1990年のNFL
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1990年のNFL | |
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レギュラーシーズン | |
日程 | 1990年9月9日 - 1990年12月31日 |
プレイオフ | |
開幕日 | 1991年1月5日 |
AFC優勝 | バッファロー・ビルズ |
NFC優勝 | ニューヨーク・ジャイアンツ |
第25回スーパーボウル | |
開催日 | 1991年1月27日 |
開催都市 | フロリダ州 タンパ |
スタジアム | タンパ・スタジアム |
チャンピオン | ニューヨーク・ジャイアンツ |
プロボウル | |
開催日 | 1991年2月3日 |
開催都市 | ハワイ州 ホノルル |
スタジアム | アロハ・スタジアム |
NFLシーズン |
1990年のNFLは1990年 9月9日にNFL71回目のレギュラーシーズンが開幕し、1991年 1月27日にフロリダ州 タンパで開催された第25回スーパーボウルを経て、2月3日にハワイ州 ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。
この年より、プレーオフに出場できるチームが10チームから12チームに増やされた。バイウィークが設けられた[1] 。
ドラフト
[編集 ]1990年4月22日-23日にドラフトが行われ、12巡332名が指名された。全体1位でジェフ・ジョージがインディアナポリス・コルツに指名された。なお本来は2年連続リーグ最下位の成績に終わったダラス・カウボーイズが全体1位指名権となるところ、前年に補充ドラフト1巡でスティーブ・ウォルシュを指名したため、指名権を失っている。コルツはアンドレ・ライゾン、クリス・ヒントンをアトランタ・ファルコンズにトレードし全体1位指名権を獲得した。
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主なルール変更
[編集 ]- アンネセサリー ラフネスの明確化。頭突き等の行為を行った選手は、退場処分の対象とされることになった。
- スクリメージ ラインを越えてのイリーガル フォワード パスの反則は、パサーの体の一部が出た場合でも適用されるようになった。
- タイムアウトおよび その他審判による中断後のプレー クロックは25秒から始めるとされた(30秒からの変更)。
- 前半残り2分以上、後半残り5分以上の時間帯では、前のプレイで選手がアウト オブ バウンズに出た場合でも 審判がボールをセットした時点でゲーム クロックを再稼動させるものとした。
- 前半残り2分以上、後半残り5分以上の時間帯では、反則の適用放棄の場合でもゲーム クロックをすぐさま再稼動させるものとした。
レギュラーシーズン順位表
[編集 ]AFC東地区 | ||||||||||||||
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チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(1)バッファロー・ビルズ | 13 | 3 | 0 | .813 | 7-1 | 10-2 | 428 | 263 | 26.8 | 16.4 | 10.3 | |||
(4)マイアミ・ドルフィンズ | 12 | 4 | 0 | .750 | 7-1 | 10-2 | 336 | 242 | 21.0 | 15.1 | 5.9 | |||
インディアナポリス・コルツ | 7 | 9 | 0 | .438 | 3-5 | 5-7 | 281 | 353 | 17.6 | 22.1 | -4.5 | |||
ニューヨーク・ジェッツ | 6 | 10 | 0 | .375 | 2-6 | 4-10 | 295 | 345 | 18.4 | 21.6 | -3.1 | |||
ニューイングランド・ペイトリオッツ | 1 | 15 | 0 | .063 | 1-7 | 1-11 | 181 | 446 | 11.3 | 27.9 | -16.6 | |||
AFC中地区 | ||||||||||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(3)シンシナティ・ベンガルズ | 9 | 7 | 0 | .563 | 5-1 | 8-4 | 360 | 352 | 22.5 | 22.0 | 0.5 | |||
(6)ヒューストン・オイラーズ | 9 | 7 | 0 | .563 | 4-2 | 8-4 | 405 | 307 | 25.3 | 19.2 | 6.1 | |||
ピッツバーグ・スティーラーズ | 9 | 7 | 0 | .563 | 2-4 | 6-6 | 292 | 240 | 18.3 | 15.0 | 3.3 | |||
クリーブランド・ブラウンズ | 3 | 13 | 0 | .188 | 1-5 | 2-10 | 228 | 462 | 14.3 | 28.9 | -14.6 | |||
AFC西地区 | ||||||||||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(2)ロサンゼルス・レイダース | 12 | 4 | 0 | .750 | 6-2 | 9-3 | 337 | 268 | 21.1 | 16.8 | 4.3 | |||
(5)カンザスシティ・チーフス | 11 | 5 | 0 | .688 | 5-3 | 7-5 | 369 | 257 | 23.1 | 16.1 | 7.0 | |||
シアトル・シーホークス | 9 | 7 | 0 | .563 | 4-4 | 7-5 | 306 | 286 | 19.1 | 17.9 | 1.3 | |||
サンディエゴ・チャージャーズ | 6 | 10 | 0 | .375 | 2-6 | 5-9 | 315 | 281 | 19.7 | 17.6 | 2.1 | |||
デンバー・ブロンコス | 5 | 11 | 0 | .313 | 3-5 | 4-8 | 331 | 374 | 20.7 | 23.4 | -2.7 | |||
NFC東地区 | ||||||||||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(2)ニューヨーク・ジャイアンツ | 13 | 3 | 0 | .813 | 7-1 | 10-2 | 335 | 211 | 20.9 | 13.2 | 7.8 | |||
