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いよいよ頂上対決!
2021年6月11日 金曜日いよいよテニスのグランドスラム全仏も準決勝まで駒を進めてきました。今回のドローは出場しているビッグ3が全て同じ山に入るという不可解なドロー。確かにランキング上はジョコビッチ1位、ナダル3位、フェデラー8位と同じ山に入ってもおかしくないランキングではありますが、過去の彼らの実績を考えると同じ山に三人はどう考えてもおかしいなと思いました。
特にナダル選手は全仏13回優勝、現在105勝2敗の赤土の皇帝でもあります。加えて第2シードに入ったメドベデフ選手は過去4回全仏は1回戦負け。今回はベスト8まで進みましたが、ドローの時点では過去1回も赤土のこの全仏で勝ったことがない選手が外シードにいたわけです。
ビッグ3が全員同じ山にいたおかげで、フェデラーはジョコビッチ戦を前に棄権してしまいますし、準決勝という微妙な位置でナダルvsジョコビッチという好カードが今回は消費されてしまいました。
正直なところ大坂なおみ選手に対する脅しとも取れる声明を発表したり、ナイトゲームで9時以降に始まるゲームでお金を取っていたにも関わらず、11時には観客を帰らせたりと今回の大会運営には?マークがつくところが多い印象です。
話は逸れましたが、ついに頂上決戦が今週末繰り広げられます!
実質決勝戦とも言っていい、30代ベテラン同士の戦いですが二人ともクレーコートでの戦い方を知っている強者ですので、どちらに軍配が上がるか分かりません!
高回転のスピンで相手をコート外に追い出して、角度のついたフォアファンドで仕留めるナダル選手と、コートを縦横無尽に駆け回り、一分の隙も見せない精密機械のようなジョコビッチ選手。果たしてどちらの手に賜杯が渡るのか注目です!
ずっとハマっているもの24
2021年5月19日 水曜日今回ご紹介する愛すべきサウスパークキャラクターは、「メル・ギブソン(Mel Gibson)」です。
前回トム・クルーズをご紹介しましたが、メル・ギブソンもトム・クルーズ同様、超有名俳優です。
『マッド・マックス』、『リーサル・ウェポン』、『ブレイブハート』など数えきれないほどの映画に出演している有名人です。
また、監督としても活躍しており、『ブレイブハート』ではアカデミー監督賞を受賞。
その他『パッション』や『アポカリプト』など話題となった映画も監督しています。
でも、いやそんなセレブだからこそ、サウスパークの餌食になってしまうのです・・・。
【警告】
<<ここから先、メル・ギブソンのファンの方は読まない方がいいと思います。>>
メル・ギブソンにはサウスパークが取り上げたくなるような要因があります。
みなさんご存知かもしれませんが、実はメル・ギブソンは超伝統主義カトリック教徒としても知られ、なんと自宅近くの丘にチャペルを建設してしまったほどだそうです。
もちろん、信教の自由が保障されているのは当然です。
しかし、敬虔なキリスト教信者であるが故の偏った考えがしばしば見受けられます。
特に、『パッション』という映画でキリストの最後を描いた際には、ユダヤ人がキリストに対して行う拷問シーンをあまりに凄惨に描いたため(アメリカのある映画館ではこの映画を見ていた女性が心臓発作を起こして死亡する事故が起きたほど)、反ユダヤ主義者だとユダヤ系団体からかなりのバッシングを受けます(その代わり、イスラム諸国では好意的に受け止められたとか)。
その他にも、ユダヤ系の女優ウィノナ・ライダーに対して暴言(「オーブン・ドジャーズ(焼却炉を逃れた連中)」)を浴びせたり、飲酒運転で捕まった際に警官に「くそユダヤ人、世界中の戦争の原因はお前だ」などど叫んだりと、反ユダヤ的なエピソードがけっこうあります。
さあ、この『パッション』を巡る騒動は、当然のようにサウスパークで取り上げられました(第8シーズン第3話)。
タイトルはなんと”The Passion of the Jew”(ちなみに『パッション』の原題は”The Passion of the Christ”)。
内容は、主人公の1人カイル(ユダヤ人)がこの映画を見て、キリストに対してあんなひどいことをしたんだからユダヤ教徒はキリスト教徒に対して謝らなければならないと考えるところからはじまります。
もちろん、途中でメル・ギブソンも登場しますが・・・
まあ、サウスパークですので、セレブに対してはいつも通りの扱い方ですね(苦笑)。
ご興味のある方は、ぜひこちらをどうぞ。
5:30頃と12:00頃以降にメル・ギブソンが登場します。
さらに興味が湧いたという方は、ついでに『パッション』もいかがでしょうか。
全仏2021に向けて
2021年5月14日 金曜日今年もやってまいりましたクレーシーズン!クレーシーズンのメインイベントといえば何と言っても全仏オープンですよね。昨年は新型コロナウイルスの影響下で例年の開催時期とはずれにずれて、9月末からという大幅なスケジュール変更の元、寒い時期に開催されましたが、今年は1週間遅れではありますが、5月末からスタートします!
