<忠臣蔵>「義」は「勇」と並ぶ武士道の双生児である。

2014年12月20日

<忠臣蔵>「義」は「勇」と並ぶ武士道の双生児である。

おはようございます。今朝は雨の熊本です。午後は、明日の「宇土市長杯ジュニアサッカー大会」の会場作りです。

さて、12月14日は、日本人にとって特別な意味をもつ日と思っています。赤穂浪士の忠臣蔵の実行日、以来、劇や物語、小説と様々な芸術の中で顕彰されてきました。

数日前、徳川幕府が下した「切腹」に対する時代評価をして歴史番組を偶然見ました。「正義」「忠義」「義理」「忠孝」「道理」と色々な言葉が出ていました。

『武士道』なる本に「義理」についての解説文を見つけ、読み入りました。

(以下、抜粋)

「正義の道理」こそ無条件の絶対命令
「義理」とは疑いもなく義務である。・・・、
「正義の道理」こそ、私たちにとって無条件に従うべき絶対命令であるべきではないか。
「義理」は本来義務以外のことを意味していない。
たとえば、親に対する行為において愛情が唯一の動機である。だが万一、愛情を持てなくなったときには、親に対して孝養を命ずる何か別の権威が必要である。そのような事実から義理が生まれたものだと思う。そして人々はこの権威を「義理」の中の定式化した。・・・、
もし愛情がうるわしい徳行に結びつかないならば、頼りになるものは人の理性である。
義務がわずらわしく感ぜられるときには「正義の道理」が私たちの怠惰を防ぐためにのりこんでくる。(中略)

イギリス人の小説家スコットが、愛国心について「それはもっともうるわしいものである。またしばしばもっとも疑わしいものである。一方は他の感情の仮面である」。これは「義理」についてもいえる。

義務はそに翼の下にあらゆるたぐいの詭弁と偽善を抱え込んだ。

(以上、『武士道』(新渡戸稲造著))

さて、冒頭の歴史検証番組の「忠臣蔵」では、戦国時代から平和な武家社会へ転換する最後の「忠義」の提言として、君主の仇を討つ「忠臣蔵」を赤穂浪士が実行した、と番組は始まった。

しかし、議論が進む中で、「武家社会は喧嘩両成敗が鉄則」だったことに対して、浅野内匠頭は罰として翌日切腹、しかし吉良上野介は無罪で静養だった。見方を変えれば、徳川幕藩体制への「忠義」を掲げ、武家社会の慣習を基に、異議を申し立てたことになる。実際に、忠臣蔵実行の主意書に、その意味の言葉があるそうです。

日本人はこの「忠臣蔵」が大好きで、いまだにどこかで上演、上映されています。江戸時代に培われた「忠義」の心は、現代社会にも存在し、社会の秩序が守られているように思います。

朝から長々と、書きました。最後まで、お読みいただきありがとうございます。午前中は、用事を済ませ先輩の活動のお手伝いです。


Posted by ノグチ(noguchi) at 09:24Comments(0)モラル・マナー哲学、人生
(追記) (追記ここまで)

経済評論家・内橋克人氏、アベノミクスは"国策フィクション"「経済は栄え、社会は滅びる」

2014年12月10日

経済評論家・内橋克人氏、アベノミクスは"国策フィクション"「経済は栄え、社会は滅びる」

おはようございます。今朝は、辛口の社会批評で関心を持つ、経済評論家の内橋克人氏が、今回の総選挙の意義について語った「衆院選 識者に聞く」を読みました。

「経済は栄え、社会は滅びる」の見出しの記事を読むと、

異次元の金融緩和は「ブタ積み」で実際には実体経済に流れていない。

1年8ヶ月で、日銀が市場に供給した通過の量は、134兆円から250兆円に急増した。しかし、2年経っても地方経済の活況は感じられない。相変わらずの、政府の年度末や消費税増税後の経済対策頼みが、地方の実情といえます。

内橋氏は、次のように異次元の金融緩和について解説しています。

(以下、抜粋)

差し引き125兆円に対して実に120兆円は、各金融機関が日銀に設けた当座預金に眠ったままだ。「ブタ積み」という。実体経済には流れ込んでいない。これでインフレ「期待」だけをあおる経済政策は"国策フィクション"と言わざるおえない。ほころびが出始め、追加金融緩和で覆わざるを得なくなった。
無論問うべきは金融政策だけではない。・・・、

(以上、本日の熊日新聞朝刊より)

また内橋氏は、大企業が潤えば中小企業も庶民も潤い消費が活発化すると言うが、実態は、大企業は巨額の内部留保を溜め込み、海外へ進出する。ものづくりは空洞化し、不安定な非正規雇用が増えた結果、貧困層が拡大し社会の階層化がいっそう進んでると分析する。

