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富貴駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避 この項目では、日本愛知県知多郡武豊町にある駅について説明しています。台湾新竹県横山郷にある駅については「富貴駅 (新竹県) 」をご覧ください。
富貴駅
駅舎
ふき
FUKI
地図
所在地 愛知県 知多郡 武豊町 冨貴外前田5-5
駅番号 KC  17 
所属事業者 名古屋鉄道(名鉄)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
2,156人/日
-2020年-
開業年月日 1932年(昭和7年)7月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 河和線
キロ程 22.3 km(太田川起点)
KC16 知多武豊 (2.5 km)
(3.5 km) 河和口 KC18
所属路線 知多新線
キロ程 0.0 km(富貴起点)
(5.8 km) 上野間 KC20
備考 無人駅(駅集中管理システム導入駅)
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富貴駅(ふきえき)は、愛知県 知多郡 武豊町にある名古屋鉄道(名鉄)のである。駅番号はKC17。当駅で河和線から知多新線が分岐する。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線の地上駅で、駅集中管理システムが導入された無人駅である(管理駅は知多半田駅)。2023年(令和5年)9月29日までは終日駅員が配置されていた[2] 。改札口は1番ホーム側の河和・内海寄りにあり、自動券売機(継続manaca定期乗車券の購入も可能だが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00〜22:00の間に限られる)を1台備えている。ホームは全て8両編成に対応しているが、河和・内海寄りに構内踏切があるため、2・3番ホームの長さは1番ホームより僅かに短い。そのため2021年に運行された2000系と9500系による特別列車の場合は上りのみ最後尾の車両を締切した。

各ホームと駅舎は、河和口駅・上野間駅側のホーム端にある構内踏切でつながっている。駅の出入口はその東側に位置する。

日中においては、河和行きの列車は約15分間隔、内海行きの列車は30分間隔でそれぞれ発着する。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 KC 河和線 下り 河和ゆき[3] 河和線太田川方面から
KC 知多新線 - 内海ゆき[3]
2 KC 河和線 下り 河和ゆき[3] 当駅折返し
上り 太田川金山名鉄名古屋方面[3] 河和線河和方面から
3 知多新線内海方面から
KC 知多新線 - 内海ゆき[3] 当駅折返し

発車番線は統一されていない。なお、無人駅化に際して、河和行と内海行の発車番線案内表示器が設置された。

1番線に太田川方面からの列車、2番線に河和方面からの列車、3番線に内海方面からの列車が入線する。河和方面から3番線には入線できない。なお、2番線から平日2本、土休日3本のみ内海行きが出発する。構造上、知多新線から太田川方面への列車に限り待避が可能であるが当駅での追い抜きは行われない。事故などで河和方面や知多新線が運転見合わせとなった場合、太田川方面から当駅止まりの列車が設定されることがある。この場合、1番線で客を下ろしたあと一旦河和側に引き上げ、改めて2番線に入線する形になる。当駅始発の太田川方面行きの列車も一日数本設定されている。

2011年(平成23年)のダイヤ改正以降、日中に当駅折り返しの普通列車が設定されなくなったため、普通列車は当駅で別方面を発着する優等列車に接続しなくなった。2023年のダイヤ改正以降、内海発着の普通列車は朝と深夜のごく数本を除いて当駅で折り返している。

8両編成で運転される下りの特急列車の後寄りの2両(7・8号車)に乗車した場合、次のドアが開く駅は、河和行き・内海行きともに終点となる。これは途中駅では6両編成分までしか対応しておらず、6号車と7号車の間は列車内から通り抜けができないので、誤って7・8号車に乗車すると途中駅での下車が出来ないためである。

配線図

名古屋鉄道 富貴駅 構内配線略図
内海方面
凡例
出典:[4] [5]
2008年11月現在


利用状況

  • 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2020年度の1日平均乗降人員は2,156人である[6]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,113人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中179位、河和線・知多新線(24駅)中14位であった[7]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は2,411人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中157位、河和線・知多新線(26駅)中14位であった[8]
  • 「知多半島の統計」によると、当駅の各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[9]
年度 1日平均
乗車人員
2010年(平成22年) 962
2011年(平成23年) 1,013
2012年(平成24年) 1,024
2013年(平成25年) 1,058
2014年(平成26年) 1,041
2015年(平成27年) 1,065
2016年(平成28年) 1,098
2017年(平成29年) 1,153
2018年(平成30年) 1,234
2019年(令和元年) 1,256

駅周辺

当駅名や周辺の公共施設名などには「富」の部首(うかんむり)となったものを用いるが、付近の地名は(わかんむり)を用いることも多い。

主な施設

バス路線

駅東口に「富貴駅東」の停留所がある。

隣の駅

名古屋鉄道
KC 河和線
しかく特急しろいしかく快速急行しかく急行しかく準急しかく普通
知多武豊駅 (KC16) - 富貴駅 (KC17) - 河和口駅 (KC18)
KC 知多新線
しかく特急・しろいしかく快速急行・しかく急行・しかく普通
(知多半田駅方面 - ) 富貴駅 (KC17) - (別曽池信号場) - 上野間駅 (KC20)

(注記) かつては河和口 - 当駅間に四海波駅布土駅が存在した。また、知多武豊 - 当駅間にも浦島駅があった。

脚注

  1. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  2. ^ a b "一部の駅における窓口係員配置時間の変更について". 名古屋鉄道 (2023年8月22日). 2023年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e "富貴(KC17)(ふき) 路線一覧". 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  4. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  5. ^ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 秀和システム、p.111、2009年 ISBN 978-4-7980-2200-0
  6. ^ "令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)" (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  7. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  9. ^ 知多半島の統計 - 大府市

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、富貴駅 に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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