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【動画】秀吉ゆかり「草庵茶室」初公開 名護屋城大茶会、和文化を体感

名護屋城大茶会で公開された「草庵茶室」。右奥は鍋島直茂と正室・陽泰院に扮(ふん)してお点前の実演をする山口祥義知事と俳優の羽田美智子さん。右手前は解説する中尾清一郎佐賀新聞社社長=唐津市鎮西町の名護屋城博物館(撮影・山田宏一郎)

豊臣秀吉が築いた名護屋城跡(唐津市鎮西町)一帯で23日、名護屋城大茶会(佐賀県・唐津市主催、佐賀新聞社など共催)が開かれた。県が復元した秀吉の茶室「草庵茶室」が初公開され、小雨が降る中、約5800人が茶席や能などの伝統芸能のステージなど和文化を体感した。

草庵茶室は4畳半の広さで、茶室跡の発掘調査や博多商人・神屋宗湛の「宗湛日記」の記述などを基に復元した。築城時に生えていたとされる真竹を中心に使用し、玉石敷や手水(ちょうず)石なども設け、独自の空間を作った。

宗徧流によるお点前の実演が行われ、山口祥義知事が佐賀藩祖・鍋島直茂、俳優の羽田美智子さんが直茂の正室・陽泰院に扮(ふん)し、佐賀新聞社の中尾清一郎社長らが解説した。羽田さんは「竹や藁(わら)など自然素材に囲まれ、この空間でお茶をたしなむことは心をつなぐ時間だったのでは」と思いをはせていた。

岐阜県から訪れた大橋育子さん(75)と西山よし子さん(74)は草庵茶室を前に「庶民的な雰囲気に感じ入った。(抽選で)黄金の茶室の中でお茶も味わい、両方の茶室を楽しめて来たかいがあった」と笑顔を見せた。(松岡蒼大)

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