(2025年3月4日 05:00)
工作機械技術振興財団の安達俊雄理事長に、ニデックによる牧野フライス製作所へのTOB(株式公開買い付け)を通じた買収提案に反対する理由などを聞いた。(総合1参照)
―財団としてTOBに応じない意向を決議した理由は。
「牧野フライス製作所の創業者で当財団の創設者でもある故牧野常造氏は、工作機械産業への深い理解、社会貢献への強い意志、技術革新についての信念を持っていた。こうした歴史的な経緯を踏まえ、財団創設の精神を簡単に放棄すべきではないと考えた」
―財団の運営面については。
「創設者の意思は牧野フライスの関係者にも引き継がれ、公益性を重視する対応に支えられてきた。現状を変更する合理的な理由を見いだすことはできないと考えている」
―決議に至った背景は。
「当財団が牧野フライスの取締役会に代わり、TOBへの対応を先行して決めるわけではない。あくまでも一株主の立場として今後の財団としての対応方針を決議した」
―理事会など財団関係者のTOBへの受け止めは。
「今回のTOBによる買収提案が工作機械産業の発展にプラスになるのか、強い疑問を共通して抱いている。こうした違和感についての私なりの説明になるが、景気変動に備えるための内部留保の必要性から、企業収益をダイレクトに株主還元できないもどかしさなどを感じているのではないかと思う」
(2025年3月4日 05:00)
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