last update: 20250801
*本ページに掲載されている内容は、DPI日本会議のメールマガジンからの転載であり、著作権はDPI日本会議に帰属します。*
- DPI日本会議メールマガジン(2024年12月02日)第795-2号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年11月29日)第795号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年11月01日)第794号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年10月18日)第793号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年10月08日)第792号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年10月01日)第791号
- DPI日本会議メールマガジン(2024年09月02日)第790号
■しかくDPI日本会議メールマガジン(2024年12月02日)第795-2号
☆----「われら自身の声」を届けます!----------☆
DPI日本会議メールマガジン(2024年12月02日)第795号
DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
今月注目の障害者施策に関する動き(政府のパブリックコメントや検討会等、裁判、イベント等について、各分野(地域生活、バリアフリー、権利擁護、インクルーシブ教育、雇用労働・生活保護・所得保障、障害女性、国際協力、尊厳生など)の情報を掲載する「ここに注目!メールマガジン」12月号をお届けします。
▽DPIホームページにも掲載しています
■しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────■しかく
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凡例:◎にじゅうまる=大注目! ○しろまる=注目! △しろさんかく=よかったらみて
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【バリアフリー】
◎にじゅうまる日程未定!第3回鉄軌道のバリアフリー化の整備推進に関する検討会
〇日程未定!第2回2027年国際園芸博覧会アクセシビリティ・ガイドライン検討会ワーキング
【権利擁護】
◎にじゅうまる12月11日(水) 第82回内閣府障害者政策委員会
◎にじゅうまる12月9日(月) JDF全国フォーラム 〜JDF20年
〇12月14日(土)人権セミナー「障がいがある受刑者への「合理的配慮」は刑務所の義務である」
【国際協力】
○しろまる2025年に「世界社会開発サミット」の開催を決定
〇新たな車いすや義肢の「バービー人形」に続き、ダウン症や視覚障害のバービーの発売
【障害女性】
〇外務省のウェブサイトにCEDAWの総括所見(未編集版、英語)がUPされる
【雇用労働・所得保障】
○しろまる11月14日 社保審で就労継続支援A型事業所の減少と元利用者の解雇数の資料共有される
【優生保護法と優生思想】
〇11月22日(金)に優生議員連盟総会が開催される
■しかく───────────────────────■しかく
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バリアフリー
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第3回鉄軌道のバリアフリー化の整備推進に関する検討会
〈ワンポイント解説〉
2026年から2030年のバリアフリー整備目標である第4次基本方針の議論が進められています。この検討会は鉄道分野を議論するものです。都市部の鉄道のバリアフリー化は進んできましたが、地方の整備、ホームの段差と隙間の解消等がどのように盛り込まれるか注目です。
鉄軌道のバリアフリー化の整備推進に関する検討会(外部リンク:国交省)
https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk4_000036.html
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◯注目!
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日程未定!第2回2027年国際園芸博覧会アクセシビリティ・ガイドライン検討会ワーキング
〈ワンポイント解説〉
2027年に横浜市内で開催される国際園芸博覧会では、アクセシビリティ・ガイドラインの策定に取り組んでいます。親会となる検討会は9月と11月に開かれ、その下にあるこのワーキングは10月に続いて2回目となります。会場がインクルーシブで誰でも楽しめるようなものになるために、積極的に提案していきたいと思います。
▽アクセシビリティ・ガイドライン検討会について(外部リンク)
https://expo2027yokohama.or.jp/news/news_20240913/
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権利擁護
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◎にじゅうまる大注目!
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12月11日(水) 第82回内閣府障害者政策委員会
〈ワンポイント解説〉
今期最後の委員会となります。第5次障害者基本計画の実施状況の監視についての3回目(最終)となり、教育、文化芸術・スポーツ、国際協力が予定されています。また、次回の障害者権利条約の対日審査の予定についても報告されます。
議題:障害者権利条約の次期対日審査の予定について(報告)
令和5年度障害者基本計画(第5次)の実施状況について(8.教育の振興、10.文化芸術活動・スポーツ等の振興、11.国際社会での協力・連携の推進)
▽障害者政策委員会(外部リンク)
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html
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◎にじゅうまる大注目!
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12月9日(月) JDF全国フォーラム 〜JDF20年の歩みと未来への展望 障害者権利条約の目指す社会の実現に向けて〜(JDF主催イベント)
〈ワンポイント解説〉
日本障害フォーラム(JDF)も結成20周年を迎えました。今年の全国フォーラムは20年のあゆみを振り返るとともに、障害者基本法改正に向けて、総括所見の実施に向けてという2つのパネルディスカッションを行います。対面とオンラインのハイブリッド開催です。
▽詳細、申し込みはこちらから
https://www.dpi-japan.org/blog/events/2024-jdf-forum/
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〇注目!
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12月14日(土) 崔栄繁(議長補佐)がイベントで講演
人権セミナー 障がいがある受刑者への「合理的配慮」は刑務所の義務である。
日時:12月14日(土)14時〜16時(開場13時30分)
会場:人権ライブラリー 会議室(東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル4F)
参加費:無料、定員:50名
▽詳細、お申込みはこちら
https://prisonersrights.org/info/event20241214/
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国際協力
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〇注目!
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2025年に「世界社会開発サミット」の開催を決定
<ワンポイント解説>
社会開発のための第2回世界サミットは、カタールで2025年11月に開催されます。国連総会はすでに、フィリップ・クリデルカ・ベルギー国連常駐代表閣下とオマール・ヒラレ・モロッコ王国国連常駐代表に、コペンハーゲン宣言を念頭に、サミットに至るまでの政府間準備プロセス(そのモダリティと成果を含む)の共同進行役を要請しました。その結果は、コンセンサスによって採択された短く簡潔な政治宣言であり、社会開発アプローチを持つ、2030アジェンダの実施に向けた勢いを与えるものとなります。
コペンハーゲン宣言は186カ国からの代表を含む14,000人以上が参加した1995年の社会開発サミットで採択されたたものです。加盟国は、国際の平和と安全を促進し、アフリカと後発開発途上国の開発を加速し、社会的進歩を達成するための資源を動員することに合意し、経済発展、社会進歩、環境保護を相互依存し、持続可能な開発の構成要素として提示しています。
2000 年の世界社会開発サミット(WSSD +5) は2000 年 6 月にジュネーブで開催され、第一回に比べ障害団体の関心も高まり、中国政府代表団の中に中国障害者団体連合会の会長、日本政府代表団のアドバイサーとして中西由起子、DPIはオブザーバーとしてイギリスDPIのレイチェル・ハーストなど当事者の参加もありましたが、連携してのロビー活動が足りず、ほとんど成果がありませんでした。まずは当事者団体でできるところから、次年度の予算に、第二回社会開発サミット参加渡航費をぜひ入れておいてください。
▽国連関連記事(外部リンク、英語)
https://social.desa.un.org/second-world-summit-for-social-development#:~:text=The%20United%20Nations%20General%20Assembly,4%20to%206%20November%202025.
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〇注目!
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新たな車いすや義肢の「バービー人形」に続き、ダウン症や視覚障害のバービーの発売
<ワンポイント解説>
アメリカのマルテ社は、補聴器や義肢を付けた人形や、車いすに乗っている人形のほか、ダウン症、視覚障害の人形も相次いで発売しました。
ダウン症のバービー人形では、小柄で胴体が長く、丸い顔の輪郭と小さな耳、平たい鼻筋、アーモンド形の目、障害への理解を広げるキャンペーンに使われる黄色と青色のワンピースを着て、足やかかとをサポートするピンクの装飾具をつけ、視覚障害のバービーには目を光から保護するサングラスや白杖、見やすい濃いピンクの背面のファスナー、手触りを感じやすいフリル素材で伸縮性のあるウエストバンドを付けたスカート、表面に点字で「Barbie」と記されたパッケージなど、さまざまな配慮がされています。
最初の車いすのバービは「ビッキー」と名前がついていて、他のバービー同様、長い脚に細いウエスト、長いブロンドの髪でしたが、現在は現実的な体型を表現し「ふくよか」「小柄」「長身」で、さまざまな民族や人種を反映するため、肌の色の種類を増やしています。クリスマス・プレゼントにおすすめです。
▽サンプル写真(外部リンク、英語)
https://shop.mattel.com/products/barbie-fashionistas-doll-and-accessory-166-grb94
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障害女性
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〇注目!
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外務省のウェブサイトにCEDAWの総括所見(未編集版、英語)がUPされる
<ワンポイント解説>
11月16日(土)に、女性差別撤廃条約の実施に関する日本の状況を検討するジュネーブでの第9回審査(10月17日)でロビーイングを行った藤原久美子常任委員(DPI女性障害者ネットワーク代表)他のみなさんによる報告会(「障害女性の複合差別調査と未来 DPI女性障害者ネットワーク新報告書刊行記念 東京シンポジウム」主催:DPI女性障害者ネットワーク東京集会実行委員会)が行われました。
外務省ウェブサイトには現在「第9回報告に対する女子差別撤廃委員会最終見解」(CEDAWの日本への総括所見)の未編集英語版(PDF)が掲載されており、「女子差別撤廃委員会により最終版が公表され次第、差し替え予定。仮訳は今後掲載予定」と注記されています。今後の日本語版仮訳の公開にご注目ください。
▽外務省ウェブサイト(外部リンク)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/index.html
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雇用・労働・生活保護・所得保障
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〇=注目!
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11月14日 社保審で就労継続支援A型事業所の減少と元利用者の解雇数の資料共有される
<ワンポイント解説>
障害者総合支援法に基づく福祉サービスの1つ、就労継続支援A型事業(以下、A型)は、障害や難病のある人が事業所と雇用契約を結び、最低賃金以上の収入保障と社会保険(厚生年金)加入が可能な働く場とされています。A型の現況について、11月14日(木)に開催された社会保障審議会障害者部会(第143回)・こども家庭審議会障害児支援部会(第8回)合同会議で「資料3 就労継続支援A型の状況について」[PDF]が共有されました。
▽厚生労働省ウェブサイト(外部リンク)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45257.html
A型事業所については、2021(令和3)年の障害福祉サービス等報酬改定以降、スコアの評価点によって報酬区分が分けられることとなり、さらに2024(令和6)年障報酬改定(4月1日より施行)で、生産活動収支や平均労働時間に応じた評価項目に見直しが行われました。2023(令和5)年3月末時点で就労継続支援A型(以下、A型)での生産活動の収益が利用者賃金総額を下回っている事業所は50.7%(3,715事業所のうち1,882事業所)でした。
また、2024(令和6)年3月時点で4,634か所だったA型の総数は7月には4,472か所に減少、3月から7月までで障害者の解雇者数(ハローワークが解雇届により把握)総数4,884人のうち4,279人が元A型の利用者でした。8月末時点で再就職が決定した人は936人に留まり、就労継続支援B型事業所への移行(予定)者が全体の7割程度(2,073人)を占めており、調査後の7月以降もこの傾向は続いているため、解雇される障害者の数は増加すると見込まれます。
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優生保護法と優生思想
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〇=注目!
