Nature Net:暮らしの引き出し

[フレーム]
[画像:ほんとうの自分と向き合う]

バスルームの床を濡らさない入浴のしかたを選ぶと、全体の湿気が圧倒的に少なくなるので、周辺の設備をひとまとめにして考えることが可能になります。現在和式の風呂場をリフォームするときも、考え方のひとつとしてください。

洋式のバスやシャワーには洗い場というものが必要ないので、この分で洋式バスタブの大きさ、あるいはシャワーブースの広さを確保できます。さらに隣接する洗面室、脱衣所、洗濯機の占めるスペース、もしもトイレが隣接していたならば、トイレもバスルームに組みこむことができるわけです。こうなると、脱衣所という概念も不要、籠ひとつ置けばいい話ですね。実際に検証してみましょう。

もしもこれらの要素が壁で仕切られているとしたら、それを取り払って、ガラスのパーティションにすることで、全体の照明効率もよくなり、広く明るい開放的な雰囲気になります。ひとつの部屋となったバスルームのドアノブに鍵をつけ加えることによって、プライバシーが確保できます。

壁の素材も自由に考えられます。蒸気で曇らないから、全身を映せる大きな鏡を壁面に直接取りつけることもできますね。全裸になって、自分のからだを観察することはバスルーム以外ではなかなかできないことでしょう。太った、やせた、骨格のバランス、皮膚の状態などの変化が見て取れます。ナルシストと呼ばれようと、自分をいつもよく見ることは、健康維持上、最も重要なことです。

このようにスペースの自由度は広がります。次は洗面キャビネットを考えます。

サイドメニュー トップ 関連コラム もうひとこと

  • シャワー設備を強化ガラスで囲ったカプセルのようなものです。主にヨーロッパのホテルなどで使われていましたが、最近は、コンパクトで価格も20万円前後の輸入品をよく見かけます。ブース自体に防水パンが備わっているために、施工が比較的簡単です。バスタブよりもシャワーの生活を好む独身者の住宅にも普及しつつあります。ウェブ検索してみてください。ただし、寸法や温度調整や換気の問題、シャワーの噴出方式など、実際にショウルームで体験することをおすすめします。
サイドメニュー ボトム
NatureNetは 株式会社青木コンセプト事務所 が発行するオンライン・マガジンです

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /