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41vtgqs3cyl JILPTが毎年やっている令和7年度労働関係図書優秀賞に吉田航さんの『新卒採用と不平等の社会学』(ミネルヴァ書房)が選ばれました。
https://www.jil.go.jp/award/bn/2025/index.html
版元のミネルヴァ書房のサイトの説明は以下の通りです
https://www.minervashobo.co.jp/book/b657928.html
社会学における不平等研究は、当人が選択できない範囲で財や資源の獲得機会が不均衡に分布する「機会の不平等」を中心的に扱ってきた。本書は、企業の採用行動を「機会の不平等を生成・維持する重要な契機」と位置づけたうえで、大企業による新規大卒者採用を対象に、ジェンダーや学校歴・障害の有無に関する観点も踏まえつつ独自に構築したパネルデータを用いて分析。日本企業に特徴的な雇用慣行が不平等の生成・維持に寄与する、そのメカニズムに迫る。
[ここがポイント]
◎にじゅうまる 「機会の不平等」が生じるメカニズムをより経験的かつ直接的に観測するために、独自の問題設定、パネルデータを用いて分析することで従来の研究に一石を投じる。
◎にじゅうまる 女性登用やダイバーシティ、ワークライフバランスなど、現在議論されている諸問題についても視野を広げて検討する。
なお、受賞の言葉と講評は、『日本労働研究雑誌』12月号誌上に掲載予定です。
2025年10月20日 (月) | 固定リンク
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