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さて、ついに退職エントリだ。私は米国のオープンソース・ムーブメントを日本で再現するためのコアを作るために民間企業へやってきたはずだった。それから21年、随分と長い航海になってしまったが、結局様々な尻拭いを続けてきたという感慨ばかりが起きてくる。一つの歴史として書き残すいいタイミングなのでその苦闘を振り返っておこう。 なお、長く付き合いが続いてしまう米国側法人は下記のように名称が変化している。なるべく頭に米国と付けて日本側法人と区別しやすいように記述するが、突然名称が変わったりするので注意してほしい。多くがもはや消滅した法人のことなので、さすがに一気読みするような酔狂な人はほぼいないと思うが。 VA Research Andover.net ↓ ↙︎ (VAによる買収) VA Linux Systems ↓ ↘︎ (Andoverから社名変更) VA
The CentOS Projectは12月8日、Linuxディストリビューション「CentOS」の開発方針の変更を発表した。「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換の「CentOS Linux」からフォーカスを「CentOS Stream」に移すという。「CentOS Linux 8」は2021年に終了するとしている。 CentOS(Community ENTerprise Operating System)はRed Hat Enterprise Linux(RHEL)と互換を目指すディストリビューションを開発するコミュニティプロジェクト。オープンソースで公開されているRHELのソースコードを元に、商標など無償公開・配布の際に問題となる著作物を取り除いてビルドし、公開している。2004年に歴史を遡るプロジェクトで、途中存続の危機を迎えがら2014年にRed H
スラドと OSDN の受け入れ先募集を開始して 1 年以上が経過したが、残念ながらこのままサービス終了を終了する運びとなった。 OSCHINA は OSDN を無償で取得したものの、特に活用することができずに多額の費用を費やしたようだ。スラドはもともと OSCHINA に譲渡するのではなく、AWS 上で共存している OSDN から分離して日本企業が引き取るという話になっていた。しかし、分離する前に OSCHINA への譲渡が完了してしまい、OSCHINA 側へ正確に分離の話が伝わっていなかったため、分離の交渉は難航した。ようやく OSCHINA が分離に合意したのは 2023 年 12 月。この時点では引き取りを予定していた日本企業で一定期間事業買収ができない状況であり、OSCHINA 側は既にサービス終了の意向を示していた。 その後、OSCHINA はいったん発表したサービス終了を撤回し
OSCHINA の方針で 1 月 31 日の閉鎖を予告していたスラドと OSDN だが、一転方針が変更されサーバーを停止せずに受け入れ先を募集することとなった。 これにより、両サイトとも当面はこれまで通りアクセス可能だ。ただし、スラド編集部はアピリッツとの契約で更新作業を続けてきたが、契約は 1 月 31 日で終了となるため、更新に関して本日をもって停止する。なお、保守や管理のために何らかの案内等が更新される可能性はある。 スラドまたは OSDN の受け入れを希望する企業の方は、編集部 (osdn_api@appirits.com) までご連絡いただければ、詳細が決まり次第ご連絡差し上げる。末筆となったが、OSCHINA への譲渡後 1 年以上にわたって編集部との契約を続けていただき、引き続きメールアドレスも使わせていただいているアピリッツに感謝したい。 すべて読む | | スラド | ス
Python実装のPyston開発チームは10月28日、メジャーリリースとなる「Pyston 2.0」を発表した。 PystonはCPythonのフォークで、LLVMおよびLLVMのJIT(Just In Time)実行エンジンを使用して構築されたPython実装。米Dropboxのプロジェクトとしてスタートしたが、2017年にDropboxがプロジェクトの支援を打ち切った。2020年はじめに一部の開発者が集まり、Pyston開発をフルタイムで行う企業を立ち上げたと報告している。 Pyston 2.0は2017年1月に公開されたバージョン0.6.1に続くリリース。CPythonと同レベルのC APIのサポートを実現しているという。 コード生成エンジンDynamic Assemble(DynASM)を使うことで、オーバーヘッドの低いJITを実現した。CPythonの最適化も図った。これら強化
