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ロサンゼルス郡都市圏交通局P2000形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロサンゼルス郡都市圏交通局P2000形電車
P2000形(2007年撮影)
基本情報
運用者 ロサンゼルス郡都市圏交通局
製造所 シーメンスデュワグ
製造年 1998年 - 2002年
製造数 52両(201 - 250、301、302)
主要諸元
編成 2車体連接車、両運転台
軸配置 Bo′(2)′Bo′
軌間 1,435 mm
電気方式 直流750 V
(架空電車線方式)
最高速度 113 km/h(70 mph)
起動加速度 1.35 m/s2(3.0 mphps)
減速度(常用) 1.55 m/s2(3.5 mphps)
減速度(非常) 2.32 m/s2(5.2 mphps)
車両定員 176人(着席76人)
車両重量 44.5 t(98,000 lbs)
全長 27,300 mm(89.5 ft)
全幅 2,650 mm(8.7 ft)
車体高 3,760 mm(12.3 ft)
床面高さ 975 mm(3.2 ft)
固定軸距 2,100 mm(6.89 ft)
主電動機 誘導電動機
主電動機出力 138 kW(185 HP)
出力 552 kW
制御装置 VVVFインバータ制御(GTO素子)
備考 主要数値は[1] [2] [3] [4] に基づく。
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ロサンゼルス郡都市圏交通局P2000形電車(ロサンゼルスぐんとしけんこうつうきょくP2000がたでんしゃ)は、アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス郡で公共交通機関を運営するロサンゼルス郡都市圏交通局が所有する電車。1990年代に導入されたライトレール路線向け車両である[1] [2] [3] [4]

概要

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両運転台の2車体連接車で、低合金高張力鋼(LAHT)で作られた各車体には左右に2箇所づつ乗降扉が設けられている。車内には冷暖房双方に対応した空調が設置されている他、自動アナウンスや電子行先表示装置、乗客用のインターホンといった情報案内システムが搭載されている。動力台車に2基設置されている主電動機は誘導電動機が用いられ、VVVFインバータ制御方式(GTO素子)の制御装置によって速度の制御が行われる。また、台車には高速運転に適した空気ばねが設置されている[2] [3]

1998年からブルーライン(現:A線)グリーンライン(現:C線)で営業運転を開始し[注釈 1] ゴールドライン(→L線)での運用が行われた時期も存在した。2002年までに全52両が導入されたが、そのうち2両(301、302)は自動運転に対応した機器が搭載されていた[1] [2] [4]

その後、2017年にロサンゼルス郡都市圏交通局はアルストムとの間に延命を兼ねた更新工事を実施する契約を交わし、冷房装置や電気機器、乗降扉、台車といった各種部品・機器の交換や修繕が順次行われている。同年現在、P2000形はA線やC線に加えてE線での営業運転を行っている[5] [6]

関連項目

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  • ロサンゼルス郡都市圏交通局のライトレール車両[7] [8]

脚注

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ウィキメディア・コモンズには、ロサンゼルス郡都市圏交通局P2000形電車 に関連するカテゴリがあります。

注釈

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  1. ^ 営業運転開始年を1996年とする資料も存在する[5]

出典

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  1. ^ a b c d "North America". Siemens. 2007年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c d "P2000 Light Rail Vehicle Los Angeles, MO". Siemens. 2007年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月26日閲覧。
  3. ^ a b c "Los Angeles P2000 Light Rail Vehicle". Siemens. 2016年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月26日閲覧。
  4. ^ a b c Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority. Metro Rail Past and Future In Los Angeles (PDF) (Report). 2023年7月26日閲覧
  5. ^ a b Marybeth Luczak (2020年10月9日). "LA Metro: First Overhauled P2000 Delivered". Railway Age. 2023年7月26日閲覧。
  6. ^ "Alstom to modernize P2000 light rail fleet for Los Angeles". Alstom (2017年6月6日). 2023年7月26日閲覧。
  7. ^ Impact Recovery Systems (2013年12月19日). Successful Implementation of Station Platform Between Car Barriers (PDF) (Report). 2023年7月26日閲覧
  8. ^ "OUR PRODUCTS". Kinki Sharyo. 2023年7月26日閲覧。
  9. ^ Siemens (2021年). High-Floor Light Rail Vehicles Building on the strengths of today with the innovations of tomorrow (PDF) (Report). 2023年7月26日閲覧

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