展覧会「百花ひらく—花々をめぐる美—」が、東京の皇居三の丸尚蔵館にて、2025年3月11日(火)から5月6日(火・振)まで開催される。
日本では、季節を彩る花々は、芸術の主要なモチーフとして用いられてきた。展覧会「百花ひらく—花々をめぐる美—」では、皇室に受け継がれてきた美術品を収蔵する皇居三の丸尚蔵館のコレクションのなかから、花を題材とした絵画、工芸、書跡を45件紹介する。
本展では、江戸時代の絵師・伊藤若冲が手がけた国宝《動植綵絵》のうち、花を描いた4幅を公開。全30幅におよぶ花鳥図の大作のなかから、前期には《桃花小禽図》と《牡丹小禽図》、後期には《梅花小禽図》と《薔薇小禽図》を目にすることができる。
そのほか、会場では、11世紀から現代にいたる作品を紹介。池上秀畝《国之華》や土田麦僊《罌粟》といった日本画から、伝 紀貫之《堤中納言集(名家家集切)》などの書跡、並河靖之《七宝四季花鳥図花瓶》、《浅葱絽地秋草浮線綾模様振袖》をはじめとする工芸まで、花をモチーフとして取り入れたさまざまな作品を展示する。
展覧会「百花ひらく—花々をめぐる美—」
会期:2025年3月11日(火)〜5月6日(火・振)
[前期 3月11日(火)〜4月6日(日) / 後期 4月8日(火)〜5月6日(火・振)]
会場:皇居三の丸尚蔵館
住所:東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
開館時間:9:30〜17:00
※(注記)3月11日(火)は13:00開館
※(注記)金・土曜日は20:00閉館(3月28日(金)および4月25日(金)除く)
※(注記)入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月5日(月・祝)は開館)
入館料:一般 1,000円、大学生 500円
※(注記)高校生以下・満18歳未満、満70歳以上は無料(入館時に年齢のわかるものを要提示)
※(注記)障がい者手帳の所持者および介護者各1名は無料
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5541-8600
