【木曜ニュースX】(46) フランスの小売り大手がアマゾン原住民と訴訟...森林破壊に関与した商品の流通が原因
20210429 01
ブラジルやコロンビアのアマゾン原住民からなる原告団が、フランスの大手小売りチェーン『カジノ』を訴えた。同社の傘下にあるブラジルのスーパーマーケット『グルポ・ポム・デ・アスカー(GPA)』とコロンビアの『アルマセネス・エクシト』が、アマゾンでの略奪と森林破壊に関連した牛肉を販売したことが直接の訴因だという。フランスでは、サプライチェーンにおいて人権侵害や環境破壊を避けることを義務化する法律が2017年に制定された。カジノが同法律を理由に訴訟を起こされるのは初のことで、原告団は370万ドルの損害賠償を求めている。原告はカジノが、ブラジルの大手精肉卸売企業が所有している3つの食肉処理場から牛肉を定期購入していると指摘。同食肉処理場は、2008年から2020年の間に少なくとも5万haの森林破壊を引き起こした計592業者から牛を仕入れているという。
キャプチャ 2021年4月号掲載
ブラジルやコロンビアのアマゾン原住民からなる原告団が、フランスの大手小売りチェーン『カジノ』を訴えた。同社の傘下にあるブラジルのスーパーマーケット『グルポ・ポム・デ・アスカー(GPA)』とコロンビアの『アルマセネス・エクシト』が、アマゾンでの略奪と森林破壊に関連した牛肉を販売したことが直接の訴因だという。フランスでは、サプライチェーンにおいて人権侵害や環境破壊を避けることを義務化する法律が2017年に制定された。カジノが同法律を理由に訴訟を起こされるのは初のことで、原告団は370万ドルの損害賠償を求めている。原告はカジノが、ブラジルの大手精肉卸売企業が所有している3つの食肉処理場から牛肉を定期購入していると指摘。同食肉処理場は、2008年から2020年の間に少なくとも5万haの森林破壊を引き起こした計592業者から牛を仕入れているという。
キャプチャ 2021年4月号掲載
- 2021年04月29日(00:10:39) :
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