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11月22日(金)に優生議員連盟総会が開催される
<ワンポイント解説>
10月8日に成立した「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者等に対する補償金等の支給等に関する法律」(以下、被害者補償法)の成立後、また国政選挙後、初となる「優生保護法下における強制不妊手術について考える議員連盟」(以下、議連)の総会が11月22日(金)に開催され、総会後には報道記者向けの報告会も行われ、新たな役員人事を確認するとともに、2025年1月より施行される被害者補償法33条に基づく「調査及び検証等」の実施主体を国会とし、調査・検証は第三者機関に委託する方向で検討していることが示されました。
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今月のひとこと
新聞記事で見かけて気になっていた写真集、山本美里著・撮影『透明人間 Invisible Mom』(2023年、タバブックス)を読みました。
看護師には認められていない緊急時の医療行為を医療ケア児に行うために、何年も何年も毎日学校内で待機を続けている母親の様子が様々にセルフポートレートで撮影されています。
放課後デイサービスに通う子どもが多いため、帰りのスクールバスはガラ空き、でも、医療ケア児はそのバスに乗せてもらえない。
添えられた言葉からは深刻な様子が伝わるのに、同時に、作品に参加した母親たち・子どもたち・教師たちの姿が演劇舞台のパネル写真を見ているようでほほえましい。読んだ人と話したくなりました。(は)
※(注記)DPI会議は12月28日(土)から1月5日(日)までが年末年始休暇となります。
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■しかくDPI日本会議メールマガジン(2024年11月29日)第795号
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DPI日本会議メールマガジン(24.11.29)第795号
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
12月7日(土)、8日(日)第13回DPI障害者政策討論集会「総括所見を踏まえた法制度の拡充を!〜優生思想に基づく障害者差別を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」がいよいよ来週末になりました!
「障害者に関する問題は多岐にわたり、『今、自分は何を、どのように考えて、どのように行動すればよいのか』と迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、『理想を掲げるのは良いが、実際に行動が伴わなければ意味がない。現実は厳しい』と感じ、あきらめてしまっている方もいるかもしれません。 あるいは、『障害者問題は福祉関係の専門家が取り組むことで、自分には関係がない』と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
今年で13回目を迎えるDPI障害者政策討論集会では、これまでの経験と成果、そして障害者運動に対する情熱をもとに、多くの議論と実践を重ねてきました。 本集会では私たちの運動の成果を皆様と共有し、現状の課題や将来の展望について真剣に議論します。
そして、インクルーシブな社会をどのように実現していくか、一緒に考える機会にしたいと考えています。
お一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
▼詳細、お申込みはこちら(DPIホームぺージ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/13th_seisakuron_kaisai/
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【オンライン開催】
12月7日(土)、8日(日)第13回DPI障害者政策討論集会
「総括所見を踏まえた法制度の拡充を! 〜優生思想に基づく障害者差別を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」
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■しかく日時:
12月7日(土)13:00〜17:40 全体会、バリアフリー分科会
12月8日(日)10:00〜15:00 地域生活、国際協力分科会
(アーカイブの公開はしておりませんので、あらかじめご了承ください)
■しかく開催方法:Zoom Webinar
■しかく参加費:無料
■しかく情報保障:PC要約筆記(1日目)、PC文字通訳(2日目)、手話通訳、点字資料、データ資料
※(注記)PC文字通訳、PC要約筆記、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。
■しかくお申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽お申し込みはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TjshCvZgS_KyyZc8AvkaTQ
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1)お名前
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス
3)電話番号
4)団体名(あれば)、
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
■しかくメールのお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら開催に当たり、多額の開催費用が必要です。
インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
▽ご寄付はこちら
https://www.dpi-japan.org/join/donate/
<プログラム>(敬称略)
【1日目:12月7日(土)(13:00〜17:40)】
全体会、分科会
13時〜15時50分
■しかく全体会「総括所見を踏まえた法制度の拡充を!〜優生思想に基づく障害者差別を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」
旧優生保護国家賠償請求訴訟は7月3日(水)の最高裁判決で、同法は違憲とし、国に賠償を命じました。7月17日(水)には岸田首相と原告団等との面会が行われ、原告に謝罪し、除斥期間適用を撤回し速やかに和解すること、訴訟を起こしていない人も含め、幅広い被害者を対象にした新たな補償のしくみを検討することを表明しました。
さらに7月29日(月)には優生思想及び障害者に対する偏見や差別の根絶に向け、これまでの取組を点検し、教育・啓発等を含めた取組を強化するために「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」を内閣府に設置することが閣議決定されました。
最高裁判決を受けて情勢は大きく動き出し、9月13日(金)には原告と国の和解が成立し、さらに、新たな法整備も検討されています。全体会では、旧優生保護法について改めて振り返り、原告の想いを聞き、和解の内容、対策推進本部を含めた今後の動きについて見ていきます。
旧優生保護法によって日本社会に深く根付いてしまった優生思想を根絶するために、どのような法制度が必要か、さらに、誰もが共に生きるインクルーシブな社会をつくるために、どのような運動を展開すべきか、考える場としたいです。
●くろまる第一部 概要説明 13時15分〜13時50分
講師:藤原 久美子(DPI日本会議常任委員・NPO法人神戸Beすけっと事務局長・DPI女性障害者ネットワーク代表)
1. 旧優生保護法の概要
2. 被害状況
3. 動き
4. 運動
・女性差別撤廃条約(CEDAW)への働きかけと総括所見
・障害者権利条約建設的対話への働きかけ、総括所見
・全国で展開された裁判
・優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(優生連)
●くろまる第二部 原告の想いと弁護団 14時〜15時10分
1)原告の想い 登壇:鈴木 由美(原告)
2)弁護団 講師:辻川 圭乃(弁護士)
・全国の裁判の状況
・最高裁判決の内容と意義
・和解内容
・今後
●くろまる第三部 今後の動き 15時30分〜15時50分
講師:尾上 浩二(DPI日本会議副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)
・岸田首相謝罪後の国の動き
・「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」と幹事会の動きについて
・法改正や今後の展開
全体司会:平野 みどり(DPI議長)
(15時50分〜16時10分 休憩)
16時10分〜17時40分
■しかくバリアフリー分科会「今年の主な動き〜バリアフリー法の改正なるか?ビックイベントを契機とした各地の取り組み〜」
東京2020オリンピック・パラリンピックを契機として、バリアフリー施策は大きく進展しました。
2018年と2020年の2回にわたってバリアフリー法が改正され、障害当事者が評価する仕組み「移動等円滑化評価会議」の導入、新幹線と特急車両のバリアフリー基準の改正、障害者用ICカードの導入、精神障害者の運賃割引、WEBでの車椅子席の予約・乗車券の購入等が実現しました。
今年度もさまざまな検討会が設けられ、議論が進められています。2025年には法改正5年を迎え、バリアフリー整備目標を定めた第3次基本方針も最終年となります。
法改正の必要性や、2026年度からの第4次基本方針の策定をテーマに「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」が始まっています。
また、これまで義務基準ではなかったスタジアムの車椅子席について、昨年から検討が始まり、今年度もサイトラインの確保等について議論が進められています。
各地の取り組みとしては、2025年には大阪・関西万博、2026年には愛知名古屋アジア大会が予定され、地元障害者団体がアクセシビリティガイドラインの策定等の働きかけを行なっています。
上記の検討会やビックイベントを契機とした各地の取り組みについて、最新情報を報告します。
●くろまる内容
1.今年の主な検討会等の動き
講師:佐藤 聡(DPI日本会議事務局長)「バリアフリー法及び関連施策のあり方検討会、サイトラインの確保等に係る検討WG、障害者等の航空機非常脱出に関する意見交換会等」
2.ビックイベントを契機とした各地の取り組み
講師:六條 友聡(社会福祉法人ぽぽんがぽん)「2025大阪・関西万博への働きかけ」
講師:入谷 忠宏(愛重連事務局長)「2026愛知・名古屋アジア競技大会への働きかけ」
3.2024UDタクシー乗車運動の結果報告
4.質疑応答
【2日目:12月8日(日)(10:00〜15:00)】
分科会
10時〜12時
■しかく地域生活分科会「国内先進事例から考える地域移行・脱施設化のあり方」
2022年に国連障害者権利委員会から出された総括所見を背景に、令和6年度(2024年度)障害福祉サービス等報酬改定では、地域生活支援拠点等の機能強化として拠点コーディネーター配置の他、障害者支援施設に対して入所者への意向確認を義務付けるなど、地域移行を推し進めていくための新たな報酬上の仕組みが整備されました。
この報酬改定によって強度行動障害や医療的ケアの必要な重症心身障害者を含めた地域移行、脱施設がどれだけ進むのか、ということが今後問われていくことになります。
すでに国内で実践されている強度行動障害や重度心身障害者の地域移行や地域生活支援の先進事例を参考に、例えば拠点コーディネーターに期待される役割や施設における入所者に対する意向確認の方法などを明確化していくことが今後の課題の1つになります。
現在、厚労省は令和7年度(2025年度)に障害者支援施設の在り方に関する検討会(仮称)の設置を予定しており、検討会開催に向けた実態把握を目的とする調査研究を民間に委託して実施しています。
本分科会では、こうした国の動向も踏まえつつ、国内の先進事例を手掛かりに、日本における地域移行、脱施設化がきちんと進んでいくための方策について検討していきたいと思います。
●くろまる登壇者
名里晴美(訪問の家 理事長)
林 淑美(パンジーメディア)
地村貴士(自立支援センターぱあとなぁ)
(12時〜13時 休憩)
13時〜15時
■しかく国際協力分科会「私たちのSDGs─何をやって、何をしようとするのか」
SDGs(持続的開発目標)を障害の観点から話されることは少ないが、いち早くこれを取り上げたDPI日本会議は折に触れて両者の関係を訴えてきました。この分科会を、2030年修了時までの活動を見直すための総括としたいです。
●くろまる内容
1.開会・分科会の背景と趣旨説明
中西由起子(DPI日本会議副議長、アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI))
2.「SDGsと障害」光岡芳宏(DPI日本会議国際協力部会員)
SDGsと障害について、DPI日本会議が市民社会や外務省などとの対話の中で提起をしている意見を中心に、すべての人のためのSDGsを実現するうえでの課題を参加者と共有します。
3.「私たちの実践から」降幡博亮(DPI日本会議常任委員)
南アフリカの草の根事業や課題別研修でのエンパワメントおよびアクセシビリティ強化がSDGs主流化に不可欠な要素であることを、具体的なDPI日本会議の取り組みを南アからの現地報告を含め紹介します。
4.「今後のDPI日本会議の活動の展望」平野みどり(DPI日本会議議長)、西村正樹(DPI日本会議副議長)
アジア太平洋ブロックを中心に、最近ではマスコミの話題となっている「ビジネスと人権」への貢献を交えて、SDGs達成を促進するDPI日本会議の運動の方向性を展望します。
5.質疑応答
■しかくお申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽お申し込みはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TjshCvZgS_KyyZc8AvkaTQ
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1)お名前
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス
3)電話番号
4)団体名(あれば)
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら、開催にあたり、多額の開催費用が必要です。
インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
▽ご寄付はこちら
https://www.dpi-japan.org/join/donate/
◇主催、お問合せ先
特定非営利活動法人 DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
電話 03-5282-3730 ファックス 03-5282-0017 メール office☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
◇後援(予定)
日本労働組合総連合会、難民を助ける会(AAR Japan)
◇後援、助成(予定)
全日本自治団体労働組合、全日本水道労働組合、東京都労働組合連合会、自治労東京都本部、自治労東京都庁職員労働組合、全水道東京水道労働組合、東京交通労働組合、東京清掃労働組合、日本放送労働組合、(株)土屋
皆さまのご参加を、熱くお待ちしております!
