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30164 大内先生より、『最新重要判例200労働法増補版』をお送りいただきました。
元版が出たのは2009年の8月ですから、まだ1年半です。如何に労働法の世界の進みが早いかですね。
増補版では、松下プラズマディスプレイや日本IBMを最高裁判決差し替えたほか、最後に7件ばかり増補という項目になっていて、例のINAXメンテナンスの高裁判決も載ってます。
それは、もうすぐ最高裁でひっくり返るんじゃなかったっけ、と思うと、ちゃんと増補版はしがきに、
>なお、追加した判例の中には、厳密な意味での判例としての価値がなかったり、あるいは上級審で覆されることが予想されるものも含まれている。
と書いてありました。
元版も200件じゃなくって213件でしたが、増補版は221件となり、このままいくと早晩300件近くなりそうな予感もしたりします。
判例の値打ちからいうと、そうですね、判例百選ではだいぶ足りないなという感じですが、200を超えるといささか「こんなのまで載せるの?」的なものも入り込んできている感じがします。
記述量的にも、判例百選の見開き2ぺージはいささか分量大杉という感じがするのもありますが、こちらのどの判例も皆1ページだと、正直説明が足りない感じになってしまっているのもあって、なかなか難しいところですね。
何にせよ、来年度の法政社会学部の講義用のテキストの執筆に当たっては横に置いて重宝しています。
2011年3月30日 (水) | 固定リンク
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