GNU Wgetの後継となる「GNU Wget2」の開発チームは9月26日、最新版となる「GNU Wget2 2.0」を公開した。 GNU Wget2はWebサーバーからコンテンツを取得するダウンローダーGNU Wgetの後継で、HTTP、HTTPS、FTP、FTPSを使ってファイルの取得を行う。libwgetを使ってラッピングするようスクラッチから設計し、マルチスレッド対応などの機能を加えた。HTTP2、HTTP圧縮、並列接続、If-Modified-Sinceヘッダ(HTTP)などにより、多くの場合でWget1系よりも高速にダウンロードできるという。ライセンスはGPL v3以上。 バージョン2では、HTTP2アップロードのサポートが加わった。HTML5 ‘download’属性が使用できる–download-attrオプションをサポートしたほか、HTMLダウンロード属性もサポートした。
OpenNebula Communityは4月6日、オープンソースのクラウド基盤の最新版となる「OpenNebula 6.0 "Mutara"」公開を発表した。エッジの強化により、ハイブリッド/マルチクラウド環境の実装を支援する。 OpenNebulaはオープンソースのクラウドインフラ構築・管理ツール。プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、エッジクラウドを構築・管理できるプラットフォーム。OpenNebula 6.0は、2016年6月に登場した5系に続くメジャーリリースとなる。 OpenNebulaが進める分散型のクラウド管理プラットフォーム「ONEedge」プロジェクトの一部として開発した新しいエッジ機能「Edge Clusters」を導入した。具体的には、仮想マシンおよびアプリケーションコンテナなど任意のワークロードを、クラウド事業者/オンプレミスの任意のインフラ(ベアメタル/仮
Google(米Alphabet)とOpen Source Security Foundation(OpenSSF)は6月30日、オープンソースのセキュリティをスコアにする「Security Scorecards 2.0.0」を発表した。 Open Source Security Foundation(OpenSSF)はLinux Foundation傘下の団体で、Googleのほか、米IBM、米Microsoftなどが設立メンバーとなり2020年8月に立ち上げた。Scorecardsプロジェクトは2020年11月に発表された取り組みで、オープンソースソフトウェアのヘルスメトリクスとして、プロジェクトのセキュリティを自動分析する取り組み。これにより、オープンソースソフトウェアを使用する際の意思決定に役立てることができる。現時点ではGitHubリポジトリのみをサポートしている。 最新のバージ
JavaScriptランタイムエンジン「Deno」の開発者は3月29日、法人組織としてDeno Companyを設立したことを発表した。 DenoはNode.js開発者のRyan Dahl氏とBert Belder氏が開始したプロジェクトで、NodeのアルファベットからDenoと命名した。2020年5月に初の正式版を公開している。最新版は3月に公開したバージョン1.8。 今回、Four Rivers VenturesなどのVCやMozilla Corporationより、シードキャピタルとして490万ドルを調達した。これにより、フルタイムでDeno改善にあたる開発者を雇用し、バグの修正、イシューへの対応、タイムレスリリースの実現などを進めるとしている。拠点地の場所などの詳細はまだ、Webサイトには公開されていない。なお、ライセンスは今後も継続してMIT Licenseの下で公開する。ビジネ
GNUツールの開発者らは4月16日、プロジェクトに関わる人のための組織「GNU Assembly」の立ち上げを発表した。参加プロジェクトとして、GNU Compiler Collection(GCC)、GNU C Library、GNU Guile、GNU Hurdなど32のプロジェクトが並んでいる。 GNU Projectは元々、フリーのOS開発を目的にRichard M. Stallman(RMS)氏が1980年代に立ち上げたプロジェクト。GNU Assemblyとして、GNUプロジェクトの社会的枠組みを構築するアイディアは2011年のミーティングで出されたものの、立ち消えになっていた。しかし2019年にStallman氏がFree Software Foundation(FSF)のプレジデント兼取締役を辞任したことを受けて進展した。当時Stallman氏は、FSFは辞任するがGNU
米CloudLinuxは1月12日(米国時間)、「Project Lenix」として進めているCentOSのリプレースのディストリビューションの正式名称を「AlmaLinux」とすることを発表した。3月までに最初のリリースを目指す。 CloudLinuxは2019年12月にCentOS Project(Red Hat)が発表した「CentOS Linux」の開発打ち切りを受け、CentOSのドロップインリプレースを開発するとして「Project Lenix」イニシアティブを発表した。「RedHat Enterprise Linux 8」(RHEL 8)と1:1でバイナリ互換のあるディストリビューションを開発するもので、発表時、年100万ドル以上を投じて開発・メンテナンスを行うとしていた。 ラテン語で魂の意味を持つ「Alma」を冠した理由について、Linus Torvalds氏が1991年に