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■しかくDPI日本会議メールマガジン(2024年11月01日)第794号
☆----「われら自身の声」を届けます!----☆
DPI日本会議メールマガジン(24.11.1)第794号
DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2024年11月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202411/
■しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────■しかく
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凡例:◎にじゅうまる=大注目! ○しろまる=注目! △しろさんかく=よかったらみて
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【地域生活】
○しろまる11月23日(土)介護保障ネット12周年シンポ「介護保障判例最前線から見える世界」
【バリアフリー】
◎にじゅうまる11月8日(金)! 全国一斉行動!UDタクシー乗車運動集計結果に基づき国交省へ要望
○しろまる日程未定! 線路と平面交差する旅客用構内通路(いわゆる「構内踏切」)の移動円滑化に関するWG
【権利擁護】
◎にじゅうまる11月27日(水)オンラインイベント「障害者の免許全件交付を受けて〜可能性、もっと広がる〜」(DPI共催イベント)
◎にじゅうまる12月11日(水)ですが・・・第82回内閣府障害者政策委員会
【国際協力】
◎にじゅうまるAJU自立の家の「アジア障害者支援プロジェクト」をご存知ですか
○しろまるゼロプロジェクト アジア太平洋シンポジウム
○しろまる12月3日は国際障害者デー(IDPD)です
【雇用労働・所得保障】
○しろまる11/29(金)「OECD責任ある企業行動に関する文書とツール ─日本企業のための最新情報」セミナー開催
【優生保護法と優生思想】
◎にじゅうまる各地で係争中の裁判の和解について
■しかく───────────────────────■しかく
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地域生活
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〇注目!
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11月23日(土)介護保障ネット12周年シンポ「介護保障判例最前線から見える世界」
<ワンポイント解説>
「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット(介護保障ネット)」は、重度障害者が地域で当たり前に暮らせるよう支援することを目的にした弁護士と障害者のネットワークです。
全国各地で障害当事者とタッグを組んで、必要なヘルパー時間数の支給決定が出るように行政に働きかけたり、裁判を行なったりしています。
▽12周年シンポジウムのお申し込みは以下のリンクからどうぞ。(外部リンク:zoomウェビナー)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Hp-Nh-GCQDy2TXsskCsKqA
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バリアフリー
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◎にじゅうまる大注目!
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11月8日(金)! 全国一斉行動!UDタクシー乗車運動集計結果に基づき国交省へ要望
<ワンポイント解説>
10月25日(金)に実施された全国一斉行動!UDタクシー乗車運動には全国の皆さんにご参加いただき誠にありがとうございました!
この調査結果を集計し、国交省物流・自動車局に報告をするとともに、改善を要請いたします。11月8日(金)に訪問することが決まりましたので、終了後ご報告します。
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○しろまる注目!
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日程未定! 線路と平面交差する旅客用構内通路(いわゆる「構内踏切」)の移動円滑化に関するWG
<ワンポイント解説>
数年前に奈良県内の踏切で視覚障害者が、自分が踏切内にいることがわからずに列車に轢かれて亡くなるという痛ましい事故がありました。
それをきっかけに、踏切内も誘導ブロックを設置すべきという声が上がり、基準が見直されました。
この検討会は今年度新たに立ち上がるのですが、地方の駅では、上りと下りを移動する構内踏切が設けられているところがあります。この在り方について基準を設けるべく、議論する見込みです。
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権利擁護
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◎にじゅうまる大注目!
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オンラインイベント「障害者の免許全件交付を受けて〜可能性、もっと広がる〜」(DPI共催イベント)
<イベント詳細>
障害や疾患のある人には資格を与えない可能性のある規定(欠格条項)が、今も、約700の法令にあります。それでも、実際には、障害のある人への免許交付件数は年々増え、医療関係の資格免許だけでも年平均106件です。
今では、医師、看護師、臨床検査技師、救急救命士などで、耳が聞こえない人や、目が見えない人、精神疾患がある人が、各地で活躍しています。
このたび、調査をしたところ、免許交付を申請した人は全て免許を交付されていることがわかりました。欠格条項の存在によってあきらめる必要はなにもありません。そのことを、皆さんに知っていただきたく、このイベントを開催します。
難病があり目が見えない医師、臨床実習中の耳が聞こえない医学生、発達障害をもちながら働く看護師、重複障害のある社会福祉士などから、それぞれの体験が話されます。みなさん、ふるってご参加ください!
■しかく日時:11月27日(水)13:30〜16:00
■しかく参加費:無料
■しかく情報保障:手話通訳・文字通訳
■しかく開催方法:zoomウェビナー
<プログラム>
〇来賓挨拶:田門浩さん(次期国連障害者権利委員会委員 弁護士 ろう者)
〇現場からのメッセージ
・守田稔さん(視覚障害をもつ医療従事者の会(ゆいまーる)代表。視覚障害者として日本初の医師免許取得者。かわたペインクリニック心療内科勤務)
・荒巻修治さん(秋田大学医学部5年 聴覚障害者)
・まめこさん(発達障害をもちながら働く看護師)
・木村由美さん(社会福祉士 肢体・視覚・言語・てんかんの重複障害者)
▽参加お申込みフォーム(外部リンク:zoomウェビナー)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_bDMIP7OIQpyGW2_lofnepg
■しかくお問合せ先について
システムの都合上、申込フォームには、お問合せの項目を設けていません。
お申込みに関するご質問や、イベント内容などについてのお問合せは、下記の専用メールアドレス宛に、[お名前][メールアドレス][お問合せの内容]をご連絡下さい。
〇お問合せ専用メールアドレス kekkakujokoQAbook★gmail.com(記号の★を@に変えてください)
お申込みフォームが使用できない場合は、お問合せ専用メールアドレスとは別の下記メールアドレスをご利用ください。
○しろまるお申込みフォームが使用できない場合のメールアドレス
kasayanagi★dpi-japan.org(記号★を@に変えてください)
メールには、下記の6項目について記載してお送り下さい。
1)メールアドレス
2)お名前
3)ご所属
4)電話番号
5)必要な情報保障・手話通訳 ・文字通訳 ・テキストデータ(音声リーダーを使用されている方など)
6)記者あるいはジャーナリストですか?(はい・いいえ)
▽DPIホームページでもご案内しています。
https://www.dpi-japan.org/blog/events/241127-abolition-of-disqualification-clauses/
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◎にじゅうまる大注目!
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12月11日(水)ですが・・・第82回内閣府障害者政策委員会
<ワンポイント解説>
10月から始まった第5次障害者基本計画の実施状況の監視は今回で一区切りとなります。議題は以下の予定です。
・障害者権利条約の次期対日審査の予定について(報告)
・障害者基本計画(第5次)の実施状況について(8)教育の振興 (10)文化芸術活動・スポーツ等の振興 (11)国際社会での協力・連携の推進)
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国際協力
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◎にじゅうまる大注目!
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AJU自立の家の「アジア障害者支援プロジェクト」をご存知ですか
<ワンポイント解説>
2002年の札幌でのDPI第6回世界会議に、ちょうど長年の内戦が終了したアフガニスタンからの障害者にも同じアジアで開かれるのだから是非参加してもらおうと、当時の山田昭義議長がイニシャティブを取ったのが「アジア障害者支援プロジェクト」発足のきっかけでした。
アフガン調査にあたり、議長に任命されたのがAJU自立の家の小倉国夫さん。言葉できないから国際協力はできないというのは、言い訳です。
小倉さんの見知らぬ人の輪に躊躇せず飛び込む積極性と、周囲の人を誰かれ構わず友達にし、カラオケでは真っ先に歌う生き方が、拠点としていたタイで受け入れられました。
小倉さんがタイ語を覚えるより先に、タイ人スタッフが日本語を習得し、プロジェクトは機能しました。
最近刊行された「アジア障害者支援プロジェクト報告書」は、小倉さんの18年間の活動を描いたものです。
彼の活動からを特に障害当事者が国際協力の精神を学ぶ報告者です。文章にはルビもついています。
▽ダウンロードリンクは以下(リンク先:Google Drive)(PDF)
https://drive.google.com/file/d/16SH5TP9ahdUl810W7XuCfiKQ1TzZkQ4W/view
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〇注目!
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ゼロプロジェクト アジア太平洋シンポジウム
<ワンポイント解説>
シンポジウムは、現在注目されているビジネスと人権での障害者の問題とも関連して企画されています。
11月28日(木)〜29日(金)、シンガポールでSG Enableが主催し開催され、革新的なソリューションを共有し、グローバルなゼロプロジェクトネットワークと地域のイノベーターやステークホルダーとの間のつながりを育むことに焦点を当てます。
▽詳細は以下のページで発表されます(外部リンク:Zero Project)
https://zeroproject.org/conferences
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〇注目
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12月3日は国際障害者デー(IDPD)です
<ワンポイント解説>
今年の国際障害者デー(IDPD)の公式テーマは、「インクルーシブで持続可能な未来のために、障害者のリーダーシップを強化(Amplifying the leadership of persons with disabilities for an inclusive and sustainable future)」です。
テーマは、現在の国際的な政治・政策の文脈、特に「未来のための協定」と来たる2025年世界社会開発サミット、そして2030アジェンダの達成に向けた機運を生み出す必要性を反映しています。
このテーマは、グローバルからローカルまで、これらすべての取り組みにおいて、障害者のリーダーシップの役割の中心性を増幅することを目指しています。
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雇用労働・所得保障
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〇注目!
