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[画像:1月の過ごし方]

2009年1月掲載

新年のごあいさつを申し上げます。

2009年は新しい世界のはじまりと、新しい価値観への変化を強く感じて、なぜかときめきます。目の前の現実がどうであろうと、目をそらさないでしっかりと見つめ、受け止めて、乗り越えてゆこうという活力がわいてきます。

新しい世界を曇りなき心で見るために、いっそ窓でも磨きましょうか。忙しくて暮れの大掃除ができなかった人にとっても、新年にぴったりのお清めです。窓の外側はゴムベラつきのスキージーを使って、内側は雑巾がけしたあとに、乾いた新聞紙で磨き上げます。窓枠や桟のひどい汚れは濡らして拭いて。乾いた布で仕上げるには、去年たまった古い布を小さく切って使い納めにします。

窓が透明になったら、いきおいカーテンも洗いたくなったでしょう。水洗いできないものはドライクリーニングに頼るしかないのですが、天然の繊維は家で洗ったほうが、ふっくらとよみがえります。いちどきに洗うには重労働なので、窓ごとに1枚、あるいは2枚を1日ごとに。お正月をカーテン洗いに明け暮れた人、窓辺がよみがえって、さい先よいスタートですね。偉大なる仕事をなしえた充足感こそが活力につながります。

静けさと薄明かりに目がさめて窓から外を覗えば、雪です。天の雫が結晶して、羽毛のように宙をふわりふわりと舞い降りて、すべてを白く凍らせる......おとぎの世界を見るような......。自然は現実のなかにファンタジーを繰り広げるのですね。

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  • ウール、麻、木綿など天然素材のカーテンは、仕立て前に水洗いしていないものは1割ほど縮むので、裾の折り返しをほどいて、調整できるかどうか確かめて。絹のカーテンは洗わないで、外でホコリをはたくだけにしてください。いちどきに全部外すと寒いし、外から丸見えですから、ひと幅ずつ洗った順に交換しましょう。フックはすべて外して、石鹸水に浸け置いて洗うと汚れが落ちやすいです。カーテンは洗濯機で水だけの予備洗いをし、本洗いは石鹸洗剤を使って25°Cくらいの水温でデリケートモードに設定します。脱水は800回転/分までとします。たてに四つ折りにして、シワを掌でたたいて伸ばして、ハンガーに掛けておきます。生乾きになったら、カーテンを広げ、四辺の端に沿ってドライアイロンをかけます。これだけで十分ですが、端正な感じを求める人は、布目に沿って全体に軽くかけて、折り目を伸ばす程度に。カーテンにフックを元通りにつけて取りつけます。
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