金融機関に対して経営者保証を提供した既往のプロパー融資について、経営者保証を提供しない本制度に借換することが可能な制度です。
資格要件
経営者保証を提供した保証協会の保証を付さない借入金があり、以下のすべての要件を満たす法人。
- 1.資産超過であること
- 1.EBITDA有利子負債倍率(※(注記)1)が10倍以内であること
- 1.法人・個人の分離がなされていること
- 1.返済緩和している借入金がないこと(※(注記)2)
- ※(注記)1 EBITDA有利子負債倍率 =(借入金・社債-現預金)÷(営業利益+減価償却費)
- ※(注記)2 申込日が危機関連保証の指定期間である場合、新型コロナウイルス感染症にかかるSN4号の指定期間である場合は、要件の確認基準日について緩和措置がある。
保証限度額
2億8,000万円(組合等は4億8,000万円)
申込金融機関における保証限度額は、保証協会の保証を付さない借入(プロパー借入)のうち、経営者保証を提供していない借入残高の範囲内とする。
保証形式
個別保証
保証割合
責任共有対象に限る。
対象資金
事業資金かつ借換資金《申込金融機関における保証協会の保証を付さない借入(プロパー借入)のうち、経営者保証を提供している事業資金の借り換えに限る。》
返済方法
一括返済または分割返済とする。
保証期間
一括返済の場合 1年以内
分割返済の場合 10年以内(据置期間1年以内)
融資利率
金融機関所定利率とする。
担保
必要に応じて
保証人
不要
必要書類
所定の申込資料のほか、次の資料が必要。
財務要件等確認書
借換債務等確認書
※(注記)申込金融機関において、本制度による保証協会の保証付借入の実行と原則同時に次のいずれかの要件を満たす必要がある。
・経営者保証を提供せず、かつ保全のない保証協会の保証を付さない借入(プロパー借入)を借り入れること。
・本制度による返済部分を除く保証協会の保証を付さない借入(プロパー借入)の全部または一部について経営者保証を解除し、かつ解除した借入(プロパー借入)について保全がないこと。