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2021年4月20日 登 大遊 行政情報システム研究所さん主催のイベントhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000049028.html で、オードリー・タン氏に色々とヘンな質問をさせていただいた際のメモを書きました。 ※(注記) 走り書きのため、間違いがありましたら申し訳ございません。 ※(注記) 以下はごく一部で、これの 3 倍くらい色々な知見を共有いただきました。 台湾の DX プロジェクトの話 (冒頭プレゼン)台湾の店頭でのマスク販売、在庫管理システムを短期間で構築した際の話等の、写真を多用したプレゼン。個人の識別を容易くするために、納税システムと連携したりしました。色々な能力者に協力してもらって実現しました。たとえば、台湾の納税システムは、Java アプレット (!) が表示されるような、使いづらいシステムでしたが、これを頑張ってモダン化したとい
参院議員選挙は、投開票直前に安倍晋三元首相が街頭演説中に射殺されるという衝撃的な出来事を経て、結果としては予想された通り野党自滅の選挙構造を反映して自公圧勝に終わった。この選挙戦の特徴や結果をどう見るのか、また元首相射殺という前代未聞の事件と関わって、戦後からこの方の自民党と宗教団体の関係とはいかなるものだったのか、そのルーツでもある保守王国といわれる山口県の政治は安倍晋三亡き後にどうなろうとしているのか、慌ただしい情勢も踏まえて記者たちで論議し、状況を整理してみた。 A 統一教会に恨みを持つ信者2世が怨念を募らせて元首相を射殺するという誰も想像していなかった衝撃的事件が起きた。選挙もあるが、まずそっちの衝撃の方がでかすぎて、なにがなんだかわからないうちに選挙が終わったという印象だ。この事件で世間はおおいに震撼したし、改めて「統一教会って何?」「恨まれているのは統一教会(宗教団体)なのに、
毎年恒例、サイボウズ株式会社主催の総合イベント「Cybozu Days」が2021年も開催されました。今回のテーマは「LOVE YOUR CHAOS」。クラウドサービスを活用した組織作りなどについて、豊富な知識を有したゲストがトークセッションを行いました。本記事では「サイボウズ社員だけど、テレワークがつらいんです」の模様を公開。「そろそろ気が狂いそう......」と語る新卒社員から、孤独感を感じているベテラン社員まで、テレワークへの本音を赤裸々に明かしました。 「サイボウズ社員だけど、テレワークがつらいんです」熱田優香氏(以下、熱田):みなさん、こんにちは! 「サイボウズ社員だけど、テレワークが辛いんです」のセッションにお越しいただき、ありがとうございます。本日モデレーターを務めます、サイボウズ株式会社の熱田優香と申します。新卒6年目でマーケティングの仕事をしているんですが、みなさん、今回の登壇者
「言語とはジェスチャーゲームのようなものだ」という画期的な見方を提示して話題になっている『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』。同書に刺激を受けたライムスターの宇多丸さんが、日本語ラップの先駆けであるいとうせいこうさんと対談。コミュニケーション論から日本語の歴史、フリースタイルラップと言語の変化などを縦横に語り合った。 会話の主導権は「聞く側」に? 宇多丸 この本を読んだ時、いとうさんと話したいと思ったんです。 いとう うん。言語というと、ある言葉の「A」というイメージをそのまま運んで、相手がそれを受け取るという風に思ってしまう。でも、実際のコミュニケーションはそんなことはなくて、実は短波放送みたいにすごく雑多なノイズだらけの音の中から正しい歌詞を見出すみたいな作業をしているわけだよね。 宇多丸 そうです。さぐりさぐりで、なんとか工夫しながら、ジェスチャーゲームのよ