フリーソフトウェアを支援するFree Software Foundation(FSF)が、Git Hub(米Microsoft)のペアプログラミングサービス「GitHub Copilot」がフリーソフトウェアに与える影響についてホワイトペーパー作成を求めている。認められたペーパーの作者に500ドルを支払うという。 GitHub Copilotは6月末にGitHubが発表したAIプログラミングサービス。現在テクニカルプレビューとして提供されている。機械学習を使い、開発者にコードスニペットを提案するものだが、GitHubにホスティングしているコードを使ってニューラルネットワークをトレーニングしていることもあり、FSFでは以前からフリーソフトウェア開発者に対して、GitHubに自分のコードをホスティングしないように推奨していた。 「Copilotはフリー/リーブルではないソフトウェア(Visua
Google(米Alphabet傘下)は2月3日、Open Source公式ブログでオープンソースの脆弱性問題に対し、「知る、予防する、修正する(Know, Prevent, Fix)」フレームワークを提唱した。 年末に明らかになり、未だ規模が見えない米SolarWindsの「Orion」脆弱性問題など、オープンソースソフトウェアにおける脆弱性の問題は新しくはない。Googleのオープンソースチームは、「問題は複雑で、サプライチェーン、依存性管理、識別、パイプラインの構築など様々な要素をみなければならない」とする。しかし、フレームがきちんとしていればすぐに解決できる、という。 そこで提唱するのが、「知る、予防する、修正する(Know, Prevent, Fix)」だ。「知る(Know)」とは、ソフトウェアにある脆弱性について知ること、「予防する(Prevent)」とは新しい脆弱性が積み重な
Linus Torvalds氏は2月14日、「Linux 5.11」を公開した。2021年初のリリースとなり、ファイルシステム、ハードウェアなどで多数の強化が加わっている。Linux 5.11は2020年12月に公開されたバージョン5.10に続く最新版。7回のリリース候補(RC)リリースを経ての正式版公開となる。 ファイルシステムでは、btrfsで多数の強化が加わった。破損したディスクやbtrfsでフォーマットされたパーティションからデータを修復できるrescue=マウントオプションが加わった。ユーザー空間でより詳細なファイルシステム情報をエクスポートできるようになり、高負荷下での非同期の停止処理に関連した修正も加わっている。F2FSでは、ファイル単位のデータ圧縮をサポートし、圧縮されたファイルを制御できるioctl()が加わった。NFSでは再エクスポートが可能になり、NFS 3経由でNF
Red Hat(米IBM傘下)は1月20日(米国時間)、「Red Hat Enterprise Linux」を最大16システムまで無償で実装できる新プログラムを発表した。2020年末の「CentOS Linux」打ち切り時に予告された「様々なユースケース向けの低コストまたは無償のプログラム」のひとつであり、今後もオプション拡充を進めて行くとしている。 2020年12月8日、Red Hatは自社が出資するRed Hat Enterprise Linux互換のディストリビューション「CentOS」についての開発方針の変更を発表していた。新しい方針では、「CentOS Linux」のバージョン8を2021年に終了し、今後はローリング方式の「CentOS Stream」に開発を集中させるというもの。方針変更について、「Red HatとCentOS Projectの理事会はCentOS Stream
Python創始者で知られるGuido van Rossum氏が、米Microsoftに加わるとツイートで発表した。 van Rossum氏はオランダのプログラマで、オランダ国立数学情報科学研究所で勤務中にPython言語を作成した(1990年)。Pythonの由来は英国のコメディ「Monty Python’s Flying Circus(モンティ・パイソン)」。1995年より米国在住で、Google(米Alphabet傘下)などに勤務した。直近では2013年に入社した米Dropboxを2019年11月に退職すると報告、当時これからは引退生活を送るとしていた。なお、2018年10月にPythonの意思決定から引退しているが、現在でもPythonに深く関わっている。 11月12日付のvan Rossum氏のツイートでは、「引退生活は退屈なので、Microsoftの開発者部門に加わることにした
米Wasmerは1月6日、WebAssemblyランタイム「Wasmer 1.0」公開を発表した。WebAssemblyをコンテナ化とソフトウェア実行にとって重要な技術と位置づけ、"ユニバーサルなWebAssmblyランタイム"を目指す。 WasmerはサーバーサイドのWebAssembly(Wasm)ランタイムで、Nginxサーバーサイドを動かすことができる。WASI(WebAssembly System Interface)とEmscriptenをサポートし、公式のWebAssemblyテストスイートをパスしている。開発者は好きな言語とツールを使ってWebAssemblyベースの軽量なコンテナを作成し、任意のOSで動かしたり、他の言語に組み込むことができるという。 Wasmerを使うことで、サンドボックス化された環境でネイティブに近い速度で安全にWebAssemblyを動かすことができ
shujisado.com 本当はブログの更新予定ではなかったのだが、感想を書くつもりの本を読み終わるのに思ったより時間がかかりそうなのと、何より佐渡秀治さんの渾身の退職エントリがすごかったので、予定を変更してこちらを取り上げておきたい。 ワタシが佐渡秀治さんのツイートに乗っかったのが、およそひと月前。 このあたりの話を含めた書籍の執筆を佐渡さんにオファーする出版社はないのだろうかhttps://t.co/ZSKOIt0KCv https://t.co/NqpbSUVgPv— yomoyomo (@yomoyomo) October 9, 2021 一昨日、佐渡さんに「書きましたよ」と言われてなんだと思ったら、冗談抜きで感動スペクタクル退職エントリであった。 @yomoyomo さんのような人が後で引用できる程度に歴史として残せればいいだろうという程度で書いたのですが、思ったより好評なので
AlmaLinux OS Foundationは8月18日、Linuxディストリビューション「AlmaLinux OS」を米Microsoftの「Azure Marketplace」で無償公開したことを発表した。 AlmaLinux OSは、Red Hat(米IBM傘下)のCentOS Projectの方針変更によりCentOS Linux 8が2021年末でサポート打ち切りとなることを受け、米CloudLinuxが立ち上げたプロジェクト。CentOSと位置付け、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)との1:1バイナリ互換をの代替を目指す。3月末にGAとなった。 Azure Marketplaceで、Gen1とGen2向けの最新版のAlmaLinux 8.4のイメージを無償公開した(Azureサービスの使用に対する料金は発生する)。Azureポータル、Azureコマン
AlmaLinuxは、2020年末にRHEL互換のLinuxディストリビューション「CentOS Linux」の開発打ち切りを受けて立ち上がったプロジェクト。CentOS Linuxのリプレースという位置付けで、1:1でバイナリ互換のあるフォークを目指している。なお、CentOS Linux 8は2021年末でサポートを終了し、今後は「CentOS Stream」に注力する。 CloudLinuxはホスティング事業者やデータセンター向けのLinuxディストリビューションを開発するベンダー。AlmaLinuxはRed HatとCentOS Projectが開発方針の変更を発表して1週間足らずで、「Project Lenix」として発表、その後Alma Linuxを正式名称とすることが発表されていた。当初、年間100万ドルを投じて開発とメンテナンスを行うと約束、最初のリリースを2021年第1四
米CloudLinuxは3月30日(米国時間)、CentOSの代替と位置付ける「AlmaLinux OS」の一般公開を発表した。同社はまた、AlmaLinuxプロジェクトの母体となる非営利団体も立ち上げる。 AlmaLinuxはRed Hat(米IBM傘下)が「CentOS Linux」についてバージョン8のサポートを2021年12月末で終了するという発表を行なったことを受け、立ち上がったプロジェクト。CloudLinuxはホスティング事業者やデータセンター向けのLinuxディストリビューションを開発するベンダーで、AlmaLinuxはCloudLinux OSの開発者がノウハウを活かして開発する。CloudLinuxはAlmaLinuxプロジェクトをサポートするため、年100万ドルを投じると約束している。 当初はProject Lenixとしてスタートした。CentOSの代替を目指してお
スラドと OSDN の受け入れ先募集を発表してから 2 か月が経過した。現在のところ発表できるような進捗は見られないのだが、現状をスラドの皆さんにご報告しておきたい。 現在募集しているのはスラドや OSDN の運営を継続可能な受け入れ先であり、この趣旨を理解した方々からご応募いただいている。しかし、売却額の算定に時間がかかっており、こちらからご連絡を差し上げることがまだできない状況だ。OSCHINA としては OSDN 取得後の費用だけでも回収したいとのことで、それにはスラドと OSDN のクラウド費用内訳が必要となる。現在はアピリッツに内訳の算定を依頼しているところだ。 ご応募いただいた方には条件が固まり次第アピリッツを通じてご連絡差し上げるが、既に 2 か月経過していることもあり、状況が変わっている可能性もある。なお、応募も引き続き osdn_api@appirits.com にて受け
米Reveneraは2月14日(米国時間)、ソフトウェアのサプライチェーンに関する報告書「Revenera 2022 State of the Software Supply Chain Report」を公開した。企業は自社が使っているオープンソースコンポーネントのうち、わずか17%しか把握していないなどのことがわかった。 Revenera 2022 State of the Software Supply Chain Reportは、2021年に実施された100以上のオープンソースの監査プロジェクトからのデータを用いて、企業のオープンソース利用、関連するライセンス遵守、セキュリティリスクなどについてのトレンドを分析したもの。コード行にして26億行という。 Reveneraの調査によると、企業は自社内で使われているオープンソースのコンポーネントのうち、17%しか把握していないという。これは
米CloudLinuxは9月1日(米国時間)、2021年内でサポート終了となるRed Hatの「CentOS 8」のアップデートとサポートを2025年12月31日まで提供することを発表した。「余裕を持ってマイグレーション先を決定できる」と説明している。 CloudLinuxはRed Hatが2020年末にCentOS 8のサポートを2021年末で終了するという方針変更を発表した後、代替を目指す「AlmaLinux」プロジェクトを立ち上げている。AlmaLinuxはRHELと1対1のバイナリ互換を目指しており、5月に「AlmaLinux OS 8.4」を公開している。 CloudLinuxは今回、商用サポート「CloudLinux TuxCare Extended Lifecycle Service」で、CentOS 8の延長サポートを提供する。24時間365日体制でシステムコンポーネントの
オープンソースライブラリcolors.jsとfaker.jsの作者が、意図的にこれらライブラリを破損させたようだ。背景には、オープンソースの「無料」や「コミュニティ」といった特徴を大企業などから悪用されているという作者の怒りがあるようだ。 colors.jsはnode.jsコンソールに色とスタイルを加えることができるライブラリで、MIT Licenseで公開されている。npmjs.comによると、colors.jsはnpmだけで毎週2538万件ものダウンロードがある。faker.jsは大量のダミーデータを生成できるJavaScriptライブラリで、毎週のダウンロード数はnpm経由で260万件と報告されている。 この件について1月9日付で初報を出したBleeping Computerは、両ライブラリの開発者Marak Squires氏が意図的にinfinite loopを導入し、"LIBER
米CodeSeeは10月1日、コミュニティサービス「OSS Port」の立ち上げを発表した。プロジェクトと開発者を結びつけ、開発者が容易に参加できることを目指す。 OSS Portは、オープンソースプロジェクトと開発者を効率よく結びつける無料のコミュニティサービス。プロジェクトのメンテナーは自分のプロジェクトをリストし、タグ付けする。開発者は参加したいプロジェクトを検索して、参加できる。言語別、特徴別、役割別で絞り込むこともできる。 メンテナーは貢献のベストプラクティス、サポートのガイダンスなども提供できる。また、CodeSeeのコードベースビジュアル化技術である「CodeSee Maps」(ベータ)を使うことでファイルの関係、プルリクエストとプロジェクトの関係などを視覚的に示すことができる。 これにより、オープンソースプロジェクトに参加したい開発者がコードを理解する時間を削減でき、すぐに
Google(米Alphabet傘下)は3月10日、オープンソースソフトウェア向け継続的ファジングサービス「OSS-Fuzz」で、Java、およびKotlin、Scala、ClojureなどのJava仮想マシン(JVM)言語に対しても対象を拡大したことを発表した。 OSS-FuzzはGoogleが2016年に発表したファジングサービス。オープンソースソフトウェアに対して、意図的に例外を発生させて不具合を見つけ出すテスト手法であるファジング機能を利用できる。 Java、JVMベースの言語への拡大にあたり、GoogleはドイツCode Intelligenceと協力している。Code Intelligenceは2月にJVM向けのファジングエンジンとしてJazzerをオープンソースにしており、Googleはこれを統合した。JazzerはLLVMプロジェクトのファジングエンジンlibFuzzerを
