「予想分配金提示型」はどんな投資信託?
さて、「毎月分配型」「隔月分配型」の中には「予想分配金提示型」と呼ばれる商品もあります。これは、投資信託の値段(基準価額)の水準に応じて分配金の金額が決まっている投資信託です。
たとえば、人気を集めているのが「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」(以下「AB・米国成長株投信D」)です。純資産総額は9月20日時点で2兆328億円となっています。
「毎月分配型」なので新NISAの対象ではないのですが、人気の秘訣は、「元本を取り崩して分配金を支払う」ことを防ぐ仕組みがあることです。
AB・米国成長株投信Dの目論見書には、次のように分配方針が記載されています。
AB・米国成長株投信Dの場合、原則毎月15日の前営業日の基準価額によって支払われる分配金の額が決まります。たとえば、基準価額が1万2000円ならば、1万口あたりの分配金額は300円となります1万1000円未満になると「基準価額の水準等を勘案して決定」とあります。