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拙著『新しい労働社会』への意外な観点からの評価です。
書道と法律を教えておられる武田双鳳さん(立命館大学で労働法を教えておられるとか)のブログで、拙著にこのような言及がありました。
http://ameblo.jp/teshinosuke25/entry-11200734839.html
例えば、日本の3大雇用慣行(長期雇用・年功賃金・企業別組合)。この3つを知っているだけで満足してしまい、その根っこにある「何か」を探ろうとはしていませんでした。
また、労働法で「5本の指」に入ると言われる「秋北バス事件」でも、事案の分析が雑なあまり、「企業別組合を卒業した管理職の労働条件のため労働協約の規範的効力が及ばない事例だった」ということを見逃していました。
しかも、それらに気づかせてくれたのは、いままで何度もにらめっこしてきた六法や専門書ではなく、「一般人向け」の新書(濱口桂一郎「新しい労働社会」)でした。
いやまあ、一般人向けの新書だからこそ、司法試験等に出ないような現実社会との接点ばかりに注意が向いているという面もあるわけですけど。
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