まだ Twitter の一斉解雇をめぐる混乱は続いているようですが、この解雇を通じて見えてくる Elon Musk の意図を考えてみたいと思います。これは公開されている情報に基づく長山個人の推測に基づいた分析であって、正しさはいっさい保証されていません。 個人的な所感としては以下です。 まず第一に、Musk は、Twitter をメディア企業からエンジニアリング企業へと変質させようとしているんじゃないかと考えています。これは、「どの部署がレイオフ対象になったか」から見えてくることです。TechCrunch の記事によれば、米国でレイオフ対象になった主要なチームは、アクセシビリティ、機械学習倫理 (META: ML Ethics, Transparency & Accountability)、人権、キュレーション、PR (Comms)、SRE (Site Reliability Eng) な
作るのはいいんですが、後片付けを考えると面倒に 岡村 最近、コロナ禍で自炊する人が増えましたけれども、僕も毎日やるようになって。で、いろいろと感じることがあるんです。 土井 感じるいうのは素晴らしいこと。どんなことを感じますか? 岡村 あらためて思うのは、家庭料理をきちんと作ることが健康に直結するということで。免疫力を上げることにつながるんだなって。そうすると、例えば、いままでやる必要のなかったことをやるようになったんですね。ショウガをするとか、ニンニクをするとか。 土井 ......ええ(怪訝な顔)。 週刊文春WOMAN vol.9 (2021年 春号) 岡村 ......いえ、もちろん、切ったり刻んだりは日頃からしてたんですよ。でも、「する」ことはなかった。ただ、食事は毎日のことですから、バリエーション豊かに、今日はあれを作ろう、明日はこれを作ろうと、さまざまなレシピを見るんです。すると、料理によって
取材・文/白鳥士郎 「俺には自分の作品が無い」 薄暗いタクシーの後部座席で男が放ったその言葉に、耳を疑った。 何も言えなくなった私を血走った両目で見ながら、男はもう一度こう言った。 「俺は代表作が無い。ロードスみたいなものは、ラノベじゃあ書けなかった。だから俺は歴史小説を書く。新しいジャンルで勝負する。だから、お前は......!」 肩が触れ合うほどの距離で何度そう言われても、自分の耳を信じることができなかった。代表作が無い? 何を言っているんだこの人は? だってあなたは......あかほりさとるじゃないか。 あかほりは膨大な作品に携わってきた。 『NG騎士ラムネ&40』『セイバーマリオネット』『爆れつハンター』『MAZE☆爆熱時空』『天空戦記シュラト』『サクラ大戦』『らいむいろ戦奇譚』『MOUSE』『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』......挙げればきりがないほどだ。 その同じ夜。 私はもう一人の男と並
電ファミニコゲーマーではこれまで、『週刊少年ジャンプ』の編集者として『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などを担当し、現在は白泉社取締役相談役を務める鳥嶋和彦氏をお迎えして、漫画について、そして編集者の役割について考える記事をお届けしてきた。今回の対談もまた、そうした試みのひとつである。 今回、鳥嶋氏とともにお話を伺うのは、株式会社ヒーローズ代表取締役社長で、小学館最高顧問(※(注記)取材時。現在は退任)の白井勝也氏だ。 白井氏は『週刊少年サンデー』『ビッグコミック』で編集者として活躍した後、『ビッグコミックスピリッツ』の創刊編集長に就任。『めぞん一刻』『美味しんぼ』『YAWARA!』など、数々の人気作を送り出して、同誌を今も続く人気青年コミック誌へと押し上げた人物だ。 『めぞん一刻』(画像はめぞん一刻〔新装版〕 (1) (ビッグコミックス) | 高橋 留美子 |本 | 通販 | Amazonより
羽生善治 @yoshiharuhabu 昨日はNewsPicksの「Weekly Ochiai7」に出演しました。 現代の魔法使いと呼ばれる落合さんの閃きと思考の一端に 触れてとても楽しい一時でした。 #落合陽一 #WEEKLYOCHIAI #NewsPicks 2022年04月21日 09:12:29 NewsPicks Studios @NewsPicksStudio 「羽生さんにとって豊かな人生とは?」 🌏 #WEEKLYOCHIAI 本編は▶︎bit.ly/3JXwTYe 「天才」の名をほしいままにしてきた羽生善治さんは、どのような思考を持ち、人間とテクノロジーの未来に何を思うのか。その本質に、落合さんが迫りました🤔 @ochyai @yoshiharuhabu pic.twitter.com/0U6O3XNMIg 2022年04月24日 09:35:00 うな @unamaste