さらに内橋氏が危惧されているのが、「市場経済が縮小しても成り立つ産業は、軍需産業と原発産業はの輸出へシフトしていくだろう。対米依存強くなって行く。・・・」

テレビ報道の政権放送、党首討論、このような歴史的検証も加え、経済の実態も分析した、評論家の意見は大事と思います。

しかし、異次元の金融緩和の約半分120兆円は、市場にはなく金融機関のそれも日銀の当座預金に入っていることは、多くの国民が知らない。アベノミクスは国策フィクションと表現する意味がわかりました。

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:52Comments(0)政治問題(国)政治問題(地方)
(追記) (追記ここまで)

〈セブンイレブン〉我々の最大に敵は、同業他社・他店ではない。変化するお客様のニーズである。

2014年12月09日

〈セブンイレブン〉我々の最大に敵は、同業他社・他店ではない。変化するお客様のニーズである。

イトウヨウカ堂から発展し続けるセブンイレブングループの総帥・鈴木敬文氏の経営語録を集めた本をたまに読むと、さすがと思うことと、市民活動や様々なネットワークづくり活動に読み替えて、色々なヒントが詰まっています。

(以下、本より転載)

ほとんどの店や企業は、同業・異業の他社・他店を競争相手と考え、その動向を気にします。鈴木氏は、このような対他意識は、自ら他と横並び、同質競争の泥沼に引きずり込むことになると断言しています。
見るべき、そして気にすべきは、どんどん変化していくお客様のニーズ、その変化するニーズに応えることができるように自己革新に挑戦しつづけること。自分自身との戦い、自己革新への挑戦に怠惰であれば、いかなる過去の成功者・巨大規模の企業であっても、滅びのときを迎えることになります。
かつて世界最大を誇ったアメリカの流通企業シアーズやKマート、そして日本一の座にあったダイエーも、同業・業界との競争に負けたのではなく、どんどん変わっていくお客様の要求に応えられなくなりました。シャッター通り化していく各地の商店街の店にも、共通しています。
(以上、『鈴木敬文、経営の不易』より)

市民活動に20年以上関わって来て、市民の求める社会正義は変化していると思います。選挙運動も大きく変化しています。いまだに、旧体制の流れで選挙をやっていて、贈収賄等の事件が起こりますが、昭和の時代から平成になって、そんな事件を起こす政治家は減ってきていると感じられると思います。

市民ニーズが、政治的な要望にも大きく変化をしています。2009年に関わって「宇土市民マニフェスト2010」の活動は、みなさんは関心を示しませんでしたが、最近になり問い合わせが増えています。時代の変化を感じられるかは、先進的な活動をしているパーソン(人物)と常に情報交換をしているかにあると思います。

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:24Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
(追記) (追記ここまで)

〈私の30年〉アントレプレナーとは、起業家に必要な資質と環境、日本の阻害要因。

2014年12月09日


〈私の30年〉アントレプレナーとは、起業家に必要な資質と環境、日本の阻害要因。

おはようございます。今朝は、放射冷却で朝霧が立ち込めましたが、子供たちが登校する頃は晴れて快晴の空になりました。その分、冷え込みました。

さて、昨日の朝ウォーキングの後、ラジオをそのまま聞いていて、気になるになるキーワード「アントレプレナー」なる言葉、をベースに20年やっている中小企業の集まりが紹介されました。この中小企業グループの約半分は、自分の本業以外に事業を起こし成功しているとありました。
このグループは、「利益の5%を新事業に投資して行く」をテーマに新規事業に挑戦してきたそうです。特徴は、自分の本業の周辺事業に新規事業を起こし、成功しているとありました。異分野でなく、関連事業につぎ込み、親近感のある仲間と事業を展開する。理にかなったやり方と思います。


さて、起業家(アントレプレナー)に必要な資質と日本の阻害要因は、

(以下、ネット情報より)

起業家(きぎょうか、英語:entrepreneur)とは、自ら事業を興す(起業)者をいう。通常、ベンチャー企業を開業する者を指す場合が多い。「アントレプレナー」とも言う(フランス語 "entrepreneur"(アントルプルヌール)の英語読みより。

中小企業庁が行った調査では、創業者に必要な資質として多く回答したのは、
環境変化に適応する柔軟性(48%)
決断力・積極性(36%)

日本において起業家を輩出する要因
日本では、諸外国に比較し起業活動が極めて少ない[1]。その原因には根深いものがあり、日本人の根本意識、習慣とも関わっている。一般的に挙げられるものには、以下のようなものがある。

