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情報系副専攻プログラム

情報系副専攻プログラムは2024年10月にプレオープンし、2025年4月に本格始動します!

以下は、2025年4月の本格実施に向けた履修案内を掲載していますが、現在はプログラムの履修登録などできない状況になっています。2025年4月の本格始動後、既修得単位認定により修了することが可能ですので、興味のある方は、2024年度後期の期間で、現行開講されている科目(1基幹科目群「プログラミング演習」「情報科学」)を積極的に履修してください!

1.情報系副専攻プログラムとは

1-1.趣旨・目的
昨今の社会的動向に鑑みて、デジタル人材を必要とする企業は、情報系企業だけではありません。例えば、医療・化学・製造・農業・金融・流通・公共など、ほぼすべての産業・インフラにおいてDXを推進するデジタル人材が必要とされています。このように、産業振興のためには、情報系だけでなく、全学術分野からデジタル人材を輩出する必要があります。
本プログラムは、こうした現在の社会的要請を鑑みて、文系・理系の壁を越えたデジタル人材育成を目的として開設されました。みなさんには、第一に、情報学・デジタル分野における基礎から応用までの幅広い知識と実践的技術を学修し、第二に、情報・デジタル分野の知識と技術の視点から自分の専門に関連する諸課題を捉える能力を身につけ、第三に、これらの学修を通して、情報学・デジタル分野の社会的・倫理的側面や、オープンソース等のオープン化のコンセプトを理解し、その価値を実世界で応用可能な人材となることを目指して学修していただきます。

1-2.プログラムの対象者
本学の学部学生、大学院学生すべての皆さんが対象です。

1-3.修了認定の段階と到達目標
到達目標、取得単位数に応じて下表のとおり3段階で修了を認定し、その証明としてオープンバッジを取得することができます。オープンバッジとは、世界共通の技術標準規格に沿って発行されるデジタル証明・認証で、デジタル履歴書やSNS上に公開でき、就職・転職活動といった場面でも活用可能です。

2.情報系副専攻プログラムの内容

2-1.カリキュラムポリシー
本副専攻プログラムでは、以下のポリシーに基づき、カリキュラムを構成します。
くろまる 情報学やプログラミングの基礎から、AI・データ解析までを、幅広く網羅することができる能力の養成
くろまる 複数のプログラミング演習科目を通して、自らの計算機利用目的を達成するための実践力の涵養
くろまる 文理の垣根を越えた多様な知識とスキルの獲得
くろまる 自らの主専攻における学びと情報学の関連を理解できる科目群の設置

2-2.カリキュラムの科目構成
本プログラムのカリキュラムは、以下の授業科目群から構成され、具体的な授業科目は別表のとおりです。

1基幹科目群
本プログラムの基礎的な科目群。サイバーセキュリティ、情報学及びプログラミングの基礎から、AI・データ解析の基本までを、幅広く網羅した能力の養成を図ります。なお、2でプログラミング演習科目を受講予定の場合、その予習として本科目群の「プログラミング演習」の履修を強く勧める。

2コア科目群
基幹教育科目群で身に付けた知識・技能をより実践的にするための、異なる側面にフォーカスした複数のプログラミング演習科目、およびハードウエアや半導体などコンピュータシステムの全体像を学べる科目から構成されます。

3分野別応用科目群
様々な学術分野の視点から、情報学・デジタル技術を学ぶための科目群です。具体的には、生命情報学、数理物理情報学、化学情報学、人文情報学、社会情報学等、文理を含んだ様々な学術における応用的な知識を学修するための科目群として構成しています。基本的には、本科目群のうち受講生自身の専門に近い科目の受講を想定していますが、情報学を軸として自身の知識の幅を広げる目的で他分野や複数の科目の受講も推奨します。

4総合科目群
3以外で、様々な分野に特化したトピックを中心としつつも情報学・デジタル技術にも関連する科目群です。具体的には、法情報学、社会倫理、研究倫理等、情報社会を取り巻く法律・倫理等(ELSI)の知識を身に付ける科目群や、いわゆる「X-インフォマティクス」のように特定の目的を持ったデジタル技術に関する科目群として構成しています。受講者の専門に比較的近い科目だけでなく、大きく異なる科目もあるものの、「情報学・デジタル技術」というキーワードは共通するので、是非好奇心を持って受講していただきたいと思います。

なお、本科目群は、技術や要請、そして実施体制の動的な変化に対応するため、柔軟に構成することを想定しています。例えば、状況に応じて、情報学を専門とする電気情報工学科の低年次向け科目群を、本科目群に組み込むことも考えます。

2-3.履修細目

2-4.既修得科目の取扱い
本プログラムの履修登録の前にすでに本プログラムで課す科目を修得していた場合、その科目の単位を修了要件の必要単位数に算入することが可能です。大学院学生にあっては、本学学部在籍時に修得した単位も本プログラムの必要単位数に算入することができます。

3.情報系副専攻プログラムの履修方法

3-1.プログラム履修登録
(注記)2025年4月から開始予定です。
情報系副専攻プログラム履修希望者は、Web申請フォームから履修登録を行ってください。学期中いつでも登録が可能です。

3-2.プログラム授業科目の履修登録(学部学生)
プログラム授業科目の履修登録については、開講学部等(基幹教育、各学部)の履修要項やWebサイト、各授業科目のシラバス等を確認の上、定められた方法で履修登録を行ってください。なお、集中講義により開講される科目は、通常の履修登録期間とは異なることがありますので、注意してください。

3-3.プログラム授業科目の受講登録(大学院学生)
プログラム授業科目は、学部学生向けに開講されているので、大学院学生は原則新たに履修することができません。
そこで、情報系副専攻プログラムの修了を目指す大学院学生には、先述の『コア科目群』と『分野別応用科目群』を開放し、受講を認めます。科目の修得要件を充たした場合、単位や成績は出ませんが、本プログラムでの必要単位数に算入することを認めます。受講登録や受講の方法については、別途案内します。
なお、やむを得ない事情により、『コア科目群』と『分野別応用科目群』以外の授業科目の履修が必要である場合は、開講学部等の教務係に相談してください。

3-4.修了認定
(注記)2025年4月から開始予定です。
修了要件を満たした場合は、Web申請フォームから修得した科目名を明記の上、申請を行ってください。
認定段階(バッジの種類)によって、必修科目や必要単位数が異なりますので、「2.情報系副専攻プログラムの内容」を参照し、修了要件を確認した上、申請してください。
学期中いつでも申請が可能ですが、修了認定は、前期と後期の学期末(8月・2月頃)に行います。
https://forms.office.com/r/〜〜(修了認定申請)

4.問い合わせ

学務部学務企画課企画調査第一係
Mail:gakikaku@jimu.kyushu-u.ac.jp

別表:情報系副専攻プログラム科目の概要

1基幹科目群

授業科目名 開講学部等
開講地区
開講時期
備考等
単位数
サイバーセキュリティ基礎論 基幹教育
伊都地区
春学期

1

プログラミング演習 基幹教育
伊都地区
夏学期〜冬学期

1

情報科学 基幹教育
伊都地区
前期
後期
2
データサイエンス序論 工学部
伊都地区
後期 1
データサイエンス総論I 基幹教育
伊都地区
前期集中 1
データサイエンス総論II 基幹教育
伊都地区
前期集中 1

2コア科目群(2025年4月の本格実施に向けて順次公開)

3分野別応用科目群(2025年4月の本格実施に向けて順次公開)

4総合科目群(2025年4月の本格実施に向けて順次公開)

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