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サオ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サオ語
邵語
Thao
話される国 台湾
地域 台湾
話者数 20人未満
言語系統
表記体系 ラテン文字注音符号
公的地位
公用語 中華民国の旗 台湾 (台湾原住民地区の国家語)
統制機関 中華民国の旗 台湾 原住民族委員会
言語コード
ISO 639-3 ssf
消滅危険度評価
Critically endangered (Moseley 2010)
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サオ語
各種表記
繁体字: 邵語
簡体字: 邵语
拼音: Shào Yŭ
注音符号: ㄕㄠˋ ㄩˇ
発音: シャオ ユー
英文: Thao
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サオ語(サオご)。サオ語:Thau a lalawa。台湾南投県 日月潭徳化社の日月村及び水里郷大坪林の一部に居住するサオ族が使用する言語。漢字では邵語と表記される。現在話者は極めて少なく、2006年には10人程度までに話者が激減し、危機言語とされる言語の一つである。

しかし、その一方でその文化とともに復興のための努力が行われている[1]

日本では、言語学者の新居田純野らによる研究が長年行われ、文法書も発刊されている[2]

ブヌン族との通婚によりブヌン語からの借用語が多い。

文字

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国際的にはラテン文字を用いられているが、台湾では注音符号を用いた表記も行われている。

サオ語の話者であるキラシ(Kilash Lhkatafatu/漢名:石阿松)は、台湾の簡史朗・民族学博士にサオ語を教え、それが詳しく記録され、豊富な言語資料が保存されている。

また、キラシが日本語のカタカナで自らサオ語を書き記したものが日本の言語学者、新居田純野らにより整理され、出版されている[3] 。キラシは2017年2月7日に95歳で他界した。

近年、台湾政府は師弟制による言語学習(台湾華語:「師徒制」族語學習)を実施し、広めており、サオ族の若い世代がサオ語を学習している。

脚注

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  1. ^ China (Taiwan), Ministry of Foreign Affairs, Republic of (2015年8月25日). "伝統文化を守ろう、先住民族・サオ族の歌と踊りを伝承" (jp). Taiwan Today. 2020年6月11日閲覧。
  2. ^ "地域研究 JCAS Review19-1 地域研究の本". jcas-review. 2020年6月11日閲覧。
  3. ^ "石阿松氏『サオ語語彙4000』-仮名が残した太平洋の"危機言語"- | 調査研究報告 | 刊行物 | 学習院大学 東洋文化研究所". www.gakushuin.ac.jp. 2020年6月11日閲覧。

参考文献

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  • 新居田純野 『サオ語の文法研究』(学習院大学東洋文化研究所調查研究報告/No.53、2007年9月) ISSN 0919-6536

関連項目

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外部リンク

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