意識、風土的事項

・日本人の心に頑固に根づいた「寄らば大樹の陰」意識に起因するものであり、能力の有無、資金の有無、時間的余裕の有無、好況・不況、税制、規制緩和等の環境の変動等とは無関係に、基本的に国民の共通認識(意識)として根強いものがある。学生は大手企業や官公庁への就職志向が強い。若者の進路指導を担う教員が安定志向である。
・幼少期からの学校生活においても、個人の自立性より集団志向が非常に要求される風土がある。
・風土という点においては「皆と同じであること」を美徳とする日本的発想もそれに拍車をかけている。
・家族・親族などの反対

(以上、ウィキペディアより抜粋)

私の社会人の30年は、

・当初、建築士の修行8年の後、起業して設計事務所を開業。
・起業して2年目から社会人に必要な知識習得の勉強を始める。
・社会活動家の高宗昭敏氏に出会い、熊本の偉人・横井小楠の顕彰活動に参加。
・37才から建築士仲間と勉強会を始め、最新の施設見学と先進技術の研究会開催。
(1994年、通潤「酒蔵」で、熊本景観賞の奨励賞(建築部門)受賞)
・39才から異業種交流会「四季の会」を主催、以来16年継続中。
・異業種交流会ご縁で、福祉をテーマに「車椅子街角探検隊in宇土」を始める。
・車椅子街角探検隊の調査結果を基に、JRと宇土市へ提言書を提出。
・車椅子街角探検隊の活動が縁で、熊本大学学祭科(教養)で非常勤講師に。
・宇土市政の疑問から、宇土市政研究会を開催。
(2008年街並景観整備「馬見原商店街」で、熊本県景観賞大賞受賞)
・宇土市政研究会の活動から、「宇土市民マニフェスト2010」を完成。
・市政研究会の活動から、仲間の勧めで宇土市議選挙に挑戦。

〈私の現在〉
・建築設計事務所「環境共生施設研究所」主宰。
・異業種交流会「四季の会」は、今年の秋の会で56回目。
・熊本大学学祭科の非常勤講師は11年目。
・宇土市議会議員2期目、総務市民委員長。

私は、建築の設計事務所を起業して、社会活動に参加して、仲間づくり(異業種交流会)を始め、まちづくりに参加し、市民活動を主催し、市政の研究会のを開催、仲間の勧めで市議へ挑戦しました。
私も一人のアントレプレナー(起業家)であるのですが、少ない活動資金を意味あるところに投資して、関連する周辺の活動に参画し、仲間づくりを始めたのが現在の私を創ってきたように思います。

今日は、私のアントレプレナー履歴を、長々と紹介しました。今日からまた、建築士としてのチャレンジを始めます。常に、無理せず関連する分野に挑戦することを続けて行きたいと思います。

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:53Comments(0)マイライフ

12月9日の記事

2014年12月09日



(田舎の景観と個別補償)、米を食べなくなった日本人、魚沼産こしひかり最安値へ。

ー (国内の米消費)25年度の年間コメ消費量は1人当たり56・9キログラム。最多だった昭和37年度の118・3キログラムの半分以下だ。ー

〈以下、産経ニュースより〉


新潟の名産品といえばまず挙がるのがコメ。平成25年の収穫量66万4300トンという日本一のコメどころが今、危なくなっている。

JA全農にいがたは、この秋「コシヒカリ」の卸売価格を1等米60キロ当たり前年比1300円安い1万5千円に下げ、最安値に並んだ。最高級の魚沼産は同2500円安の1万8500円と、初めて2万円を割り込み、過去最安値となった。

米価の低下傾向に加え、生産費の3割超を占める肥料・農薬・農機具の価格上昇が生産者を圧迫。「作っても赤字になるだけ」「このままでは後継者がいなくなる」との声が出ている。

米価低迷の最も大きな原因はコメ消費量の減少。農林水産省によると、25年度の年間コメ消費量は1人当たり56・9キログラム。最多だった昭和37年度の118・3キログラムの半分以下だ。泉田裕彦知事も「コメは価格調整が難しい。需給バランスが少し崩れただけで価格が暴騰暴落する」と嘆く。
(以上、産経ニュースより転載)

日本人の多様化した食生活、我が家の今夜の夕食は、鍋料理にしようかと食材の在庫を確認した。鍋にするとご飯を食べない。今日の米の消費量は、1合半(270cc)程度、12月は外食も多くなり、さらに今月の米の消費量は減ります。

米の減反政策打ち切りで、さらに価格が下がって行くことになり、農家の所得は下がる一方です。田舎は、スイスのように、農村風景を維持して観光に役立てる、個別補償する時期に来ているように思います。色々なご意見があると思います。今回の総選挙で、おおいに声を上げるべきと思います。





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Posted by ノグチ(noguchi) at 18:52Comments(0)農業問題
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