ワンピースとコナン、両者とも100巻を超えたということで迎えたこの対談。なおコナンのほうが話数はちょっと多い。 ファンとしても青山剛昌がたびたびワンピースの名前を出していたこと、100巻が同じタイミングで来るのでそこで対談をしたいと言っていたこと。コナン100巻のときに尾田が青山を戦友だと祝ったことなどがあったので、かなり楽しみにしていたのだが、ついに初対面! なんとつながる表紙!声優の祝福コメント!コラボ動画!看板!などなどお祭りムードが漂った中でサンデーの編集長は尾田に名刺を渡していつでもこっちに来いと言わんばかりの熱だ。 多分青山はこんな大事になるなんて思わずに提案したに違いない。 そんな対談では読者が初めて知る新情報も散見された。作品ファンは要チェック!なのだが本当に面白いのは二人のスタンス、そして雑誌の色がわかる部分であった。 尾田が語るジャンプは競争の激しい世界だ。 常にアンケ
×ばつマフィア梶田――孤独なオタクが「創造」に至るまでをひもとく,非常識な対談 ライター:マフィア梶田 カメラマン:佐々木秀二 星野源さん。職業は音楽家に俳優に文筆家。ほかいろいろ。 そのすべてにおいて非凡な活躍を見せており,エンタメ業界の最前線をひた走る大スターである。 2016年に放送された漫画原作のTVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の大ヒットは記憶に新しく,直近では綾野剛さんとのW主演で警視庁機動捜査隊の刑事を演じた「MIU404」や,実際に起きた事件をモチーフとした小説原作の映画「罪の声」における役柄も大きな話題となった。 そしてゲーム業界においては昨秋,任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」35周年TVCMに出演し,35周年テーマソング「創造」も2021年2月17日にリリースされて,大きな反響を巻き起こしている。 業界の垣根を超えてさまざまな表情を見せてくれている星野さんだが,
かつて革マル派と壮絶な内ゲバを繰り広げ、「暴力革命」を掲げてゲリラ活動を行ってきた新左翼党派・中核派。そのトップ・清水丈夫氏(84歳)が、前進社(中核派本部)で田原総一朗の取材に応じた。この年齢になった革命家は、いまの日本社会と戦後の左翼運動をどう総括するのか。 中核派議長 清水 丈夫 1937年、神奈川県生まれ。高校生時代に革命運動を志し、東京大学在学中に日本共産党に入党。58年に離党し、共産主義者同盟に参加。59-60年、全学連書記長として安保闘争を指導する。61年、革共同(革命的共産主義者同盟全国委員会=通称・中核派)に参加。97年、中核派議長に就任。69年4月より非公然活動に入る。2020年9月、実に51年ぶりに公然集会に姿を見せて人々を驚かせた。著書『清水丈夫選集』(全10巻予定)など。 51年ぶりに地下潜伏活動をやめた理由田原 60年安保闘争の当時、僕は岩波映画の社員でしたが、
歌手の宇多田ヒカルが、自身の性自認を「ノンバイナリー」であるとカミングアウトした! 6月26日夜、インスタライブを実施した宇多田ヒカル。 画像引用:宇多田ヒカル Instagram(@kuma_power) この日は、新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明監督をゲストにした対談ライブを行う予定。 対談の前、映像の背景に映るクマのぬいぐるみを指し、「(対談ゲストの前に)別のスペシャルゲストであり、わたしの親友を紹介します。名前はクマちゃん、彼は男の子でゲイなんです」と英語で話しはじめた宇多田。 そして、「私はノンバイナリー。ハッピープライドマンス!」と、サラッとカミングアウトしたのだ! これに対して、リアルタイムでライブを観ていたファンたちは熱狂! Kuma-chan is Gay Utada Hikaru is Non-Binary Happy Pride Month 👏🏻 #PRIDE #