1月初めにメンテナー自らがライブラリを破損させたfaker.jsを救済しようと、8人の開発者がメンテナンスを始めている。1月16日には、TypeScriptをサポートしたFaker 6系のアルファ版を公開した。 faker.jsは大量のダミーデータを生成できるJavaScriptライブラリ。Fakerは2004年にJason Kohles氏がPerlで実装したのが始まりで、その後Ruby、Python、Javaなどにも実装された。faker.jsはそのJavaScriptポートとなる。毎週のダウンロード数はnpm経由で260万件。 1月4日、faker.jsのメンテナンスを行なっていたMarak Squires氏がinfinite loopを導入してライブラリを破損していた。Fakerはコミュニティ主導のプロジェクトとしてfaker.jsの継続を図るもので、開発者グループによると、オリジナ
Linus Torvalds氏は12月13日、最新のLinuxカーネル「Linux 5.10」公開を発表した。2026年まで最低5年間バグ修正などのサポートを行う長期サポート(LTS)版となり、多数の機能が加わっている。 Linux 5.10は10月に公開されたカーネル5.9に続くもので、7回のリリース候補(RC)版公開を経ての最新版となる。 Ext4ファイルシステムでは、ファストコミットモードとして新しいジャーナル手法を用いることでfsyncとメタデータオペレーションを効率化した。DAX/DIOモードにおけるファイル上書きも最適化した。ファイルシステムでは、XFSで2486年までのタイムスタンプをサポートした。 Linux 5.1で導入したio_uringでは、APIを変更してホストアプリケーションが一部のファイル記述子にアクセスするなどの制御が可能になった。 process_madvi
米Grafana Labsは6月8日、オープンソースのモニタリングデータ可視化技術の最新版「Grafana 8.0」公開を発表した。 Grafanaはログなどシステムの稼働状況を示すデータを可視化するオブザーバビリティ技術をオープンソースとして提供する。ライセンスはApache License 2を採用してきたが、4月にAGPL v3に変更することを発表している。Grafana 8.0は2020年5月に公開されたバージョン7系に続く最新のメジャーリリースとなる。 アラートシステムを大幅に刷新した。アラートはGrafanaコミュニティの要求が高い分野とのことで、8.0ではPrometheusアラートとGrafanaアラートを同一のUIで閲覧・編集できるようになった。Grafanaが管理するアラートとPrometheus互換のデータソースからのアラートの両方をサポートし、オプションとして提供さ
米Dockerは1月28日、Docker Hubのコマンドラインインターフェイス「Docker Hub CLI」のLinux向けをオープンソースとして公開した。ユーザーのフィードバックを得てDocker CLIの機能改善に役立てる、と目的を説明している。 Docker Hub CLIはDockerが2020年12月に実験的として発表したDocker Hubのコマンドラインインターフェイス。別名"hub-tool"。Docker Hubにあるコンテンツの検索、インスペクションや管理、アカウント管理などができる。12月の発表時、MacとWIndowsに対応していたが、今回、Linux版として最新のバージョン0.3をオープンソースにした。ライセンスはApache License 2。 0.3では、組織のステータスをチェックするaccount infoコマンドが加わった。tag inspectコマ
オープンソースの構成管理「Ansible」の開発チームは5月19日、最新版となる「Ansible 4.0.0」コミュニティ版の公開を発表した。 AnsibleはOS環境やソフトウェアの設定などの自動化フレームワーク。事前に用意した設定ファイルに従ってソフトウェアのインストールや各種設定を自動的に実行できる。Red Hat(米IBM)は2015年に買収により同技術を取得している。Ansibleは2019年より再編成を進めており、バージョン2.8より、Coreエンジン、Coreモジュールとプラグイン、コミュニティモジュールとプラグインなどをAnsible Content Collectionsとして配信している。実装形式としては、Coreエンジン、Coreモジュールとプラグイン、コミュニティモジュールとプラグイン、一部のパートナーが開発したモジュールとプラグインをCollections経由で提
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