[人生を粋に感じれる」ように、日々生きたいですね。

2008年02月23日

[人生を粋に感じれる」ように、日々生きたいですね。

春に読んだ、安岡正篤先生の「人生の五計」の中の一節(漢書より)に、

「経の師は遇い易く、人の師は遇い難し。願わくはさい掃を供給せよ」

「経の師」とは学術的に優れた師で、「人の師」とは人間的に優れた人格の高い師のことです。これは、ドイツの諺にも在るそうで、「レーゼマイスターは得やすい、レーベマイスター得がたい」の意味で、

レーゼ:本の先生、書物を講ずる先生、知識を与えてくれる先生
レーベ:人生の師、道徳の師、人間の師

洋の東西を問わず、人の思うことは同じなのですね。また、「論語」に人の成長には、友人が大事とあります。

「文を以って友を会す、友を以って仁を輔く」

心から湧き出でる瑞々しい鮮やかな成果(文化・教養)として文や言葉を用いて、友と会し、集めること。(*文:文章の文、人の持つ文化・教養)

文を以って(介して)友と会し、すなわち人間を次第に人間として立派にして行くこと、色々な教養と言うもので、友が集まる、友が増える。それによって人間の徳を養って行くと書かれています。友を選ぶことの意味は、大きいと思いますし、地域と時代の中でどう人に会って行くかで、人生が大きく変るのだと、先人の知恵からも思いが伝わって来ます。

人は、育つ環境に「師」と「友」の役割が大きいと、自分の人生を振りかっても感じます。教育は、教えられるのでなく、自分自身が謙虚に学ぶ姿勢を持ち、友と交わり、思いを語り会うことを、若い時期に必要と感じます。「人生の師」との出会いは、なかなか難しいですが、それこそ自分から門戸をたたき、教えを頂くことの友の連鎖の中で、素晴らしい出会いがあると思います。私の場合も偶然と感じますが、先輩のお話だと「必然と受け止め、真剣に学べ」と助言されました。ふと坂本龍馬の言葉を思い出し、

「世の人は 我を何とも 伝はば伝へ 我が為すことは 吾のみぞ知る」

と語ったそうです。要するに最後は、自分で決めて進むことしかないのですね。「人生を粋に感じれる」ように、日々を真剣勝負で生きて行きたいと思います。


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・今の時代を考えるコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1217119

・野口修一の社会活動レポート
http://mixi.jp/view_community.pl?id=842460

(追記) (追記ここまで)

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(追記) (追記ここまで)

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:27│Comments(0)マイライフ
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