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が差し迫った2021年7月19日に、ミュージシャンの小山田圭吾さんが開会式の楽曲制作担当の辞任を発表した。これまでもインターネット上で言及されてきた、雑誌のインタビュー記事での「いじめ発言」が改めて問題視されたことを受けてのものだった。それから約二ヶ月後の9月17日には小山田さんの公式サイトに、いじめ発言が掲載された雑誌記事の背景や現在の心境、謝罪などが書かれた「【いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明】」が掲載され、2022年5月25日に活動再開が発表された。 本記事は、小山田さんと評論家・荻上チキさんとの対談である。小山田さんの当時の心境や出来事を伺うとともに、NPO「ストップいじめ!ナビ」の理事を務める荻上さんにいじめ問題の知見をお話しいただいている。またメディアやSNSを中心としたインターネット上での反応も含めた一連の
『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之と、『酒場放浪記』の吉田類による昼酔い放談が実現! ふたりが選んだのは、創業半世紀を超える銀座の名店「大衆割烹 三州屋 銀座本店」だ。 ひとり飯とひとり飲みの二大巨星による放談、一体どんな戦い(?)になるのか? ――意外にもおふたりが対談するのは今日が初めてなんですね。ドリームマッチが実現したような感じでうれしいです。 久住 ドリームマッチって、何の(笑)。大げさだなあ。類さんに最初にお会いしたのは、まだ移転する前の、中目黒の藤八。あそこで宴会をやったときにご一緒したんですよね。 吉田 『孤独のグルメ』と『酒場放浪記』というのはファンがカブってるみたいで。だから今までも2人で出てほしいという話は何度かあったんですが、ようやく今日実現しましたね。 久住 この間、福井県の敦賀で駅前の店に入ったら、いきなり類さんのサインがあって。こんなところにも来てるんだ......っ
みなさまにとって、「RPGの原体験」はどこにあるだろうか。 『ポケットモンスター』シリーズからRPGに触れた人、『ファイナルファンタジー』シリーズから触れた人、『テイルズ』から、『ペルソナ』から、『原神』から......。 きっと、「思い出のRPG」は人の数だけあるのだろう。 そして、そんな「思い出のRPG」に、『ドラゴンクエスト』を挙げる人は多いのではないだろうか? スクウェア・エニックス公式サイトより 『ドラゴンクエスト』......まさしく日本のRPGにおける特異点ともいえるタイトルにして、多くの方の「RPGの原体験」として刻み込まれているタイトル。そして、『ドラゴンクエスト』の生みの親でもある堀井雄二氏は、いくつかの作品から影響を受けてこの『ドラゴンクエスト』を作ったとされている。 そのひとつが、『ウィザードリィ』。1981年に発売された3DダンジョンRPGである今作は、後世の『ドラゴンクエスト』
人によって得意・不得意がハッキリ分かれる「自動車の運転」について、苦手派からの視点で話してみました。私達はなぜ苦手なのか? 何が苦手なのか? いや、むしろなぜ君たちは乗れるのか? 免許は簡単に取れすぎじゃないですか? 30年くらい生きていて気付いたことがあります。 「免許を持っているのに運転できない人ってなんなの???」 「運転なんて誰でも出来るじゃん(笑)」 そんな空気を(一部の人からだけかもしれませんが)ヒシヒシと感じます。 なんなら"免許を持っていない人"より、"運転が苦手な人"の方が下に見られがちな気が......。 運転苦手派の被害妄想かもしれませんが、そんな世の中だからこそ声を大にしてこう言いたいのです!! と......。 世の中には運転苦手派の声がぜんぜん上がってこない!! この事実こそが「出来ない人」をネガティブな気持ちにさせているのではないでしょうか!? なので、今日だけは(自分達がで