ちなみに昨年は男子はナダル選手が4連覇を果たし、通算13回目の優勝、女子はイガ・シフィオンテク選手がポーランド人初のグランドスラム制覇で幕を閉じました。
今年のクレーシーズンは若手の台頭が著しく、例年数個のタイトルを手にしているナダル選手も20代の選手にその栄冠を奪われています。モンテカルロではチチパス選手が優勝、翌週のバルセロナでは地元ということもあり、チチパス選手に競り勝って、今年初のクレーコート優勝を果たしましたが、マドリードではズベレフ選手に敗退。今週のローマでも例年のように圧倒的に実力差を感じられるシーンが減ってきています。
また、ジョコビッチ選手も脇腹負傷の影響があるのか、戦績が上がってきません。地元セルビアのベオグラードでも準決勝でロシアのホープ、カラツェフ選手にフルセットで破れています。
ジョコビッチ選手も公式に世代交代が近づいていると発言するように最近はアメリカのシナー選手や、カナダのオジェアリアシム選手、ロシアのルブレフ選手など世界各地のネクストジェネレーションの戴冠が増えつつあります。
そんな中で復活の兆しを見せてきているのが我らが錦織選手!
クレーシーズンが得意(生涯勝率が一番高い)な彼ですが、バルセロナでは3回戦進出でナダル選手から1セット奪うなどいい試合を続けています。次のマドリッドも1回戦でいきなりシード勢のハチャノフ選手と当たりますが撃破、2回戦は惜しくもズベレフ選手に敗れますが、ズベレフ選手はそのまま優勝しているので悪い試合ではありませんでした。翌週も1回戦はシード勢との対決(ランキングが低くなってしまったので仕方ないですね)で28シードのフォニーニ選手と対決しましたがストレート勝ち!
フォニーニ選手にとってはイタリアで地元ということもあって負けられない試合だったにも関わらず錦織選手が圧倒していました。2回戦では2週連続でズベレフ選手と当たりました。今回はフルセットまで持ち込む大接戦だったのですが惜しくも敗退。
ただ、先日まで怪我で棄権していた選手とは思えない動きをしているので、全仏に向けてとても楽しみが増えそうです。頑張れ錦織選手!
ずっとハマっているもの23
2021年4月16日 金曜日今回ご紹介する愛すべきサウスパークキャラクターは、「トム・クルーズ(Tom Cruise)」です。
そうです、言わずと知れたあの名優、トム・クルーズです。
『トップ・ガン』、『レインマン』、『ラスト・サムライ』、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、『ミッション・インポッシブル』など数えきれないほどの映画に出演している有名人です。
でも、いやそんなセレブだからこそ、サウスパークの餌食になってしまうのです・・・。
【警告】
<<ここから先、トム・クルーズのファンの方は読まない方がいいと思います。>>
トム・クルーズにはサウスパークが取り上げたくなるような要因があります。
みなさんご存知かもしれませんが、実はトム・クルーズは『サイエントロジー』という宗教団体に所属し、積極的に広告塔の役割を担っています。
もちろん、信教の自由が保障されているのは当然です。
しかし、この『サイエントロジー』という宗教団体は、各国で「カルト」認定されているような団体なのです。
サウスパークでは、もともと宗教をテーマとしたエピソードが多いのですが、特に『サイエントロジー』に対しては厳しい(思いっきりバカにする)対応をしています。
サウスパークでは、宗教自体をただ単に否定することはしませんが(主人公のカイルはユダヤ教徒、その他モルモン教に関するエピソードなど)、イスラム原理主義やカルトに対しては、またあやしい宗教やおかしな教義などに対しては、容赦なく切り込んでいきます。
『サイエントロジー』は、(サウスパーク製作者サイドからみて)あまりにも出鱈目な教義を掲げていることや、トム・クルーズという超有名人が全面的にバックアップしていることなどから、大きくとりあげて皮肉っています(第9シーズン第12話「Trapped in the Closet」8:20頃)。
さて、サウスパークで取り上げられ、おもしろおかしくデフォルメされた有名人たちの反応ですが、主に3つのパターンがあります。
その1・・・『無反応』
その2・・・『逆に楽しむ』
その3・・・『激怒する』
では、トム・クルーズの反応はどれだったでしょう?
答えは・・・
その3『激怒する』でした。
トム・クルーズは、自身と『サイエントロジー』を扱ったエピソードを見て激怒し、このエピソードが2度と見られないように再放送を禁止するようテレビ局に圧力をかけました。
ちなみに、これも後ほどサウスパークの別のエピソードでネタにされてしまいました。
ということで、今日はサウスパークのトム・クルーズをご紹介しました。
また次回!