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11/29(金)「OECD責任ある企業行動に関する文書とツール ─日本企業のための最新情報」セミナー開催
<ワンポイント解説>
来る11月29日(金)、経済人コー円卓会議(CRT)日本委員会とOECD責任ある企業行動センター(OECD Centre for Responsible Business Conduct)の共催により、無料のオンラインセミナー「OECD責任ある企業行動に関する文書とツール ─日本企業のための最新情報」が開催されます。
経済協力開発機構(OECD)は、1976年に「OECD多国籍企業行動指針(OECDガイドライン)」を策定しました。このガイドラインは、加盟国の多国籍企業を対象に、企業の社会的責任(CSR)を自主的に果たすように勧告するものです。
具体的には、情報開示、人権、雇用・労使関係、環境保護、贈賄その他の腐敗の防止、科学・技術・イノベーション、市場競争、納税などに言及しています。2023年の改訂版では、企業が気候変動対策や生物多様性保護に向けた取り組みを行う際に求められる行動が強調されました。
▽OECD責任ある企業行動に関する多国籍企業行動指針(外部リンク:外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/csr/housin.html
▽OECD責任ある企業行動に関する多国籍企業行動指針(外部リンク:厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10500000/001171962.pdf
また、約75%のOECD加盟国では、リスクベースのデュー・デリジェンス(注意義務)の実施を企業に義務付けるまたは推奨する規制が、導入済みもしくは導入予定です。
これにより、企業は、OECDガイドライン、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)」、国際労働機関(ILO)の「多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言」に基づいて、国際基準に沿った責任ある企業活動を行うことが求められています。
今回のセミナーでは、2023年の改訂版ガイドラインの内容や、新たなサプライチェーン規制との関係性、そしてOECDツールの具体的な活用方法について、最新情報が提供されます。
<セミナー詳細>
■しかく日時: 2024年11月29日(金)17:00〜18:00(日本時間)
■しかく形式: Zoomウェビナー(英語、日本語同時通訳あり)
■しかく参加費: 無料
◇お問い合わせ先:経済人コー円卓会議日本委員会 電話:03-5728-6365
▽申込みは以下リンクからどうぞ(外部リンク:OECD Centre for Responsible Business Conduct)
https://business.form-mailer.jp/fms/b813ff9b261488
この機会にぜひご参加ください。国際的な企業基準の最新動向を把握し、責任ある企業行動の一歩を踏み出しましょう!
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優生保護法と優生思想
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<ワンポイント解説>
10月8日(火)、「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者等に対する補償金等の支給等に関する法律」(補償法)が成立しました。
前文に国会と政府の謝罪が明記され、一時金では入っていなかった配偶者や中絶被害者も対象となっています。
すべての被害者に届くよう、今後各自治体での取り組みが重要となってきますが、優生連には、9月28日(土)に新たに立ち上がった「旧優生保護法被害者とともに歩む京都の会」が加盟し、構成団体が24となりました。各地域での活動を更に活発にしていきます。
9月30日(月)に国と原告団・弁護団・優生連で取り交わされた、全面解決に向けた基本合意文書が実行されるよう、今後の動きにもご注目ください。
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◎にじゅうまる大注目!
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各地で係争中の裁判の和解が進んでいます。
11月15日(金)名古屋地裁 尾上敬子さん、一孝さん和解期日
12時00分 傍聴希望者名古屋高裁前集合
13時10分 和解期日 @名古屋高裁1号法廷
14時00分 報告集会・記者会見 @桜華会館松の間+ZOOM ※(注記)手話通訳・要約筆記あり
報告集会zoom参加ご希望の方は、下記までお問い合わせください。
◇問合せ先 優生保護法裁判愛知原告を支援する会(愛知県聴覚障害者協会事務所)
電話:052-221-8545 ファックス:052-221-8154
メール: yukitoakai.aichokyo☆gmail.com(☆→@)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと
文化庁が9月に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で、
「月に1冊も本を読まない人が6割を超えている」ことを知り、
とてもびっくりしました。
忙しすぎて余裕がないとか、動画やゲームのほうが面白いとか、
学生時代に嫌々教科書を暗誦させられた重だるい経験が
「読書=つまらない」という感覚を生んでしまったとか......?
もったいない!
「これを読め」と強制されずに「読みたい!」本を自分から
選ぶことができるのって、それ自体とても楽しいです。
電子書籍はたくさんの本を一つのデバイスに持ち運べる良さがあるし、
書店で偶然見かけた本が鮮やかに心へ響くことだってあります。
図書館とは、そこに暮らす人々にとってのオアシスじゃないかとも
個人的には思っています(なので、その在り方はもっと多様でいいんじゃないかとも)。
DPIでは、今年7月に「みなサーチ(国立国会図書館障害者用資料検索)」を
ホームページでご紹介しました。こちらについても、今一度ぜひご注目ください。
▽アクセシブルな資料検索「みなサーチ(国立国会図書館)」
みなサーチで多様な障害者が利用しやすい図書を探そう!
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/traffic/mina-search-2407/
私は同時に数冊の本を「つまみ読み」することが多いのですが、
「これは、あの本のあの部分にも通じていることかもしれない」とか
「こういう考えはこういう形でも表現できるんだな」とか
「人権問題と詩歌の歴史とサブカルチャーとが、まさか地下鉱脈で繋がっていたなんて!」とか......。
心躍るたくさんの気づきや発見があるので、読書は私にとって、宝探しなのです。
それに......電車やコーヒーショップで多くの人がスマホ画面を見ているなかで
ささっと本を広げるのって、なかなかかっこいいんじゃないかなと思います。
そういう「ファッション感覚」でももちろんOKなこと自体が
読書の豊かさを表しているんじゃないかな、
なんて考える「読書の秋」を過ごしています。
(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
【寄付・募金のお願い】
●くろまるDPI日本会議への寄付・募金によるご支援はこちらからお願いします。
https://dpi-japan.org/join/donate/
●くろまる下記URL(Give Oneホームページ)からもオンライン寄付ができます(1口1,000円〜)
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【会員募集中】
●くろまる正会員(団体のみ)、賛助会員(団体・個人)を募集中です。
詳細はホームページまで
https://dpi-japan.org/join/
●くろまるDPI日本会議も協力している、特定非営利活動法人 ゆめ風基金の障害者救援活動にご協力ください。
■しかく障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
https://yumekazek.com/blog/
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■しかくまぐまぐ大賞2024 投票受付中!〜12/4(水)
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今年のNo.1メルマガを決めるのはあなたです!
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■しかくDPI日本会議メールマガジン(2024年10月18日)第793号
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
12月7日(土)、8日(日)第13回DPI障害者政策討論集会「総括所見を踏まえた法制度の拡充を!〜優生思想を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」をオンラインで開催します。
「障害者に関する問題は多岐にわたり、『今、自分は何を、どのように考えて、どのように行動すればよいのか』と迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、『理想を掲げるのは良いが、実際に行動が伴わなければ意味がない。現実は厳しい』と感じ、あきらめてしまっている方もいるかもしれません。 あるいは、『障害者問題は福祉関係の専門家が取り組むことで、自分には関係がない』と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
今年で13回目を迎えるDPI障害者政策討論集会では、これまでの経験と成果、そして障害者運動に対する情熱をもとに、多くの議論と実践を重ねてきました。 本集会では私たちの運動の成果を皆様と共有し、現状の課題や将来の展望について真剣に議論します。
そして、インクルーシブな社会をどのように実現していくか、一緒に考える機会にしたいと考えています。
お一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
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【オンライン開催】
12月7日(土)、8日(日)第13回DPI障害者政策討論集会
「総括所見を踏まえた法制度の拡充を! 〜優生思想を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」
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<趣旨>
政策討論集会を前に、世界の情勢に日々心が砕けそうな思いです。
ウクライナのみならず、中東で衝撃的な広がりを呈している殺戮の連鎖。一体、人類はどれだけの愚行を繰り返せば、平和の尊さ、有難さを知り得るのでしょうか。多くの仲間たちの悲劇を思うとき、怒りがこみ上げます。
そんな中、日本では衆議院議員総選挙が真近です。私の挨拶をお読みいただいている頃、あるいは政策討論集会の前には、今後の国の方向性が選挙の結果として表れることでしょう。
私たちは、どのような政権になったとしても、人の命をないがしろにしない、平和で自由で安全な、インクルーシブな日本を希求し、障害者政策、人権政策において、国連障害者権利条約の履行につながる道をひたすら進んでいきたいものです。
さて、今年の大きな出来事としては、何と言っても、旧優生保護法国賠訴訟において、最高裁が同法を違憲と裁定し、国による謝罪と賠償を断じたことではないでしょうか。各地での裁判では除斥期間の壁が大きく立ちはだかっておりましたが、それこそが差別であり、人道上許されないと断罪されました。
今回の政策討論集会では、初日の全体会では、総括所見で強く指摘され、勧告された脱施設、インクルーシブ社会の実現について、この優生保護法がもたらした優生思想が蔓延ってしまった現状を踏まえ、今後どう運動を展開していったらよいかを議論したいと思います。
常任委員でDPI女性障害者ネットワークの代表でもある藤原久美子さんに旧優生保護法のもたらした大罪やその後の被害者支援や裁判支援について語ってもらい、その後、原告の鈴木由美さん、弁護団の辻川圭乃さんにもお話を伺います。
そして、内閣府が設置した「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」と幹事会の動きについて、内閣府障害者施策アドバイザーでもある尾上副議長が報告いたします。
分科会については、一日目の全体会の後にバリアフリー部会による「今年の主な動き〜バリアフリー法改正なるか?」、二日目に地域生活部会による「国内先進事例から考える地域移行・脱施設化のあり方」、国際部会による「私たちのSDGs-何をやって、何をしようとするのか」を準備しております。
優生保護法裁判では、大きな勇気と希望を得ましたが、この社会から優生思想を無くすにはまだまだ時間と多くの人々の英知と努力が必要です。志をともにする多くの障害当事者、支援者、研究者、その他の皆さんと共に考え、行動するために、本集会へのご参加を心からお願いいたします。
■しかく日時:
12月7日(土)13:00〜17:40 全体会、バリアフリー分科会
12月8日(日)10:00〜15:00 地域生活、国際協力分科会
(アーカイブの公開はしておりませんので、あらかじめご了承ください)
■しかく開催方法:Zoom Webinar
■しかく参加費:無料
■しかく情報保障:PC要約筆記(1日目)、PC文字通訳(2日目)、手話通訳、点字資料、データ資料
※(注記)PC文字通訳、PC要約筆記、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。
■しかくお申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽お申し込みはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TjshCvZgS_KyyZc8AvkaTQ
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1)お名前
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス
3)電話番号
4)団体名(あれば)、
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
■しかくメールのお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら開催に当たり、多額の開催費用が必要です。
インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
▽ご寄付はこちら
https://www.dpi-japan.org/join/donate/
<プログラム>(敬称略)
【1日目:12月7日(土)(13:00〜17:40)】
全体会、分科会
13時〜15時50分
■しかく全体会「総括所見を踏まえた法制度の拡充を!〜優生思想を根絶し、脱施設を進め、インクルーシブな社会を実現しよう〜」
旧優生保護国家賠償請求訴訟は7月3日(水)の最高裁判決で、同法は違憲とし、国に賠償を命じました。7月17日(水)には岸田首相と原告団等との面会が行われ、原告に謝罪し、除斥期間適用を撤回し速やかに和解すること、訴訟を起こしていない人も含め、幅広い被害者を対象にした新たな補償のしくみを検討することを表明しました。
さらに7月29日(月)には優生思想及び障害者に対する偏見や差別の根絶に向け、これまでの取組を点検し、教育・啓発等を含めた取組を強化するために「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」を内閣府に設置することが閣議決定されました。
最高裁判決を受けて情勢は大きく動き出し、9月13日(金)には原告と国の和解が成立し、さらに、新たな法整備も検討されています。全体会では、旧優生保護法について改めて振り返り、原告の想いを聞き、和解の内容、対策推進本部を含めた今後の動きについて見ていきます。
旧優生保護法によって日本社会に深く根付いてしまった優生思想を根絶するために、どのような法制度が必要か、さらに、誰もが共に生きるインクルーシブな社会をつくるために、どのような運動を展開すべきか、考える場としたいです。
●くろまる第一部 概要説明 13時15分〜13時50分
講師:藤原 久美子(DPI常任委員・NPO法人神戸Beすけっと事務局長・DPI女性障害者ネットワーク代表)
1. 旧優生保護法の概要
2. 被害状況
3. 動き
4. 運動
・女性差別撤廃条約(CEDAW)への働きかけと総括所見
・障害者権利条約建設的対話への働きかけ、総括所見
・全国で展開された裁判
・優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(優生連)
●くろまる第二部 原告の想いと弁護団 14時〜15時10分
1)原告の想い 登壇:鈴木 由美(原告)
2)弁護団 講師:辻川 圭乃(弁護士)
・全国の裁判の状況
・最高裁判決の内容と意義
・和解内容
・今後
●くろまる第三部 今後の動き 15時30分〜15時50分
講師:尾上 浩二(DPI副議長、内閣府障害者施策アドバイザー)
・岸田首相謝罪後の国の動き
・「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」と幹事会の動きについて
・法改正や今後の展開
全体司会:平野 みどり(DPI議長)
(15時50分〜16時10分 休憩)
16時10分〜17時40分
■しかくバリアフリー分科会「今年の主な動き〜バリアフリー法の改正なるか?ビックイベントを契機とした各地の取り組み〜」
東京2020オリンピック・パラリンピックを契機として、バリアフリー施策は大きく進展しました。
2018年と2020年の2回にわたってバリアフリー法が改正され、障害当事者が評価する仕組み「移動等円滑化評価会議」の導入、新幹線と特急車両のバリアフリー基準の改正、障害者用ICカードの導入、精神障害者の運賃割引、WEBでの車椅子席の予約・乗車券の購入等が実現しました。
今年度もさまざまな検討会が設けられ、議論が進められています。2025年には法改正5年を迎え、バリアフリー整備目標を定めた第3次基本方針も最終年となります。
法改正の必要性や、2026年度からの第4次基本方針の策定をテーマに「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」が始まっています。
また、これまで義務基準ではなかったスタジアムの車椅子席について、昨年から検討が始まり、今年度もサイトラインの確保等について議論が進められています。
各地の取り組みとしては、2025年には大阪・関西万博、2026年には愛知名古屋アジア大会が予定され、地元障害者団体がアクセシビリティガイドラインの策定等の働きかけを行なっています。
上記の検討会やビックイベントを契機とした各地の取り組みについて、最新情報を報告します。
●くろまる内容
1.今年の主な検討会等の動き
講師:佐藤 聡(DPI事務局長)「バリアフリー法及び関連施策のあり方検討会、サイトラインの確保等に係る検討WG、障害者等の航空機非常脱出に関する意見交換会等」
2.ビックイベントを契機とした各地の取り組み
講師:六條 友聡(社会福祉法人ぽぽんがぽん)「2025大阪・関西万博への働きかけ」
講師:入谷 忠宏(愛重連事務局長)「2026愛知・名古屋アジア競技大会への働きかけ」
3.2024UDタクシー乗車運動の結果報告
4.質疑応答
【2日目:12月8日(日)(10:00〜15:00)】
分科会
10時〜12時
■しかく地域生活分科会「国内先進事例から考える地域移行・脱施設化のあり方」
2022年に国連障害者権利委員会から出された総括所見を背景に、令和6年度(2024年度)障害福祉サービス等報酬改定では、地域生活支援拠点等の機能強化として拠点コーディネーター配置の他、障害者支援施設に対して入所者への意向確認を義務付けるなど、地域移行を推し進めていくための新たな報酬上の仕組みが整備されました。
この報酬改定によって強度行動障害や医療的ケアの必要な重症心身障害者を含めた地域移行、脱施設がどれだけ進むのか、ということが今後問われていくことになります。
すでに国内で実践されている強度行動障害や重度心身障害者の地域移行や地域生活支援の先進事例を参考に、例えば拠点コーディネーターに期待される役割や施設における入所者に対する意向確認の方法などを明確化していくことが今後の課題の1つになります。
現在、厚労省は令和7年度(2025年度)に障害者支援施設の在り方に関する検討会(仮称)の設置を予定しており、検討会開催に向けた実態把握を目的とする調査研究を民間に委託して実施しています。
本分科会では、こうした国の動向も踏まえつつ、国内の先進事例を手掛かりに、日本における地域移行、脱施設化がきちんと進んでいくための方策について検討していきたいと思います。
●くろまる登壇者
名里晴美(訪問の家 理事長)
林 淑美(パンジーメディア)
地村貴士(自立支援センターぱあとなぁ)
(12時〜13時 休憩)
13時〜15時
■しかく国際協力分科会「私たちのSDGs─何をやって、何をしようとするのか」
SDGs(持続的開発目標)を障害の観点から話されることは少ないが、いち早くこれを取り上げたDPI日本会議は折に触れて両者の関係を訴えてきました。この分科会を、2030年修了時までの活動を見直すための総括としたいです。
●くろまる内容
1.開会・分科会の背景と趣旨説明
中西由起子(DPI日本会議副議長、アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI))
2.「SDGsと障害」光岡芳宏(DPI国際協力部会員)
SDGsと障害について、DPI日本会議が市民社会や外務省などとの対話の中で提起をしている意見を中心に、すべての人のためのSDGsを実現するうえでの課題を参加者と共有します。
3.「私たちの実践から」降幡博亮(DPI常任委員)
南アフリカの草の根事業や課題別研修でのエンパワメントおよびアクセシビリティ強化がSDGs主流化に不可欠な要素であることを、具体的なDPI日本会議の取り組みを南アからの現地報告を含め紹介します。
4.「今後のDPI日本会議の活動の展望」平野みどり(DPI議長)、西村正樹(DPI副議長)
アジア太平洋ブロックを中心に、最近ではマスコミの話題となっている「ビジネスと人権」への貢献を交えて、SDGs達成を促進するDPI日本会議の運動の方向性を展望します。
5.質疑応答
■しかくお申込み方法:下記WEBフォームからお申し込みください。
▽お申し込みはこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TjshCvZgS_KyyZc8AvkaTQ
上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
1)お名前
2)ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス
3)電話番号
4)団体名(あれば)
5)必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、テキスト資料、その他)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
<ご寄付のお願い>
集会の開催は多くの方にご参加いただきたく、参加費を無料としています。しかしながら、開催にあたり、多額の開催費用が必要です。
インターネット上でご寄付頂けるようになりましたので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
▽ご寄付はこちら
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◇主催、お問合せ先
特定非営利活動法人 DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
電話 03-5282-3730 ファックス 03-5282-0017 メール office☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)
◇後援(予定)
日本労働組合総連合会、難民を助ける会(AAR Japan)
◇後援、助成(予定)
全日本自治団体労働組合、全国労働組合連絡協議会、全日本水道労働組合、東京都労働組合連合会、自治労東京都本部、自治労東京都庁職員労働組合、全水道東京水道労働組合、東京交通労働組合、東京清掃労働組合、日本放送労働組合、(株)土屋
▽第13回政策論開催要項(ワード)
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▽第13回政策論開催要項 ルビ付き版(ワード)
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DPI日本会議メールマガジン(24.10.8)第792号
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
本日は、10月19日(土)にオンラインで開催されるイベント、
【公開勉強会】未来を描く、地域移行のロードマップ勉強会のご案内です。
【このイベントは、ここがすごい!】
脱施設とか、地域移行とかが大切なのは、なんとなくわかっているつもり。
国連の障害者権利委員会からも強〜く要請されているみたいだし、国際的には脱施設や地域移行は進んでるって話は見聞きするけど......。
でも、実際どうやって進めていけばいいの?その方法は、何から学んだらいいの?諸外国の実践って、どんな内容なの?
この学習会では、そんな疑問やモヤモヤを持っている方が、諸外国の情報や研究内容に加えて、日本国内の障害者支援施設のあり方に関する最新情報を知るチャンスです!
同志社大学の鈴木良先生を講師にお迎えします。
参加費は無料です。土曜日のひとときを、充実した学びの時間にしましょう。
────────────────
10月19日(土)オンライン開催
【公開勉強会】未来を描く、地域移行のロードマップ勉強会のお知らせ
────────────────
DPIでは、2022年の総括所見で緊急の課題として指摘されている脱施設化に向けた実践、政策立案をおこない、真に地域移行を進めていくための「未来を描く、地域移行のロードマップ勉強会(地域移行勉強会)」を研究者や関係団体と連携しながら実施しています。
本勉強会では、諸外国における脱施設・地域移行の取り組みや日本国内における地域移行の先駆的な実践、先行研究なども参考にしながら日本における地域移行の仕組みのさらなる強化、脱施設・地域移行を推進していくためのロードマップ作りや制度・政策の提言活動につなげていくことを目的として、勉強会を重ねています。
一方、国の動きとしては、令和6年度(2024年度)障害福祉サービス等報酬改定で、地域生活支援拠点等の機能強化として拠点コーディネーター配置のなど、地域移行を推し進めていくための新たな報酬上の仕組みが整備されました。
また、令和7年度(2025年度)に障害者支援施設の在り方に関する検討会の開催を予定しており、今年度は検討会開催に向けたエビデンス集めのための調査研究が行われています。
このような情勢の中、2024年度DPI全国集会にご登壇いただいた、同志社大学の鈴木良先生を講師にお招きし、「海外と日本における障害者の脱施設化」をテーマにお話しいただき、今後の日本における脱施設・地域移行を進めていくための今後の取り組みについて考えていくための公開勉強会を下記の要領で開催いたします。
ぜひ奮ってご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
■しかく日時:10月19日(土)11:00〜13:00
■しかく開催方法:オンライン(ウェビナー)
■しかく情報保障:手話通訳、要約筆記、テキストデータ、点字データ、点字(紙)
※(注記)PC文字通訳、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと機種によって資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。
■しかく参加費:無料
本集会は、できるだけ多くの方にご参加していただく為に、無料で開催をしております。
開催費用をご寄付で集めておりますので、下記からご支援を頂けると幸いです。(クレジットカードもご利用いただけます)
▽ご支援はこちらからお願いいたします(DPIホームぺージ)
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■しかく参加申込:以下のフォームからお申し込みください。
▽お申し込みフォーム
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MZq5LAh9SfWG_BEzsP1RuA
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■しかくタイムスケジュール(敬称略)
11:00 開会あいさつ
11:05 海外と日本における障害者の脱施設化(講師:鈴木良 同志社大学)
12:20 休憩
12:30 質疑応答
13:00 終了
◇主催:DPI日本会議、全国自立生活センター協議会、ピープルファーストジャパン
▽DPIホームページにも掲載しています。
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2024年10月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202410/
■しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────■しかく
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凡例:◎にじゅうまる=大注目! 〇=注目! △しろさんかく=よかったらみて
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【バリアフリー】
◎にじゅうまる10/25(金)全国一斉行動!UDタクシー乗車運動 全国の皆さんのご参加をお願いします!
◎にじゅうまる日程未定! 第13回「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会
◎にじゅうまる日程未定!第2回サイトラインの確保等に係る検討WG
◎にじゅうまる日程未定!第1回障害者等の航空機非常脱出に関する意見交換会
◎にじゅうまる日程未定! 第7回建築設計フォローアップ会議
○しろまる10/8(火)国際園芸博覧会アクセシビリティガイドライン テーマ別ワーキング
【権利擁護】
◎にじゅうまる10/8(火) 第80回内閣府障害者政策委員会
【国際協力】
◎にじゅうまるシンポジウム「成年後見制度など、障害者などの自己決定のあり方を考える─軍事暴力や先住民の権利などの諸問題の学びと連帯-」に参加しませんか
○しろまる全米での全国障害者雇用啓発月間が大規模に実施されます
△しろさんかく障害者にアクセシブルな選挙のためいろいろ試みが実践されています
【雇用労働・所得保障】
○しろまる令和6年版 障害者白書発行:障害者基本法に基づく施策報告
○しろまる令和5年度使用者による障害者虐待の状況等が公表されました
【優生保護法と優生思想】
◎にじゅうまる今後の動向
○しろまる和解期日予定
■しかく───────────────────────■しかく
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バリアフリー
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◎にじゅうまる大注目!
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10/25(金)全国一斉行動!UDタクシー乗車運動 全国の皆さんのご参加をお願いします!
<ワンポイント解説>
今年もやってきました!UDタクシーの乗車運動です。
昨年は4年ぶりに実施し、残念ながら車椅子使用者に対する乗車拒否が増えているという実態がわかりました。
今年も調査結果をもとに、国交省への要望等を行います。全国の皆さんのご参加、ご協力をお願いします。全国で連携した運動で、乗車拒否を撲滅していきましょう!
▽詳細は以下のDPIホームページをご覧ください。
https://www.dpi-japan.org/blog/workinggroup/traffic/20241025-ud-taxi-action/
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定! 第13回「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」
<ワンポイント解説>
バリアフリー分野における今年度一番注目の検討会です。バリアフリー法の改正と、2026年度以降の第4次基本方針(5年ごとの整備目標)について議論します。今年度2回目になります。
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第2回サイトラインの確保等に係る検討WG
<ワンポイント解説>
劇場やスタジアムの車椅子用席の義務基準を検討するWGです。
昨年度は総席数の0.5%以上の義務化は改正しました(2025年6月施行)。
今年度は、DPIとしてはサイトラインの確保、同伴者席は隣席、垂直水平分散の3課題の義務化を目指して積極的に働きかけています。6月に続いて2回目となりますが、ご注目ください。
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第1回障害者等の航空機非常脱出に関する意見交換会
<ワンポイント解説>
今年1月2日(火)に羽田空港で起きた航空機事故では、車椅子使用者が2名搭乗しており、無事に脱出できたそうです。
これをきっかけに航空機の障害者の非常脱出について関心が高まり、DPIでも事業者との意見交換を求めてきたのですが、このたび実施されることになりました。航空事業者は障害者の脱出についてどのような研修を実施しているのか教えて頂くとともに、当事者参加を求めていきたいと思います。
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定! 第2回鉄軌道のバリアフリー化の整備推進に関する検討会
<ワンポイント解説>
5月に「バリアフリー法及び関連施策のあり方検討会」が開かれ、5年ごとに策定されている基本方針(整備目標)の2026年からの第4次計画の議論がはじまりました。
この検討会は鉄道分野を集中的に議論するものです。7月に続いて2回目の今回は、事業者と障害者団体からのヒアリングが予定されております。DPIからも意見提起を行います。
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定! 第7回建築設計フォローアップ会議
<ワンポイント解説>
小規模店舗のバリアフリーガイドラインの策定を契機として設けられた会議です。事業者、障害者団体が多数参加し、建物関係の課題を話し合います。
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○しろまる注目!
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10/8(火)国際園芸博覧会アクセシビリティガイドライン テーマ別ワーキング
<ワンポイント解説>
2027年に横浜市内で国際園芸博覧会が開催されます。この施設整備についてアクセシビリティ・ガイドラインを策定することになり、9月に第1回検討会が開かれました。
構成員は主に移動等円滑化評価会議関東分科会のメンバーです。東京2020オリパラ、2025大阪・関西万博、2026愛知名古屋アジア競技大会とアクセシビリティ・ガイドラインの策定に取り組まれてきましたので、この流れを繋いで、世界最先端のガイドラインの策定を働きかけて行きたいと思います。
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権利擁護
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◎にじゅうまる大注目!
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10/8(火) 第80回内閣府障害者政策委員会
<ワンポイント解説>
6月以来の開催となります。障害者基本計画(第5次)の実施状況の監視が始まります。
また、7月29日(月)に立ち上がった「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」についても報告が予定されています。
なお、次回以降の開催日程は、第81回10月29日(火)午後、第82回12月11日(水)午後を予定しています。
▽第80回障害者政策委員会の開催について(外部リンク:内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/80_youkou.html
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国際協力
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◎にじゅうまる大注目!
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シンポジウム「成年後見制度など、障害者などの自己決定のあり方を考える─軍事暴力や先住民の権利などの諸問題の学びと連帯-」に参加しませんか
<ワンポイント解説>
コロンビアの弁護士で人権活動家のアンドレア・パラさんを迎えたイベントです。
急速に進む超高齢社会に対応すべく、国や各機関が総出で進めている「成年後見制度」をはじめとした権利擁護制度は最後の砦としてなくてはならないものですが、国連障害者権利委員会からの重大な懸念や当事者を主体とした意思決定の在り方の観点から、改めて制度について考える機会としたいと思います。
■しかく日時:10月25日(金)午後6時〜8時(午後5時開場)
■しかく場所:沖縄県総合福祉センターゆいホール(〒903-0804 沖縄県那覇市首里石嶺町4丁目373-1)
■しかく資料代:800円(当日支払いです。できるだけお釣りがないようにお願いします)
■しかく情報保障:通訳、手話、要約筆記
<発題者>
アンドレア・パラさん(弁護士・人権活動家)
<シンポジスト>
中村夏実さん(精神障害当事者・漫画家)
長位鈴子さん(沖縄県自立生活センター・イルカ代表)
コーディネーター:高橋年男さん(沖縄精神保健福祉会連合会理事)
コメンテーター:池原毅和さん(東京アドヴォカシー法律事務所)
◇主催:真の自己決定をコロンビアと沖縄で考える実行委員会
◇共催:沖縄県精神保健福祉会連合会、沖縄県自立生活センター・イルカ、おきなわ障害者人権センター、自律支援センターさぽーと
▽お申込みウェブフォーム
https://forms.gle/zy1oFsSWMPZGCbh2A
■しかく詳細などの問合せ先:NPO法人 沖縄県自立生活センター・イルカ 担当:早坂佳之
(〒901-2221 沖縄県宜野湾市伊佐4-4-1)
電話:098-890-4890 ファックス:098-897-1877
※(注記)なお、イベント前日の10月24日(木)は、アンドレアさんと伊江島などをまわるフィールドワークや交流会が企画されています。参加希望者は渡航、移動、宿泊場所などをご自身で準備してください。
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〇注目!
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全米での全国障害者雇用啓発月間が大規模に実施されます
<ワンポイント解説>
今年は「すべての人に良い仕事へのアクセス」をテーマに、職場での障害者の貢献、成果、可能性について考えます。
障害のある従業員は、信頼性が高く、忠実で、学ぶことに熱心であり彼らが労働力に含まれることで、全体的な従業員の定着率と士気が向上することが示されています。
しかしながら、障害者は何世代にもわたって疎外され、誤解されてきたため、アメリカでは知的・発達障害(IDD)を持つ人々の最大85%が失業したままです。
そのため、企業に対し以下4つの取組みを求めています。
1)障害のある人々が労働力として持つ価値についての学び
2)従業員と雇用者双方の障害者雇用のストーリーを共有し、誰かが自分のストーリーを共有する手伝い
3)障害者雇用における慣行のチェック
4)障害のある人々の労働力のインクルージョンを積極的に推進している組織への寄付の呼びかけ
これらは日本の雇用促進と異なり、興味深いです。
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△しろさんかくよかったらみて
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障害者にアクセシブルな選挙のためいろいろ試みが実践されています
<ワンポイント解説>
よりよい政策を求めるなら、投票は重要です。日本で障害者が選挙に行きやすくなったとはいえ、まだまだ改善の点は多いです。国内での選挙も間近という情報もあるので、以下のチェックリストが参考になるかもしれません。
▽選挙運動はアクセシブルですか?(外部リンク:欧州障害者フォーラム)
https://www.edf-feph.org/is-your-political-campaign-accessible-assess-with-our-checklists/
▽平等なアクセス:選挙と政治プロセスに障害者を含める方法(外部リンク:公益財団法人 国際選挙制度財団)
https://www.ifes.org/publications/equal-access-how-include-persons-disabilities-elections-and-political-processes
▽投票をアクセシブルにするための6つのヒント(外部リンク:米国選挙支援委員会)(PDF)
https://www.eac.gov/sites/default/files/event_document/files/6_Tips_for_Making_Voting_Accessible.pdf
▽選挙のアクセシビリティ(外部リンク:英国選挙管理委員会)
https://www.electoralcommission.org.uk/news-and-views/our-priorities-reforming-elections/accessibility-elections
▽障害者の政党への参加に関する最低基準(外部リンク:ウェストミンスター民主主義財団 ‐WFD)
https://www.wfd.org/what-we-do/resources/minimum-standards-inclusion-persons-disabilities-political-parties
▽第6次人権報告書2022:障害者の政治参加(外部リンク:欧州障害者フォーラム)
https://www.edf-feph.org/publications/human-rights-report-2022-political-participation-of-persons-with-disabilities/
▽アフリカにおける障害者インクルーシブな選挙:質的制度的レビュー(外部リンク:サイトセーバー)(PDF)
https://www.sightsavers.org/wp-content/uploads/2018/04/Disability-inclusive-elections-in-Africa-a-qualitative-systematic-review.pdf
▽ブルキナファソにおける障害者の選挙プロセスへの効果的な参加のためのガイド(外部リンク:Light for the World、ブルキナファソ女性省、国民連帯、家族・人道支援活動、COMUD/ハンディキャップ)
https://www.light-for-the-world.org/publications/guide-to-disability-inclusive-elections-in-burkina-faso/
▽ケニア包括的政党(KIPP)プログラムのエンドライン評価(WFD)(外部リンク:欧州障害者フォーラム)
https://www.wfd.org/what-we-do/resources/endline-evaluation-kenya-inclusive-political-parties-kipp-programme
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雇用労働・所得保障
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〇注目!
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令和6年版 障害者白書発行:障害者基本法に基づく施策報告
<ワンポイント解説>
令和6年6月に「障害者白書」が発行されました。これは「障害者基本法」(昭和45年法律第84号)第13条に基づき、政府が毎年国会に提出する法定白書であり、今年で31回目となります。
この白書は、障害者に対して講じられた施策の概況を報告するもので、教育、雇用、生活環境、まちづくり、情報アクセシビリティなど幅広い分野における官民の取り組みがまとめられています。
特に注目されるのは、「改正障害者差別解消法」の施行を踏まえた政府の取り組みです。事業者による合理的配慮の提供の義務化が盛り込まれており、関係府省庁や地方公共団体が策定・改定した「対応要領」や「対応指針」も紹介されています。また、内閣府が試行している「つなぐ窓口」など、相談窓口の設置や周知・啓発活動も進められています。
この白書では、政府や地方公共団体による法改正に向けた取り組みの他、具体的な事例を交えて30項目のトピックスを紹介しています。障害者の権利を保障し、生活環境の向上を目指すための一連の政策が明示されており、今後も障害者の支援策が着実に推進されていくことが期待されます。
障害者白書は、障害者や支援者、関係者が最新の政策動向を把握し、これからの支援のあり方を考えるための重要な資料です。ぜひ参考にして下さい。
▽令和6年版 障害者白書 全文(PDF版)(外部リンク:内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r06hakusho/zenbun/index-pdf.html
※(注記)マルチメディアデイジー版は、後日公表予定となっています
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〇注目!
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令和5年度使用者による障害者虐待の状況等が公表されました
<ワンポイント解説>
厚生労働省は、令和5年度の「使用者による障害者虐待の状況等」の結果を発表しました。
報告によると、障害者を雇用する事業所における虐待が前年から増加しており、特に「経済的虐待」が最も多く確認されています。
【報告のポイント】
1.通報・届出のあった事業所数および障害者数
通報や届出があった事業所数は前年度比22.9%増加し、1,512事業所に上りました。対象となった障害者数も29.4%増加し、1,854人に達しています。
2.虐待が認められた事業所数および障害者数
実際に虐待が確認された事業所数は447事業所で、前年から4.0%増加しました。虐待が認められた障害者数も16.0%増加し、761人に上っています。
3.虐待の種別
認められた虐待の種別では、「経済的虐待」が最も多く、659人(80.6%)が被害を受けています。この虐待には、最低賃金以下で働かせるなどの事例が含まれています。
厚生労働省は、障害者虐待防止法に基づき、地方公共団体と連携しながら、障害者雇用の現場での虐待防止と是正指導に取り組んでいます。今回の結果を受けて、さらなる対策強化を進めていく方針です。
▽虐待の状況の詳細についてはこちら(外部リンク:厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000172598_00010.html
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優生保護法と優生思想
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◎にじゅうまる今後の動向
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7月3日(水)最高裁判決を受けて、優生連では9月1日(日)付で「優生保護法問題の全面解決に向けた提言」を公表し、記者会見も行いました。
▽優生保護法問題の全面解決に向けた提言(PDF)
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2024/09/0bac3c63827160a29d20c6b6acd3c8f1.pdf
▽ワードテキスト版
https://www.dpi-japan.org/wp-content/uploads/2024/09/0bac3c63827160a29d20c6b6acd3c8f1.docx
その他の係争中の裁判について、原告団・弁護団との和解合意が9月13日(金)に締結されました。今後、各地での和解協議が行われる予定です。
9月18日(水)には超党派議連総会で補償法の素案がまとまり、秋の臨時国会での成立を目指すとのことです。
また同日、全面解決に向けた基本合意策定のための協議が、原告団・弁護団、そして優生連PTも加わり、第1回の会合がもたれました。そして9月30日(月)には、こども家庭庁にて基本合意が締結されました。
今後、内閣府の「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」で策定予定の行動計画とあわせ、優生思想の根絶に向けた取り組みが協議されていきます。
優生連の各構成団体においでは、自治体の責任についても、謝罪と更なる調査・検証を求めるべく、各地での活動を情報交換しながら進めています。
ぜひ、今後も引き続きご注目ください!
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〇注目!
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和解期日予定
・10月28日(月)福岡地裁・福岡高裁
・10月31日(木)仙台高裁(飯塚淳子さん:仮名)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
今月のひとこと
体調の許す休日にはよく地元をぷらぷら散歩するのですが、
この前、駅前の不動産屋の店先に「未公開!」と大きく書かれた
物件情報が公開されているのを目撃しました。
思わず足をとめて二度見しました。
「通行人の注意をひきつける」という意味では、
あの宣伝方法は大成功なのだと思います。
でも、「未公開!が公開されている」というおかしさに気を取られて、
肝心の物件情報の内容は全く覚えていないのでした。
なんとなく過ごしている日常で思わぬ「えっ?」に出会うのも、
地域社会で暮らす醍醐味なのかな、なんて思っています。
(ゆ)
。°+°。°+ °。°。°+°。°+。°+°。°+ °。°
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こんにちは、DPIメルマガ編集担当です。
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!メールマガジン」2024年9月号をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
▽DPIホームページにも掲載しています
https://www.dpi-japan.org/blog/events/pay-attention-202409/
■しかく──── 今月はここに注目! もくじ ─────■しかく
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凡例:◎にじゅうまる=大注目! 〇=注目! △しろさんかく=よかったらみて
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【地域生活】
◎にじゅうまる9月19日(木)に第2回「障害者の地域支援も踏まえた障害者支援施設の在り方に係る調査研究会」が開催されます
【バリアフリー】
◎にじゅうまる日程未定!第12回移動等円滑化評価会議
◎にじゅうまる日程未定!第2回サイトラインの確保等に係る検討WG
◎にじゅうまる【2次募集中!】10/14(月・祝)〜16(水)第17期バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in東京(応募締切:9/6(金))
○しろまる日程未定!国際園芸博覧会アクセシビリティバリアフリー検討会
△しろさんかくバリアフリーに関するその他の動き
【権利擁護】
◎にじゅうまる日程未定!宿泊施設向け接遇研修ツール作成等のための検討会
◎にじゅうまる内閣府障害者政策委員会の秋以降の開催日程
【教育】
◎にじゅうまる第15回「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会 in 旭川〜なーんも地元の高校に行けばいいっしょ〜
【国際協力】
○しろまる10月10日は世界メンタルヘルスデーです
○しろまるゼロ・プロジェクト・アワード2025のショートリストが発表されました
△しろさんかくレゴの新シリーズ「ダウンタウン路面電車と停留所」がでました
【優生保護法と優生思想】
◎にじゅうまる今後の動向
■しかく───────────────────────■しかく
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地域生活
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◎にじゅうまる大注目!
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9月19日(木)に第2回「障害者の地域支援も踏まえた障害者支援施設の在り方に係る調査研究会」が開催されます
<ワンポイント解説>
厚生労働省によると、今年度は調査の年ということで、この研究会の他に3つの研究会(令和6年度 障害者総合福祉推進事業)が行われ、 それらの研究会のデータを基に来年度から「障害者の地域支援も踏まえた障害者支援施設の在り方検討会(以下:在り方研究会)」が設置される予定です。
いよいよ日本も脱施設に舵を切れることになるか?といった、重要な局面に突入しつつあります。
ただ、障害者支援施設という表現では療養介護が今年度の調査対象から外れてしまうため、9月19日(木)の第2回在り方研究会までに、療養介護も調査対象に入れられるかが注目です。
7月に開催された第1回在り方研究会では、以下のような今年度のスケジュールが示されました。
・第1回(7月):アンケート調査設計(事前意見収集を踏まえた調査内容等の整理)
・第2回(9月):アンケート調査内容・項目の確認、ヒアリング調査内容・項目の検討
・第3回(12月):各調査結果の報告、成果物(報告書・事例集)作成方針の検討
・第4回(2月):成果物(報告書・事例集)の確認
一般傍聴はできませんが、重要な研究会です。9月19日(木)の研究会では、調査の実施に向けてアンケート調査やヒアリング調査の内容、項目の確認が行われる予定です。
なお、他の3つの研究会とは、次の3つです。
・障害保健福祉政策についての国際的動向に対応した諸外国の政策等の調査・分析
・障害者支援施設における地域移行等の意向確認マニュアルの作成に関する調査研究
・共同生活援助における支援内容の明確化及び支援の質の評価等に係る研究
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バリアフリー
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第12回移動等円滑化評価会議
<ワンポイント解説>
2018年のバリアフリー法改正で設けられた当事者が評価するこの会議も今回で12回目となりました。全国10ブロックには地域分科会も設けられ、6月から8月にかけて会が開かれております。最新の取り組みや地域分科会の報告等が行われると思います。
▽移動等円滑化評価会議(外部リンク:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000160.html
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第2回サイトラインの確保等に係る検討WG
<ワンポイント解説>
6月に始まったこの検討会は客席の義務基準(サイトラインの確保、同伴者は隣席、垂直水平分散等)について議論しています。今回はおそらく、障害者団体等のヒアリングが実施されるものと思われます。
▽サイトラインの確保等に係る検討WG(外部リンク:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000193.html
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◎にじゅうまる大募集中!
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【2次募集中!】
10/14(月・祝)〜16(水)第17期バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in東京(応募締切:9/6(金))
各地でバリアフリー運動に取り組む当事者の育成を目指して実施している研修会です。
本年度は東京都にて対面で行います。東京2020大会で実現した新しい取り組み、国立競技場UD/WS等について講義があります。
また、最新の整備についてグループに分かれてのフィールドワークも行います。定員までまだ余裕がありますので、ぜひ、みなさんお申し込みください。
▽お申し込みはこちらから!(DPIホームページ)
https://www.dpi-japan.org/blog/events/17th-barrier-free-leader/
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◯注目!
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日程未定!国際園芸博覧会アクセシビリティバリアフリー検討会
<ワンポイント解説>
2027年に横浜市で国際園芸博覧会が開かれます。この博覧会を訪れる全ての人々が安全・快適に過ごすことができるよう配慮した計画・整備を行う必要があるとして、「2027年国際園芸 博覧会 アクセシビリティ・ガイドライン(仮称)」の策定を行うことになりました。
DPIのメンバーも検討会の構成員として加わっています。
2021年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪・関西万博、2026年の愛知・名古屋アジア大会とそれぞれアクセシビリティ・ガイドラインが策定され、順調にバージョンアップしています。ぜひ、国際園芸博覧会もさらに進化したアクセシビリティ・ガイドラインが策定されるように働きかけたいと思います。
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△しろさんかくその他の動き
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バリアフリー部会では、今月は東京メトロと意見交換会を予定しております。また、2026年の愛知・名古屋アジア大会のメイン会場となる愛知アリーナも関係者への視察が予定されており、見てきたいと思います。
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権利擁護
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◎にじゅうまる大注目!
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日程未定!第2回宿泊施設向け接遇研修ツール作成等のための検討会
<ワンポイント解説>
昨年、旅館業法が改正されましたが、事業者の職員向けの研修ツールの作成が進んでいます。5月に第1回が開かれ、9月に第2回が開かれるようです。
昨年の検討会では「障害者が合理的配慮の提供を求めることは宿泊拒否理由には当たらない」と明記されましたが、実際の現場で差別的な対応がなくなるように、この研修ツールは非常に重要です。今年度に数回開かれますので、ご注目ください。
▽宿泊施設向け接遇研修ツール作成等のための検討会(外部リンク:厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/ryokangyouhou-kentoukai_00010.html
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◎にじゅうまる大注目!
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内閣府障害者政策委員会の秋以降の開催日程が決まりましたので、お知らせします。
・第80回 10月8日(火)午後
・第81回 10月29日(火)午後
・第82回 12月11日(水)午後
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教育
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◎にじゅうまる大注目!
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第15回「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会 in 旭川〜なーんも地元の高校に行けばいいっしょ〜(旭川市・DPI後援イベント)
※(注記)参加申込は8月31日(土)が締切でしたが、まだ可能性ありとのことですので「すぐに現地実行委へご確認」を!!
(現地実行委 平田江津子さん 携帯電話:090-2872-3708)
■しかく日時:
10月5日(土)全体会・分科会・懇親会
10月6日(日)分科会
高校進学を実現する会・全国交流集会は二年に一度開催されています。今回は旭川で開催!
オンライン配信はなく、参加形態は現地参加のみです。
この間の北海道、全国の高校取り組みの集約点になる集会ですので、ご興味のある方は、ぜひ現地参加を!
一日目:全体会「北海道のとりくみから高校問題を再考する」コーディネーター 一木玲子さん
一日目・二日目:分科会(高校へ行こう、高校での生活、進学・就職・地域で暮らす、今の学校)の4分科会
■しかく資料代:二日間3,000円、一日2,000円。懇親会:5,000円
▽プログラムの詳細やお申し込みは、DPIホームページをご覧ください!
https://www.dpi-japan.org/blog/events/inclusive-education-in-asahikawa/
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国際協力
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○しろまる注目!
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10月10日は世界メンタルヘルスデーです
<ワンポイント解説>
統合失調症への理解を求める取り組みとしてはじまったシルバーリボン運動が発展し、脳や心に起因する疾患(障害)に対する誤解や偏見を和らげ、それらを抱える当事者やその家族が前向きに生活することができる社会の実現を目指す、世界メンタルヘルスデーとなりました。
今年のテーマは、「職場でのメンタルヘルスを優先する時が来た」です。
日本でも厚生労働省が毎年イベントを企画していますが、強力な精神障害者の団体とのコラボもなく、有名人中心の啓発イベントになっているのは残念です。
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○しろまる注目!
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ゼロ・プロジェクト・アワード2025のショートリストが発表されました
<ワンポイント解説>
障壁のない世界のため、すべての障害者の日常生活と法的権利を改善する解決策を見つける、オーストリアのゼロ・プロジェクトは、2025年のテーマ「インクルーシブ雇用と情報通信技術のショートリスト(選抜候補者・団体名簿)を発表しました。
90カ国から522件の推薦があり、61カ国の160の革新的な解決策が最終的に残りました。
国際障害者デーの2024年12月3日に受賞者が発表されますが、最近では障害者団体より企業や一般の団体からの応募が増えています。
日本からも選ばれていますが、2026年度にはぜひ、日本の障害者団体の受賞を見てみたいです。
▽#ZeroCall25 ショートリストに会おう!(外部リンク:ゼロ・プロジェクト)
https://zeroproject.org/news/article/meet-your-zerocall25-shortlist
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△しろさんかくよかったらみて
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レゴの新シリーズ「ダウンタウン路面電車と停留所」がでました
<ワンポイント解説>
LEGOが、インクルージョンを意識した新しいレゴを出しましたのでご紹介します。
ヨーロッパの街中にある路面電車の駅が再現され、出かけるために、時刻表で出発時間をチェックし、券売機で切符を買い、コーヒーショップで最新型の路面電車が来るまで待つという物語ができます。
乗客には盲導犬を連れた視覚障害者や簡易電動式車いすの障害者がいて、ホームには可動式スロープがあり、十分にインクルージョンが意識されています。
▽LEGOの「ダウンタウン路面電車と停留所」のページ(外部リンク:LEGO)
https://www.lego.com/ja-jp/product/downtown-streetcar-and-station-60423?age-gate=grown_up
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優生保護法と優生思想
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◎にじゅうまる今後の動向
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<ワンポイント解説>
今年7月3日(水)最高裁判決での歴史的勝利を受け、同月17日(水)の首相、8月2日(金)の法務大臣の謝罪面談が、ようやく行われました。
現在、こども家庭庁と弁護団が、継続中の裁判の和解合意について協議中です。
今後、恒久的な基本合意締結や、一時金法に代わる新法策定に向けた動きが活発化しつつあります。
また、7月29日(月)に「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部の第1回が開催され、新たな行動計画が策定を目指しています。
こうした動きに、優生連は「提言」を新たにまとめ、近々公開の予定ですので、今後も引き続きご注目ください!
優生連では活動資金のためのカンパを募集しています。今一度、ご協力をお願いします。
■しかくゆうちょ銀行からのお振り込み
ゆうちょ銀行 記号 14260 番号 06676711 名義 松本多仁子(マツモトタニコ)
■しかくゆうちょ銀行以外の金融機関からのお振り込み
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店名 四ニ八(ヨンニハチ) 店番 428
預金種目 普通預金
口座番号 0667671
名義 松本多仁子(マツモトタニコ)
▽優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(優生連)
https://sites.google.com/view/yuuseiren/home
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今月のひとこと
就職活動で行き詰っている友人の悩みは、
「自分の強みがわからないこと」だそうです。
就活に限らず、あらゆる場面で「自分にはこんな特技があります」
「こんな資格を持っています」「外国語が話せます」「○しろまる○しろまる賞を受賞しました」・・・
とにかく「できること(=強み)」に自覚的でそれを上手にアピールするスキルが、
あたかも「その人の魅力」であるかのように要請される社会。
そりゃあ正直に生きている人はしんどくなるよね、とその子に伝えました。
「できること」だけに価値を置かれて苦しむ人が、さらに苦しい立場の人を
追いつめるようなことが起きているんじゃないでしょうか。
THE BLUE HEARTSが同じようなことを歌ったのは、1988年のこと。
あれからこの社会はどのように変わり、これからどのように変化するんでしょう。
確かに「偏差値」とか「学歴」ってわかりやすいんですよね。
人に対して序列や優劣のラベルを貼るには、非常に便利な物差しです。
「いい大学」を目指すことや優秀に振舞うこと自体は、肯定も否定もしませんが。
でも、そればかりを追求してきたことで生まれた小さなひずみやひび割れが
いよいよ大きな亀裂になって、ある日突然爆発してしまわないでしょうか。
その時、誰かの尊厳や心身に害を及ぼすようなことが起きはしないでしょうか。
そんな、漠然とした、しかし大きな不安を抱いています。
この想いがただの被害妄想であることを願いつつ、その友人には
「誰かにとって都合のいい『強み』って、それ面白い?」ときいてみました。
すると、彼女は「うーん」としばらく黙ったのちに、
「面白くは、ないなぁ」と答えました。
学生時代は大切な時間ではありますが、あくまで助走期間です。
「ああしなきゃ」「こうしなければ」の抑圧的な鎖から自由になって、
人生は可能性だらけということや、むしろ自分の「弱さ」を知り、
それを素直に発信できることの大切さ、しなやかさを育んでほしいと思いました。
自戒をこめて......。
(ゆ)
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https://dpi-japan.org/join/donate/
●くろまる下記URL(Give Oneホームページ)からもオンライン寄付ができます(1口1,000円〜)
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=406
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詳細はホームページまで
https://dpi-japan.org/join/
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■しかく障害者救援金 送り先郵便振替口座
00980-7-40043
ゆめかぜ基金
▽ゆめ風基金 ブログ(被災障害者救援に関する随時情報が更新されます)
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*作成:伊東 香純 *更新:高 雅郁(カオ・ヤユ) Chinese/English
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