はじめにこの記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2020の24日目の記事す。 職種を越えた働き方を模索するWeb Engineerのtrebyさんと、技術を突き詰めたいiOS Developerのbanjunさんの二人のパーソナリティをつとめるpodcast「きのこるエフエム」でお話してきた今話題のキーワードDXについてのお話を再編して記事にしたものです。 実際のpodcastについては以下からどうぞ。 いつの間にか"DX"がデジタルトランスフォーメーションにとられてた。trebyさん(以下敬称略) これは、我々のマイブームというか、最近、「DXっていいよね?」っていうふうに私が謎掛けをしますと、banjunさんが、「DX、わからん!」というふうに返すんです。 banjunさん(以下敬称略) 「DXって何ですか?何がいいんですか?」っていう話です
2024年3月10日。いのまたむつみ氏逝去の報は、多くのファンに衝撃を与えた。 いのまた氏は、アニメ『ブレンパワード』や『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインなどで知られるアニメーター・イラストレーターだ。 (画像はいのまたむつみ画集『いのまたむつみ画集MIA』 | 学研出版サイトより)1980年代、高校生のころにアニメ業界でキャリアをスタートしたいのまた氏の、繊細でありながら一目で印象に残る独特な絵柄や色使いは数多くの人々を魅了してきた。アニメ業界や出版業界、もちろんゲーム業界の中にも、彼女のファンを公言する人は少なくない。弊誌・電ファミニコゲーマーの編集長であるTAITAIも、そんな氏の絵柄に魅了されたひとりである。 そこで電ファミでは、いのまた氏の追悼、そして恩返しのためにも、「いのまた氏を直接知る人々」「憧れ・影響を受けたクリエイター陣」「評論家・コラムニスト」による多角
ちょうどいい話し方が、みつからない。これは私が女の人だからだろうか? 半年前、ゲンロンのプラットフォームで配信チャンネルを始める時、ゲンロン代表の上田洋子さんに、「上田(久美子)さんは話が面白い、女性で話せる人は珍しくて女性配信者が少ないから応援したい」と言われた。 でも、いい語りをできていない気がする。 もしこれが仮に無料配信でも、忙しい時間を割いてどれだけの人が耳を傾けてくれるのかな?と最近思う。 私が早口で滑舌不明瞭なことや、省略が多すぎて音声だけでは文脈を追えなくなることや、配信に慣れている上田洋子さんとそうでない私の対談回を聴いたら一目瞭然なように公のメディアで話す技術が欠如していることが、見心地のいい番組になっていない原因の9割だとは思う。それは意識していけば改善するかもしれないし、それで配信には事足りるかもしれない。 でも上田洋子さんが「女性で話せる人は珍しい」と言ったように
日本美術の近現代史の歪みが生んだ、村上隆の「嫌われる理由」村上:今日はありがとうございます。山田さんのYouTube番組は、ずっと拝見していました。 山田:「村上隆 もののけ 京都」は、お世辞抜きで期待以上に良かったですよ。《お花の親子》(2020)が東山を借景にした日本庭園の池にじつによくフィットしていましたし、《風神図》《雷神図》(ともに2023〜24)にしても、《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》(2023〜24)にしても、力作ですよ。 京都で開催する必然性のある展覧会になっているところがすばらしいと思いました。 村上:今日は山田さんに、クリティカルに忌憚(きたん)のない解説をいただけるという期待をしています。じつは、2020年オリンピックの東京開催が決定した2013年9月7日(日本時間8日)の、その5分後に、「村上隆だけにはキャラクターを作らせたくない」という言葉がTwitter(現
──そのころは集英社の会議室に堀井さんが夕方6時ごろに現れて、夜の10時から原稿を書き始めていたとか......。 堀井氏: そうなんです、エンジンがかかるのが遅くて(笑)。 鳥嶋氏: でも、いざ書き始めると1時間くらいで書き上げちゃうんですよ。で、素晴らしいのは書き上がった原稿はほぼ直しが必要ないところ。 ──鳥嶋さんいわく"天才ライター"と。 鳥嶋氏: 僕と知り合うまでの堀井さんは、少女誌の「セブンティーン」というところでお仕事をされていたんですよ。で、少年誌の「ジャンプ」に来たらすぐにこっちの文体にパッと切り替えられるの。本当にすごいですよね。 堀井氏: 根がお子様だから......(笑)。 ──いや、でも最初から「物を書く」才能がお有りだったということではないでしょうか。 堀井氏: 僕はもともと、マンガ家志望だったんです。それからマンガの原作とかをやって、その後に雑誌のライターとして働き始めたとい
コロナ禍でかつてなく「格差」の問題がクローズアップされている。テレワークできる人、できない人。高給取りのブルシット・ワーカーと社会を支えるエッセンシャル・ワーカー。健康に不安をもつ人や高齢者と、感染を気にしない若年層。ワクチンが潤沢に行き渡る国とそうでない国――。 分断と対立を生み出す構造の奥には、何があるのか。宮台真司、白井聡、斎藤幸平の三氏が徹底討議する。 資本主義が牙を剥いた斎藤 この1月に国際慈善団体のオックスファムが発表した調査は衝撃的でした。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツやテスラ創業者のイーロン・マスクら世界の富豪トップ10人が、コロナ禍のこの1年で、保有株の価格上昇などによって計56兆6000億円もの利益を得た。これは、全人類76億人に必要なコロナワクチンをすべて賄える金額だそうです。 白井 そのオックスファムの別の調査によれば、'16年時点では「世界のトップ62人の富豪
去年春、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、新型コロナ対策のキーマンとして感染防止を呼びかけ続けてきた政府の分科会の尾身茂会長。 尾身さんには、ずっと悩みがありました。 感染者の多くを占め、対策のカギを握る「若い世代」にメッセージを届けられていないことでした。3回目の緊急事態宣言も延長され、長期にわたって強い対策を続けることに納得が得られにくくなってきています。 「いま、若い世代がどう考えているのか。話が聞きたい」 独特のファッションやことばづかいで、絶大な人気を誇るお笑いコンビ「EXIT」のツッコミ、りんたろー。さんと尾身さんの対談が実現しました。 「新型コロナ注意喚起漫才」も作ってきた、りんたろー。さん。 初対面の2人の対談からは、いま一度ひとつになって新型コロナと向き合うためのヒントが見えてきました。対談の詳細をお伝えします。 "若者の街" 渋谷で対談 2人の対談が行われたのは5
米津さんが主題歌を担当されると聞いた時、つるまさんはどう思われましたか? だいぶ昔の思い出話になってしまうんですけど、私は昔ボーカロイド楽曲にハマっていて、その時に初めてハチさんのことを知ったんです。初めて聴いたのは「Persona Alice」です。当時「週刊VOCALOIDランキング」というものがありまして......それをきっかけにハチさんのファンになりました。 非常に懐かしい話ですね。 思春期の頃、周りの人があまり知らない"自分だけのもの"を好きでいたいという思いがあって。ハチさんの楽曲を好きでいることが、自分の不安定なアイデンティティを形作るひとつの要素になってくれていたんです。 大人になった今も、当時の不安定な自分のことも大切に思っているし、その頃の感覚を忘れないためにも、米津さんの曲は新曲が出る度に欠かさず聴いていました。だから、アニメになるだけでも念願が叶った気持ちなのに、さらに米
対談を終え、笑顔を見せる富野由悠季氏(中央)。右は稲谷芳文JAXA名誉教授=8日、東京都港区(高橋寛次撮影) 『機動戦士ガンダム』で知られるアニメーション映画監督の富野由悠季(よしゆき)氏(83)が8日、東京都内で開催されている宇宙ビジネスに関するイベント「SPACETIDE 2025」で登壇した。富野氏は「人類は宇宙では暮らせない」と述べ、自らがガンダムで描いた宇宙移民実現の可能性に否定的な見方を示した。一方、「低軌道衛星まで人を運び、周回ツアーを行えばいい」と〝宇宙旅行〟を可能とするシステム構築を提案。外から地球を見ることで、「世界観が変わる」と強調した。 富野氏はイベントで宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授の稲谷芳文氏と対談。司会者が「会場に集まった皆様には、子供の頃に富野監督が生み出したガンダムで描かれた『人が宇宙に進出している未来』に憧れて宇宙産業に情熱を燃やしている方が多
