このページでは、国の責任において処理を行う特定廃棄物の埋立処分事業の実施にあたって、周辺環境への配慮、多重の安全管理、迅速な情報公開への取組として、埋立処分施設及び周辺における環境モニタリングのデータを公開しています。
埋立処分施設および周辺の環境について、施設からの影響がないことの確認を目的として地点を設定し、「空間線量率」「地下水水質」「浸出水原水水質」「処理水水質」「放流水水質」「悪臭」「埋立ガス」「騒音・振動」「大気中放射能濃度」「雨水中放射能濃度」「植物中の放射能濃度」「地下水中放射能濃度」「河川水等の放射能濃度」「搬入経路における放射能濃度等」のモニタリングを行っています。
空間線量率は敷地境界に加え、埋立地周囲においても測定しています。埋立処分施設からの処理水は基準値以下であることを確認したうえで放流しますが、河川への影響がないことの確認のため、河川の水質を測定します。
埋立開始前に河川底質や河川敷の植物、表土等を採取し、河川とその周辺のバックグラウンド濃度を把握するとともに、埋立中も定期的にモニタリングすることで、埋立処分施設由来の放射性物質の蓄積がないことを確認します。
環境モニタリングのうち、空間線量率、大気中放射能濃度、地下水中放射能濃度は連続モニタリングを実施し、処分施設での安全監視を強化します。データを詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
調査員による試料採取を行い、分析機関にて分析を行います。空間線量率の測定は現地で行います。(写真上段)
また、分析機器を処分施設内に設置し、連続測定を行っています。(写真下段)
空間線量率測定 敷地境界
正門付近
浸出水原水の試料採取
浸出水処理水の試料採取
放流水の試料採取
空間線量率連続測定装置
(モニタリングポスト)
処分施設入口及び敷地境界において空間線量率を測定します。
大気中放射能濃度連続測定装置
埋立地周囲の大気中の放射能濃度を測定します。
地下水中放射能濃度連続測定装置
地下水集水管の地下水を対象に放射能濃度を測定します。
処分施設下流域の8地点ならびに搬入経路の4地点で、処分施設内と同様に、調査員による試料採取を行い、分析機関にて分析を行います。
河川水の試料採取
(処分施設下流域)
河川底質の試料採取
(処分施設下流域)
植物の試料採取
(処分施設下流域)
大気(大気浮遊じん)の
試料採取(搬入経路)
異常な値が検出された場合には、速やかに関係機関に報告するとともに、埋立作業の中止など緊急時の措置を図り、再調査等を行って原因究明を早急に進めます。なお、連続モニタリングでは24時間の測定を行っており、機器の故障を含め異常がある場合は、職員に自動で通報されることとなっています、
計測データを掲載しています。
※(注記)空間線量率、大気中放射能濃度、地下水中放射能濃度のリアルタイムモニタリングデータ(連続測定数値)は、
「特定廃棄物の埋立処分施設 リアルタイムモニタリングサイト」でご覧いただけます。
敷地境界の空間線量率
埋立地周囲の空間線量率
大気(大気浮遊じん)中の放射能濃度
浸出水原水、処理水、放流水及び地下水の放射能濃度
浸出水原水の測定結果
処理水の測定結果
放流水の測定結果
地下水の測定結果
悪臭の測定結果
埋立ガスの測定結果
植物(松葉)中の放射能濃度