(4)フィラデルフィア・イーグルス | 10 | 6 | 0 | .625 | 5-3 | 9-3 | 396 | 299 | 24.8 | 18.7 | 6.1 | |||
(5)ワシントン・レッドスキンズ | 10 | 6 | 0 | .625 | 4-4 | 7-5 | 381 | 301 | 23.8 | 18.8 | 5.0 | |||
ダラス・カウボーイズ | 7 | 9 | 0 | .438 | 2-6 | 6-8 | 244 | 308 | 15.3 | 19.3 | -4.0 | |||
フェニックス・カージナルス | 5 | 11 | 0 | .313 | 2-4 | 3-9 | 345 | 412 | 21.6 | 25.8 | -4.2 | |||
NFC中地区 | ||||||||||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(3)シカゴ・ベアーズ | 11 | 5 | 0 | .688 | 6-2 | 9-3 | 348 | 280 | 21.8 | 17.5 | 4.3 | |||
タンパベイ・バッカニアーズ | 6 | 10 | 0 | .375 | 5-3 | 6-8 | 264 | 367 | 16.5 | 22.9 | -6.4 | |||
グリーンベイ・パッカーズ | 6 | 10 | 0 | .375 | 3-5 | 5-7 | 271 | 347 | 16.9 | 21.7 | -4.8 | |||
ミネソタ・バイキングス | 6 | 10 | 0 | .375 | 3-5 | 4-8 | 351 | 326 | 21.9 | 20.4 | 1.6 | |||
デトロイト・ライオンズ | 6 | 10 | 0 | .375 | 3-5 | 5-7 | 373 | 413 | 23.3 | 25.8 | -2.5 | |||
NFC西地区 | ||||||||||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | Div | Con | 総得点 | 総失点 | 平均得点 | 平均失点 | 得失差 | SOS | SOV | |
(1)サンフランシスコ・49ers | 14 | 2 | 0 | .875 | 4-2 | 10-2 | 353 | 239 | 22.1 | 14.9 | 7.1 | |||
(6)ニューオーリンズ・セインツ | 8 | 8 | 0 | .500 | 4-2 | 6-6 | 274 | 275 | 17.1 | 17.2 | -0.1 | |||
ロサンゼルス・ラムズ | 5 | 11 | 0 | .313 | 2-4 | 3-9 | 345 | 412 | 21.6 | 25.8 | -4.2 | |||
アトランタ・ファルコンズ | 5 | 11 | 0 | .313 | 2-4 | 3-9 | 348 | 365 | 21.8 | 22.8 | -1.1 |
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プレイオフ
[編集 ]トーナメント表
[編集 ]
6
オイラーズ
14
3
ベンガルズ
10
3
ベンガルズ
41
1月20日
リッチ・スタジアム
リッチ・スタジアム
2
レイダース
20
AFC
1991年1月5日
ジョー・ロビー・スタジアム 2 レイダース 3
ジョー・ロビー・スタジアム 2 レイダース 3
1月12日
リッチ・スタジアム
リッチ・スタジアム
1
ビルズ
51
5
チーフス
16
AFC チャンピオンシップ
4
ドルフィンズ
34
1
ビルズ
44
ワイルドカード・プレーオフ
ディビジョナル・プレーオフ
1991年1月6日
ソルジャー・フィールド A1 ビルズ 19
ソルジャー・フィールド A1 ビルズ 19
1月13日
ジャイアンツ・スタジアム
ジャイアンツ・スタジアム
N2
ジャイアンツ
20
6
セインツ
6
第25回スーパーボウル
3
ベアーズ
3
3
ベアーズ
16
1月20日
キャンドルスティック・パーク
キャンドルスティック・パーク
2
ジャイアンツ
31
NFC
1991年1月5日
ベテランズ・スタジアム 2 ジャイアンツ 15
ベテランズ・スタジアム 2 ジャイアンツ 15
1月12日
キャンドルスティック・パーク
キャンドルスティック・パーク
1
49ers
13
5
レッドスキンズ
20
NFC チャンピオンシップ
5
レッドスキンズ
10
4
イーグルス
6
1
49ers
28
- 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
- スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
- チーム名の左の数字は、1990年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
- * は延長戦決着
- 日付はアメリカ東部時間
受賞者
[編集 ]賞 | 受賞者 | ポジション | チーム |
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スーパーボウルMVP | オーティス・アンダーソン | RB | ニューヨーク・ジャイアンツ |
MVP | ジョー・モンタナ | QB | サンフランシスコ・49ers |
最優秀攻撃選手 | ウォーレン・ムーン | QB | ヒューストン・オイラーズ |
最優秀守備選手 | ブルース・スミス | DE | バッファロー・ビルズ |
最優秀コーチ | ジミー・ジョンソン | HC | ダラス・カウボーイズ |
最優秀新人攻撃選手 | エミット・スミス | RB | ダラス・カウボーイズ |
最優秀新人守備選手 | マーク・キャリアー | S | シカゴ・ベアーズ |
AP通信 1990 オールプロ ファーストチーム | ||
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プロボウル
[編集 ]詳細は「1991年のプロボウル (英語版)」を参照
プロボウル1991 | ||||||
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脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ "MNF History: 1990". ABC (2002年8月29日). 2013年6月1日閲覧。
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