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例によって権丈先生の勿凝学問から、
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare187.pdf
社会保障国民会議医療介護分科会が10 月23 日に発表した「医療介護費用シミュレーション」に対する日経新聞社説(おそらくは大林尚氏執筆)が、
>ところが改革ケースをみると費用はより増える結果になっている
と書いていることについて、
>この文章の中には、「改革」という言葉は費用削減という意味なのに、どうして増えてしまっているんだ!?という驚きとも、憤りともつかぬ感情が込められているように感じられなくもない。
と、カイカク真理教にとらわれた発想をからかっています。
もちろん、権丈先生自身のまっとうなご意見は、
>この国では、医療も介護も、そして教育も、あるべき姿を求めて改革するとなれば費用が増えることは、当たり前だったんですね。この10 年ほど、改革と言えば費用削減という考えが世の中で支配的であり、それが常識にまでなっていたことが、この国の今の不幸をもたらしただけなんですよ。
とちゃんと述べられています。
そろそろ、ちゃんとお金を使うべきところにしっかりお金を使うようにすることを、本来の用語法に従って、「構造改革」と呼べるようなまともな世の中にしたいものですねえ。
あと、こういう言葉を聞くと官僚たちは目頭が熱くなるでしょう。
>ここ何十年間、厚労省をはじめとした官僚は、戦の殿のような辛い仕事をしてきたわけだけど、久しぶりに打って出る仕事がでましたね。介護保険以来でしょうかね
参考までに、現役財務官僚と噂される方のご発言ですが、
http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20081023/p1
>救急医療等が現場の懸命な努力で保たれてきたように、負担に対する比率としては国際的にもトップクラスである医療へのリソース配分は、厚生労働省が構造改革主義者やら財務省やらと必死に戦って勝ち取ってきたものです。そんな厚生労働省の努力を認めもせず、たとえば上記引用にてリンクの張ってある本田先生のように構造改革主義に加担するようでは、医療に関するメディア報道への批判などする資格はないとしか、webmasterには見えません。
2008年10月27日 (月) | 固定リンク
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この記事へのトラックバック一覧です: 日経病的脊髄反射?:
リバタリアンを自認していない人達が、「小さな政府」を言うのはあまりよろしくない傾向だった気がする
逆に言うと、小さな政府云々の前にリバタリアリニズムの普及が必要だった
結果起こったのは「総論に各論が潰される」というリバタリアンが最も望まない事態
投稿: tamutamu | 2008年10月31日 (金) 22時48分