情報処理科の教育実践

情報処理科の教育実践について

令和5年度入試から情報処理科が募集停止となり、現3年生の卒業をもって閉科となります。昭和62年(1987)に情報処理科(1学級)が設置され、これまで新潟県の情報教育をリードし、地域連携を推進するなど、特色ある教育実践を積み上げてきました。

順次、情報処理科が取り組んできた教育活動を紹介していきます。

内閣府より「RESAS de 地域探究実践校」の指定を受けました

はじめに「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」とは、人口動態や産業構造、人の流れなどの官民のデータを集約し、可視化するシステムです。地方創生の様々な取組を情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しており、データを読む力やデータを使って地域のことを考える力を向上するために、教育目的でも有効に使用可能です。

高等学校や中学校などで使えるRESASを取り入れた授業モデル(RESAS副教材)がRESAS for Teachersで公開されました。RESAS副教材を授業や部活動等で活用することで、生徒たちがデータに立脚して問題を解決する能力を育めるよう、活用方法などについて情報提供するための一連のオンラインイベントです。

引用:https://tanq.resas-portal.go.jp/

情報処理科の科目「総合実践」では、SCP(Student Company Program)、NIE(Newspaper in Education)、金融経済教育、日経ストックリーグ、楽天IT学校 等、過去様々な取組を行ってきました。
今年度は、来るべきSociety5.0時代を見据え、試験的にビッグデータを活用した、地域課題の解決について生徒、先生が一緒になって学んでいます。

楽天IT学校とは

楽天のCSR(社会貢献)活動の一環として、経済と地域の活性化への貢献を、社会により見える形で還元していこうと、高校生を対象に始めた取り組みです。

授業は毎年5月から12月の間、全8回開催され、講師は、楽天社員や「楽天市場」に出店する店舗さん、「楽天トラベル」に登録する施設さんです。参加校は、約3〜5人ずつでチームを結成し、商品価値の伝え方やマーケティングの基礎を学んだあとに、課題として割り当てられた商品や宿泊プランの企画、商品を販売するウェブページの制作や販促活動に取り組みます。

授業で重視されるのは、実践性。実際のお店やホテルを見学してアイディアを練ったり、買ってほしい相手に商品やプランの良さをどのように伝えるかをディスカッションしたりして、商品・宿泊プランのページを作り上げていきます。商品や宿泊プランは実際に、「楽天市場」や「楽天トラベル」で販売されるため、高校生たちは売れ行きを検証し、商品・宿泊プランの見せ方などに改善を加え、より魅力的なページにしていきます。

引用:https://rakuten.today/blog-ja/rakuten-it-school-e-commerce-entrepreneurs-j.html?lang=ja

過去の活動:楽天IT学校