平成29年11月17日より、環境省は特定廃棄物埋立処分施設への特定廃棄物等の輸送を開始しました。
輸送計画に基づき、搬出準備から搬入までの一連の作業を統括管理するとともに、積載物の飛散防止・交通事故等の安全対策を徹底します。
搬出する廃棄物は、分別や放射能濃度の測定等を行い、10万Bq/kg以下であること等を確認した上で、 収納容器に封入して埋立可能な状態とします。また、収納容器の状態の確認、電子タグの貼付を行い、輸送車両に積み込みます。
収納容器の表面線量率の測定と電子タグの貼付(イメージ)
廃棄物の種類ごとに所定の収納容器に封入します。
フレキシブルコンテナ(例)
焼却で発生した飛灰等は、フレキシブルコンテナに入れてセメント固型化処理施設に搬出。
地盤改良用収納容器(例)
不燃物等は、地盤改良用収納容器に入れて埋立処分施設に搬出。
角型収納容器(例)
セメント固型化した廃棄物は、角型収納容器に入れて埋立処分施設に搬出。
収納容器の表面線量率を測定し、放射能濃度が10万Bq/kg以下であること等を確認します。
電子タグが貼付された収納容器の情報をデータベースに登録し、積込みから埋立てまでの情報を一元的に管理します。
廃棄物が飛散・流出したり、雨水が浸入しないように収納容器を遮水性のシートで覆うなど、必要な対策を行います。
平成29年11月より、環境省は特定廃棄物埋立処分施設への特定廃棄物等の輸送を開始しました。輸送計画に基づき、搬出準備から搬入までの一連の作業を統括管理するとともに、廃棄物の飛散防止・交通事故等への安全対策を徹底しています。
運行管理システム(イメージ)
輸送車両の運行状況及び作業の進捗状況をリアルタイムに管理します。
輸送車両の車載機材
電子タグによる廃棄物等の全数管理及びGPSによる輸送車両管理。
運行管理室
埋立処分施設の管理棟内に、運行管理室を設け運行管理責任者を配置。
高速道路を優先的に使用し、住宅街や通学路を極力回避します。渋滞や通学時間帯を避け、日没前に搬入が完了するよう輸送します。
輸送車両の側面等には特定廃棄物輸送車両である旨を表示し、ネームプレートを設置します。
定期的に運転者等への安全教育を実施します。
輸送された廃棄物の放射線量や収納容器の状態等を確認します。また、車両退出時の輸送経路の汚染を防止するため、輸送車両を適切に管理します。
受入管理システム(イメージ)
データベースに登録された輸送車両のナンバーや廃棄物の種類に違いがないこと等を確認します。
トラックスルー式の放射線量検出器(ゲートモニター)を用いて輸送車両の線量率を測定し10万Bq/kg以下であることを確認します。
収納容器の表面に汚れ等がないことを目視で確認し、収納容器の状態、車両重量等の確認を行います。