エリモシック
エリモシック | |||
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1998年4月5日 阪神競馬場 | |||
欧字表記 | Erimo Chic[1] | ||
品種 | サラブレッド [1] | ||
性別 | 牝 [1] | ||
毛色 | 青鹿毛 [1] | ||
生誕 | 1993年 3月19日 [1] | ||
死没 | 2014年 8月16日(21歳没)[2] | ||
登録日 | 1995年12月21日 | ||
抹消日 | 1998年4月12日 | ||
父 | ダンシングブレーヴ [1] | ||
母 | エリモシューテング[1] | ||
母の父 | テスコボーイ [1] | ||
生国 | 日本の旗 日本(北海道 えりも町)[1] | ||
生産者 | えりも農場 [1] | ||
馬主 | 山本慎一 [1] | ||
調教師 | 沖芳夫(栗東)[1] | ||
競走成績 | |||
生涯成績 | 17戦4勝[1] | ||
獲得賞金 | 2億3093万3000円[1] | ||
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エリモシック(欧字名:Erimo Chic、1993年 3月19日 - 2014年 8月6日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬 [1] 。
戦績
[編集 ]1996年春の阪神でデビューし、初戦こそ4着に敗れたものの次の新馬戦と500万下特別のはなみずき賞を連勝、オークスの出走権を賭けて出走した4歳牝馬特別では後方待機から上り33.6秒の強烈な末脚を繰り出して3着に入り、オークスへの優先出走権を手にした[3] 。オークスではエアグルーヴに次ぐ2番人気に支持されるものの6着に敗れた[3] 。秋は9月の函館の900万下特別の津軽海峡特別から復帰、この時は5着に敗れたものの、続く京都で行われた嵯峨野特別を快勝し900万下クラスを卒業、秋華賞に挑んだ[4] 。秋華賞ではファビラスラフインの2着と健闘したが、その後のエリザベス女王杯では古馬の壁に跳ね返されて8着に敗れた[3] 。
1997年はオープン特別の都大路ステークスから復帰したが6着、テレビ愛知オープンでは1番人気に推されたが10着と大敗してしまう。続くマーメイドステークスでも7着に敗れたのち、札幌遠征を期に主戦騎手を河内洋から的場均へ変更し、的場はエリモシックの特徴を生かすため、最後方から追い込む競馬に専念することとし、その結果、札幌日経オープンで出走メンバー中最速の脚を繰り出して3着になると、札幌記念でもエアグルーヴの2着に入り、復調した[3] 。府中牝馬ステークス4着を経て、主な勝ち鞍が嵯峨野特別という身で迎えたエリザベス女王杯では後方から追い込み、かつての主戦騎手だった河内洋騎乗の連覇を狙ったダンスパートナーをクビの差で交わして優勝[3] [4] 。初重賞制覇をGI制覇という最高の形で飾り、的場も後に「会心のレース」と振り返った[3] 。翌1998年も現役を続けたが、産経大阪杯でエアグルーヴの5着を最後に現役を引退し、繁殖生活に入った[3] 。
競走成績
[編集 ]以下の内容は、netkeiba.com[5] およびJBISサーチ[6] に基づく。
(人気) 着順 騎手 斤量
(kg) 距離(馬場) タイム
(上り3F) タイム
差 勝ち馬/(2着馬)
引退後
[編集 ]引退後、繁殖馬として2013年まで活躍。2013年にワークフォースの仔を産んだのを最後に繁殖を引退、その後は認定NPO法人引退馬協会の支援でフォスターホースとして、北海道 新ひだか町にある本桐牧場で功労馬として余生を過ごしていた[2] [3] 。しかし、2014年7月頃から体調を崩し、同年8月6日午後3時(JST)、両肺からの出血による呼吸不全のため21歳で死亡した[2] 。
産駒一覧
[編集 ]生年 | 馬名 | 毛色 | 性 | 父 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 1999 | エリモシャイニー | 鹿毛 | 牝 | ブライアンズタイム | 沖芳夫(栗東) →謝明方(園田) →沖芳夫(栗東) |
山本慎一 | 14戦1勝(地方1勝)(引退・繁殖) | [7] |
2番仔 | 2000 | エリモトップスター | 鹿毛 | 牡 | トニービン | 沖芳夫(栗東) | 山本菊一 | (不出走) | [8] |
3番仔 | 2001 | サイレンスゴールド | 青鹿毛 | セ | サンデーサイレンス | 山本慎一 | 50戦3勝(乗馬) | [9] | |
2002 | (不受胎) | クロコルージュ | |||||||
2003 | (不受胎) | スペシャルウィーク | |||||||
4番仔 | 2004 | ファストパス | 鹿毛 | 牝 | タイキシャトル | 沖芳夫(栗東) | 山本敏晴 | 16戦1勝(繁殖) | [10] |
