相続対策

相続のお悩み事例

ご相談者|女性(75歳)

遺言書の作成方法を知りたいです。

相談内容

娘に誘われたのを良い機会として、海外旅行に行くこととしました。万一の事も想定し、遺言書を作成しておこうと思っております。

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今後、年齢を重ねていくと海外旅行も難しくなると思い、娘に誘われたのを良い機会として、行くこととしました。1週間後に出発予定です。
勿論、元気に帰ってくるつもりですが、万一の事も想定し、遺言書を作成しておこうと思っております。
遺言書には、公正証書遺言、自筆証書遺言など、作成方法が幾つかあると聞いておりますが、どの方法が良いのか迷っております。

[登場人物]

ご相談者:女性(妻・75歳)
夫:78歳
長女:両親と別居
長男:両親と別居

登場人物の家系図 登場人物の家系図

解決の手引き

ポイントを解説

  • 仲の良いご家族が、引き続き仲良くあり続けるために、是非、遺言書の作成をお勧めしております。
  • 遺言書の作成にあたっては、法律・税金等の知識も必要となる場合がありますので、専門家へご相談されることをお勧めします。

公正証書遺言・自筆証書遺言のメリット・デメリット

海外旅行に行かれるのですね。お嬢さまと親子水入らず、是非、楽しんできてください。
さて、ご相談の件ですが、仰る通り、遺言書の作成方法は幾つかあり、公正証書遺言、自筆証書遺言もその1つです。
一般的に、公正証書遺言は公証人が作成する文書ですので誤りがなく、偽造・変造等の虞もありませんが、公正証書遺言の作成には費用がかかります。
一方、自筆証書遺言はそういった費用はかからず手軽に作成できますが、遺言者自身が作成しますので、要件が整っているか否かはご自身で確認する必要がある他、偽造・変造等の虞があります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮いただき、方法をお選び頂くのが良いと思っております。

今回の場合

今回は、海外旅行に行かれるにあたり、取り急ぎ、作成されようとしているとお見受け致しました。費用面や、出発までの期間も考慮致しますと、手軽に作成できる自筆証書遺言が良いかと思います。但し、先程も申しました通り、遺言書は内容・形式ともに要件が整っている必要があり、留意が必要です。このホームページに掲載しております「相続の豆知識」をご覧ください。

遺言書作成にあたっての留意点

そして、海外旅行からお帰りになられましたら、本格的に遺言書の作成をご検討ください。今回、ご一緒されますお嬢さまへお遺しされたいものはございますでしょうか。お子さまが複数名いらっしゃる場合、資産をどのように遺されるか、これはお父さま、お母さまがご家族のために準備しておくべき大切なお仕事と思っております。遺言書が無く、お子さま方がご自身らで決めようとすると、置かれている環境も異なり、ご意見が合わない場合もございます。そのために、その後、お子さま方が仲たがいをしてしまうのは、ご両親にとって最も悲しいことと思います。
仲の良いご家庭が、引き続き仲良くあり続けるために、是非、お父さま、お母さまには、遺言書の作成をお勧めしております。

遺言書を作成するうえで、遺言者さまのお考え、法律・税金の知識、経験等を総合的に考慮することが、遺言者さま、ご家族さまの幸せに繋がります。作成までの手続きについては、お気軽に三菱UFJ信託銀行へご相談ください。

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