から現在にわたって概観する
2010年3月18日埼玉・県立分子と分子の間に働く力