留学生が学童保育支援員補助で活躍 人員不足の夏休み 鳥栖市の放課後児童クラブ
支援員補助として子どもたちと過ごす弘堂国際学園の留学生=鳥栖市の鳥栖北小なかよし会
夏休み中の放課後児童クラブ(学童保育)の支援員不足を解消するため、鳥栖市の日本語学校「弘堂国際学園」の留学生が支援員補助として活躍している。昨年の5人を上回る16人が働き、受け入れ施設が増設されたこともあり、夏休み中の待機児童は昨年の60人から15人に減った。
鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会が8小学校に17クラブを開所し、約800人の保育を実施している。近年は支援員不足が課題となっており、特に夏休み中は勤務時間が午前8時から午後7時までと長く、多くの支援員が必要となる。
昨年に続き、市内の学校法人「弘堂国際学園」に支援員を募集したところ24人が応募。面接でコミュニケーションや業務への熱意をみて16人を採用し、夏休み期間中、8クラブで2人ずつ勤務している。
室内、室外での遊びの見守りを中心に、1日に4時間程度、子どもたちと触れ合っている。鳥栖北小なかよし会に勤務するネパール出身のダルラミ・マノズさん(20)は「子どもが好きなので応募した」と話し、「言葉が分からないときは『もう一回言って』と頼めば良いし、仕事は面白く、子どもと遊ぶのが楽しい」と話した。(樋渡光憲)
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