コンテンツにスキップ
Wikipedia

中七海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事には複数の問題があります改善ノートページでの議論にご協力ください。
 中 七海 女流三段
名前 中 七海
生年月日 (1998年08月07日) 1998年 8月7日(26歳)
プロ入り年月日 2024年11月1日(26歳)
女流棋士番号 91
出身地 兵庫県
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 井上慶太
段位 女流三段
女流棋士DB 中 七海
2024年11月1日現在
テンプレートを表示

中 七海(なか ななみ、1998年 8月7日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士 [1] 。女流棋士番号は91[1] 井上慶太九段門下[1] 兵庫県 神戸市出身[1]

奨励会員[1] [2] 、女性として3人目の三段昇段者[2] 。年齢制限により奨励会を退会し[3] 、2024年11月より女流棋士に転向[1]

棋歴

[編集 ]

将棋を覚えたのは小学1年生のとき[4]

小学生倉敷王将戦では2007年(低学年の部)、2008年(高学年の部)の2年連続で兵庫県代表となる[4]

2008年9月7日、第2回小学生女流将棋名人戦・全国大会で優勝[5]

翌2009年8月23日、第3回小学生女流将棋名人戦・全国大会で優勝・2連覇[6]

小学生将棋名人戦では、2008年から2010年まで3年連続で兵庫県代表となる[7] [8] [9] 。2010年の(第35回)ではベスト4入りを果たした[10] 。同大会で女性がベスト4以上に進出するのは中井広恵(第6回・準優勝)、伊藤沙恵(第29回・ベスト4)に続き、中が3人目であった[11] 。決勝大会では、後に棋士となる山川泰熙(当時小学5年)に敗れた。

2010年11月には関西研修会のC1クラスに在籍[12]

2011年4月17日、第1期女流王座戦のアマ西日本大会を勝ち抜き、一次予選出場アマ3名の一人となる[13] 。翌5月21日に行なわれた一次予選では、1回戦で山下カズ子女流五段に勝利したが、2回戦(決勝)で松尾香織女流初段に敗退した(女流棋戦 通算1勝1敗)[14]

2011年 9月24日、奨励会入会[2]

2020年 9月20日、関西奨励会にて12勝4敗の成績を上げ三段に昇段[2] 。女性奨励会員の三段昇段は、2015年 12月西山朋佳以来3人目となる。

2024年9月、満26歳の年齢制限を迎えて臨んだ第75回三段リーグ(2024年度前期)において、18戦中10勝以上(勝ち越し)の成績で残留(退会期限延長)となるところを8勝10敗の成績で終え、この期限りでの奨励会退会が決まった[3]

三段リーグ参加期間は4年(計8期)、最高成績は第72回(2022年度後期・通算5期目)の10勝8敗、三段リーグの通算成績は62勝82敗。

2024年9月を以って奨励会を退会するにあたり、日本将棋連盟に「女流棋士への資格申請書」を提出[1] 。これにより2024年11月1日付で女流棋士へと転向[1] 。女流棋士としての段級位は、奨励会規定「奨励会2級以上で退会の場合は、退会時の段級位でそのまま女流棋士の資格を得る」により女流三段となった[1]

人物

[編集 ]

実兄はアマチュア強豪の中拓海[15]

昇段履歴

[編集 ]
奨励会
  • 2011年09月24日 : 関西奨励会 入会 [2] [16]
  • 2018年04月01日 : 初段 [2]
  • 2020年02月02日 : 二段 [2]
  • 2020年09月20日 : 三段(第68回奨励会三段リーグ戦〈2020年度後期〉から参加) [2]
  • 2024年09月00日 : 奨励会 退会(第75回三段リーグ戦〈2024年度前期〉まで参加。最高位、退会時ともに三段)[3]
女流棋士

主な成績

[編集 ]

女流棋士成績

[編集 ]

2024年11月からのプロ入りのため、2024年10月31日時点で女流棋士としての成績なし。

女流タイトル戦
- 0(第6期から参加予定)
- 0(第8期から参加予定)
- 0(第19期から参加予定)
- 0(第15期から参加予定)
- 0(第52期から参加予定)
- 0(第37期から参加予定)
- 0(第47期から参加予定)
- 0(第33期から参加予定)
女流一般棋戦
- (第9回から参加予定)

アマチュア時代の戦績

[編集 ]
女流公式棋戦

プロアマ戦 1勝1敗

アマチュア参加棋戦
  • 2007年
    • 小学生倉敷王将戦(低学年の部)兵庫県代表[4]
  • 2008年
    • 小学生倉敷王将戦(高学年の部)兵庫県代表(2年連続)[4]
    • 第2回小学生女流将棋名人戦・全国大会 優勝[5]
    • 第33回小学生将棋名人戦 兵庫県代表[7]
  • 2009年
  • 2010年
  • 2011年

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b c d e f g h i j 中七海さんが11月から女流棋士三段に|将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年10月4日。
  2. ^ a b c d e f g h 中七海奨励会員、奨励会三段に」『日本将棋連盟』2020年9月24日。
  3. ^ a b c 中七海三段 26歳年齢制限で奨励会退会 三段リーグ戦負け越し」『毎日新聞』2024年9月7日。2024年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  4. ^ a b c d 第16回GSPカップ 出場選手紹介」『LPSA 日本女子プロ将棋協会』2008年9月15日。
  5. ^ a b 第2回小学生女流将棋名人戦・全国大会」『LPSA 日本女子プロ将棋協会』2008年9月7日。
  6. ^ a b 第3回小学生女子名人戦結果」『LPSA 日本女子プロ将棋協会』2009年8月23日。
  7. ^ a b 第33回小学生将棋名人戦【代表選手一覧】」『日本将棋連盟』。
  8. ^ a b 第34回小学生将棋名人戦【代表選手一覧】」『日本将棋連盟』。
  9. ^ a b 第35回小学生将棋名人戦【代表選手一覧】」『日本将棋連盟』。
  10. ^ a b 第35回小学生将棋名人戦【決勝大会】」『日本将棋連盟』。
  11. ^ 小学生名人戦準優勝 レジェンド・中井広恵女流六段が、稚内から上京して内弟子になった小6のころ-文春オンライン(2020年11月4日)2022年1月17日閲覧
  12. ^ 関西研修会」『関西将棋会館/日本将棋連盟』。2010年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  13. ^ a b 最終結果」『リコー杯女流王座戦中継ブログ/日本将棋連盟』2011年4月17日。
  14. ^ a b さんかく中-しろさんかく松尾戦は松尾女流初段勝利」『リコー杯女流王座戦中継ブログ/日本将棋連盟』2011年5月21日。
  15. ^ 結果に結びつけられるように〜芦屋将棋サロン〜株式会社いつつ
  16. ^ 関西奨励会」『関西将棋会館/日本将棋連盟』。2011年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。

外部リンク

[編集 ]
タイトル保持者
【4名】
永世称号
有資格者
  •  女流七段  清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
  •  女流六段  中井広恵(クイーン名人)

女流五段 【 3名】
女流四段 【 8名】
女流三段 【11名】
女流二段 【20名】
女流初段 【19名】
女流1級 【 9名】
女流2級 【 7名】
現役女流棋士 全81名(2024年11月11日時点)/ しろさんかくは2024年度の昇段
詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。
白玲
A級
B級
C級
D級
次期参加
休場
数字は順位 / 名前横の「」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う)
「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /