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退職所得控除と2分の1課税が関係退職金は額面の大きさに騙されてはいけない...「一時金か年金か」手取り額を最大化する受け取り方

退職金は会社員がまとまった資金を手にする唯一のチャンス。少しでも有利に受け取りたいところだ。Money&You代表取締役でマネーコンサルタントの頼藤太希さんは「一時金で受け取るか年金で受け取るかによって手取り額に大きな差が出ることは知っておいたほうがいい」という――。
お札
写真=iStock.com/gyro
(注記)写真はイメージです

50代のうちに退職給付制度を調べておこう

会社員ならば、老後資金として退職金をあてにしている人も多いことでしょう。しかし、退職金は、どの会社でも必ずもらえるわけではありません。

厚生労働省の「就労条件総合調査」(2018年)によれば、退職給付制度がある会社は80.5%で、残りの約2割の会社には退職給付制度がありません。定年直前になって、慌てないためにも、定年が近い50歳代になったら自分の会社の制度を確認してください。

退職給付制度には、退職金を一括でもらう「退職一時金」と、受け取り方が選択できる「企業年金」の2つがあります。前出の調査では、退職給付制度がある会社のうち、73.3%が退職一時金制度のみを採用しています。ただし最近は、退職給付制度の見直しを行う企業も増えています。

会社によっては一時金制度に加えて、企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)などをあとから導入するなど、複数の制度を併用している場合もあります。大企業に勤めている場合は、2つか3つの制度があることが多いでしょう。

退職金給付制度の種類

自分の退職金を確認する3つの方法

具体的には、以下のいずれかの方法で確認できます。

・会社の就業規則を確認する
・会社の退職金規定を確認する
・人事や総務などの部署に問い合わせる

会社に退職給付制度があるかないか、どんな種類の制度を導入しているかは、会社の就業規則や退職金規定に必ず記載されています。わからないことや書類が見当たらない場合は、人事や総務などの担当部署に問い合わせて聞いてみましょう。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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