放射能(ベクレル)がそのまま人体への影響(シーベルト)を示すものではありません。管理型処分場では「さえぎる」「遠ざける」「保管し減衰させる」などの方法によって人体への影響がないようにしています。
[画像:放射能濃度(Bq/kg)と人体への影響の関係について]
例えば、10万Bq/kgの廃棄物が詰められたドラム缶の表面線量率は23μSv/hとなります。
※(注記)放射性物質の特徴「さえぎると減る」「遠ざけると減る」「自然に減る」によって、実際の被ばく線量は低くなります。
※(注記)線量率と放射能濃度との関係は、「放射能濃度と線量率を実際に測定する」または「コンピューターで計算する」方法で算出します。
処分場周辺への影響の程度を「処分場の周辺に居住した場合」「敷地の境界に立ち入った場合」「輸送路周辺で生活した場合」の3つのシナリオを設定して評価し、目安を下回ることを確認しています。
周辺住居:1日あたり16時間は木造家屋内、8時間は屋外にいると想定
周辺住居に居住した場合の追加被ばく線量は、原子力安全委員会が示した目安(埋立中1mSv/年=1,000μSv/年)の1/500以下になります。
敷地境界:埋立地から最も近い敷地境界に毎日1時間立入と想定
搬入:1日あたり33台のトラックが住居横3mまたは10mに1分間停車すると想定
線量評価を行う上でのシナリオは安全側に設定しています。