暴落したとき人はどう動くか
2025年がスタートしました。新NISAから投資を始めて今年で2年目に入るという方も多いと思います。8月には暴落もありましたが、割とすぐに持ち直したため、恐る恐る投資を始めた人も今年は投資額を増やしたり、年初に一括投資をしたという人もいるようです。
相場が良いときにはどんどん投資額を増やしたくなるものですが、良いときばかりではありません。今回は筆者の失敗談に学ぶ、新NISA2年生が知っておきたい資産形成成功のコツについてお話しします。本当にお恥ずかしいのですが、皆さんの参考になればという思いで、筆者の失敗談を披露します。
現在、わが家の資産形成は投資信託のつみたて投資をメインとしています。かれこれ10年以上前のことになりますが、長期・分散・積立での資産形成にシフトし、世界株式に投資する投資信託に毎月つみたて投資を始めました。当時も今のように相場が良かったので、資産がどんどん増えていきました。
そうなると普通預金にお金を置いておくのがもったいない気がしてきます。普通預金に置いていてもほとんど利子がつかないので、スポットでどんどん追加投資をしていったんですね。すると、あるとき株価が暴落。保有資産残高を見ると投資した額の8割くらいに下落していました。
暴落に慌てて売ってしまってダブルの後悔
びっくりして、これ以上損をしたくない! と思い、慌てて全て売却しました。そのときは、「調子にのってどんどん突っ込むんじゃなかった!!」とものすごく後悔したのを覚えています。もっと増えるかもという欲は出さずに、堅実につみたてだけにしておこうと心に決めました。
そして、その後どうなったかと言うと、去年の8月以降のように、しばらくすると株価は戻りました。ですが、私は売却してしまったので、損しただけです。慌てて売ってしまわずに保有し続ければよかったと、さらに後悔することになってしまいました。