5番仔 | 2005 | レディーファースト | 青毛 | 牝 | ダンスインザダーク | 森秀行(栗東) | (有)エクセルマネジメント | 9戦0勝(繁殖) | [11] |
6番仔 | 2006 | ダノンエリモトップ | 鹿毛 | 牡 | キングカメハメハ | (株)ダノックス | 30戦5勝 | [12] | |
2007 | (不受胎) | スペシャルウィーク | |||||||
2008 | (不受胎) | ロックオブジブラルタル | |||||||
2009 | (不受胎) | アドマイヤムーン | |||||||
7番仔 | 2010 | サトノフェニックス | 青鹿毛 | 牡 | シンボリクリスエス | 村山明(JRA) →新子雅司(園田) →村山明 |
里見治 | 21戦5勝(うち地方5勝) | [13] |
2011 | (不受胎) | アドマイヤムーン | |||||||
8番仔 | 2012 | プレシャスロード | 青鹿毛 | せ | ネオユニヴァース | 佐々木晶三 | 山本三津子 | 9戦1勝(うち地方1勝) | [14] |
9番仔 | 2013 | エレンシア | 黒鹿毛 | 牝 | ワークフォース | 和田正道 | (株)グリーンファーム | 2戦0勝(繁殖) | [15] |
- 2021年6月23日現在
血統表
[編集 ]全妹のエリモピクシーの産駒にリディル(デイリー杯2歳ステークス、スワンステークス)、クラレント(デイリー杯2歳ステークス、富士ステークス、東京新聞杯、エプソムカップ、関屋記念、京成杯オータムハンデキャップ)、レッドアリオン(マイラーズカップ、関屋記念)、サトノルパン(京阪杯)がいる[16] 。
脚注
[編集 ]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o "エリモシック". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月24日閲覧。
- ^ a b c "97年エ女王杯馬エリモシックが死ぬ". 競馬 - ニュース. 日刊スポーツ (2014年8月7日). 2019年8月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h "エリモシック". フォスターホース紹介. 認定NPO法人引退馬協会. 2019年8月24日閲覧。
- ^ a b "エリモシック 大本命をねじふせた極上の切れ味[1997年]". エリザベス女王杯 歴代優勝馬ピックアップ. JRA-VAN. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "エリモシックの競走成績". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "エリモシック 競走成績". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "エリモシャイニー". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "エリモトップスター". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "サイレンスゴールド". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "ファストパス". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "レディーファースト". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "ダノンエリモトップ". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "サトノフェニックス". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "プレシャスロード". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ "エレンシア". JBISサーチ. 2019年8月24日閲覧。
- ^ a b c "血統情報:5代血統表|エリモシック". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年1月13日閲覧。
- ^ 平出貴昭 (2019年9月18日). "『覚えておきたい世界の牝系100』掲載牝系一覧". 競馬"血統"人生/平出貴昭. 2020年4月18日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- エリモシック - 競走馬のふるさと案内所
国際競走指定前: 第17回(1992年) タケノベルベット 第32回(2007年) 日本の旗 ダイワスカーレット |