ナタリー 音楽 特集・インタビュー ×ばつ伊集院光|理屈をぶっ飛ばしたい ザ・クロマニヨンズ「MOUNTAIN BANANA」 PR 2023年1月18日 1月18日にニューアルバム「MOUNTAIN BANANA」をリリースしたザ・クロマニヨンズ。音楽ナタリーではアルバムのリリースを記念して、甲本ヒロト(Vo)と伊集院光の対談をセッティングした。対談中、何かと理屈で考えてしまうからこそ、理屈抜きのクロマニヨンズに惹かれるという伊集院に対し、実は自分も理屈人間であると明かす甲本。2人は交流を深めたきっかけであるラジオの話を交えつつ、理屈では説明できない感動への憧れを語り合った。 取材・文 / 大山卓也撮影 / 斎藤大嗣 いろんな理屈は全部言い訳 伊集院光 こうやってヒロトさんに会うとやっぱり緊張しますね。ずっと曲を聴いてる側だし、なんかこう、嫌われたくない気持ちとい
いまだ光明が見えないウクライナ情勢。この問題に対し、"ロシアの論理" からアプローチしているのが作家の佐藤優さんと副島隆彦さんだ。日本ではあまり報道されないロシア人の考え方とは――。全4回中の1回目。 ※(注記)本稿は佐藤優、副島隆彦著『欧米の謀略を打ち破り よみがえるロシア帝国』(ビジネス社)より抜粋、編集しました。 第2回:佐藤優「ロシアが勝っているのは明白だ! 」副島隆彦「プーチンは西側の"ゼレンスキー支援疲れ"を狙っている」 第3回:佐藤優「ロシアTV『悲しむウクライナ人は合成』...なぜ西側は報道しないのか」副島隆彦「私はプーチン頑張れ派」 第4回:佐藤優「情報分析からロシアが勝つと確信している」副島隆彦「プーチンがどんなに優秀で正しいか」 プーチンの目的はネオナチの一掃 佐藤:そもそも、なぜロシアがウクライナに侵攻したのか。その理由は簡単で、NATOの東方拡大への反対と、ウクライナ国内のロ
「火吹山の魔法使い」と「ELDEN RING」――伝説的ゲームブックの生みの親と宮崎英高氏が語る,ダークファンタジーの創り方【聞き手:安田 均】 編集部:touge 編集部:御月亜希 ライター:岡和田 晃 ゲームブックと聞いたとき,あなたはどんなタイトルを思い浮かべるだろうか。もし掲載した写真の表紙が思い浮かんだのなら,あなたは幸運だ。再び冒険の旅に出かけるのに,今以上のタイミングはないからだ。 「火吹山の魔法使い」はテーブルトークRPGのエッセンスを詰め込みつつ1人でもプレイできるよう本の形に落とし込んだ,「ゲームブック」の元祖にして金字塔と呼べる存在だ。初版はイギリスで1982年8月27日発刊,日本では社会思想社から1984年に翻訳出版され,それぞれミリオンセラーとなっている。90年代に入りブームが静まってからも,そのエッセンスは後のタイトルに深く根を下ろし,アナログ/デジタルを問わず
『テスト駆動開発』や『SQLアンチパターン』をはじめとする技術書の翻訳者、さまざまなIT企業をわたり歩く技術顧問、さらに最近ではエンジニアリング文化を伝える講演者としても活躍されている和田卓人さん(https://twitter.com/t_wada)。 そのソフトウェアエンジニアとしての素顔を株式会社一休CTOの伊藤直也さん(https://twitter.com/naoya_ito)が聞き出す対談の前編では、一線を画すエンジニアであり続けるために自らのプロジェクトで意識的にコードを書いているという和田さんの姿勢に始まり、ベテランとして「技術のらせん」を読み解くケーススタディとしてDDD(Domain-Driven Design)を題材に話を伺います。 ・伊藤 直也さん / 株式会社 一休 執行役員 CTO 新卒入社したニフティ株式会社でブログサービス「ココログ」を立ち上げ、CTOを務め
『マリオ』や『ゼルダ』や『ピクミン』をつくり、 世界中で尊敬されているゲームクリエイター.... と書くと、正しいんですけど、なんだかちょっと 宮本茂さんのことを言い切れてない気がします。 クリエイティブでアイディアにあふれているけど、 どこかでふつうの私たちと地続きな人、 任天堂の宮本茂さんが久々にほぼ日に登場です! 糸井重里とはずいぶん古くからおつき合いがあり、 いまもときどき会って話す関係なんですが、 人前で話すことはほとんどないんです。 今回は「ほぼ日の學校」の収録も兼ねて、 ほぼ日の乗組員の前でたっぷり話してもらいました。 ゲームづくりから組織論、貴重な思い出話まで、 最後までずっとおもしろい対談でした。 え? 宮本さんがつけた仮のタイトルが、 『なにもできないからプロデューサーになった』? そんなわけないでしょう、宮本さん!
『16bitセンセーション 私とみんなが作った美少女ゲーム』1巻 Kindle版の購入はこちら(Amazon.co.jp) 主人公の上原メイ子はPCショップでのアルバイト中に、店長に頼まれ店舗の2階へと上がる。部屋にはデスクとPCが並び、なにやらカタカタと作業中。そこは、(成人向け)PCゲームメーカー"アルコールソフト"の開発室だったのだ! 絵が描けるメイ子はその腕前を買われ、しだいにグラフィッカーとしてゲームづくりに加わることになっていく......そんなあらすじの本作は、エロゲーメーカーのゲームづくりや葛藤をコミカルに描きつつ、1990年代のオタクカルチャーも回顧させる絶妙な臨場感が心地よい内容です。これがまた、おもしろい! 本作を描くのは、自身もPCゲームに造詣が深いマンガ家・若木民喜氏と、『うたわれるもの』シリーズでキャラクターデザインやイラストを手掛ける美少女ゲーム界のレジェンドクリエイ
ベストアルバム『SCIENCE FICTION』を発表した宇多田ヒカルさんと、ハヤカワSFコンテスト出身の直木賞受賞作家・小川哲さんによる、SFマガジン史上に残る豪華対談が話題となり、発売前にもかかわらず増刷なったSFマガジン2024年6月号。本欄では、その対談全文をなんと無料で公開いたします! SFマガジン2024年6月号 定価:1320円(税込)×ばつ小川哲撮影:古谷勝/Styling:小川恭平/Hair and Make-up:稲垣亮弐「Automatic / time will tell」での鮮烈なデビューから25 年――初のベストアルバム『SCIENCE FICTION』を発表した宇多田ヒカルと、ハヤカワSF コンテストからデビューし『地図と拳』での直木賞受賞も記憶に新しいSF 作家・小川哲の特別対談が実現。二人のアーティストを育んだ「SF」そして「文学
樋口 中学生のときに『機動戦士ガンダム』を見てから本当に尊敬しておりますし、憧れのアイドルでもある富野由悠季監督とこうして対談できるなんて、40年前の自分に自慢できます。関係者の皆様、本当にありがとうございます。 富野 尊敬されている富野という話は、今初めて聞きました(笑)。普段からそう言ってくれていれば、僕だってもう少しいいおじいちゃんになれていたし、自信だって持てたと感じています。 樋口 面と向かってなかなか言えないですよ(笑)。 富野 そういう尊敬を得られていると知れて、今、僕はとても感動しています。 樋口 私とキャラがかぶるので間違われる細田守という男がいまして(笑)、彼と一緒に福岡での展示を見ました。富野監督の圧倒的な人生を浴びるように体験するわけですが、『聖戦士ダンバイン』あたりで脳が固まってしまうんです。もうダメだと。博多ですから屋台でとりあえずこの情報の原液を消化しようと(
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