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日本の最低賃金もなかなか難航しているようですが、EUでも最低賃金の問題は最低所得保障の問題ともからみあって大きな論点になっています。
そこで、欧州議会の雇用社会問題委員会は9月12日に「EUにおける社会的統合のための最低賃金/所得の役割」と題する公聴会を開催するようです。
まずダブリン財団(日本のJILPTのようなところ)が日米と比較して欧州の最低賃金制度をプレゼンし、メインイッシューは次の通り。
・最低賃金の政策目的は何か?
・最低賃金があることの利益と不利益は何か、最低賃金制度は労働市場に競争の歪みを生じさせるか?
・既存の最低賃金制度はどの程度貧困や貧困のリスクを防ぐのに役立っているのか?
そして討論のテーマは、「貧困やワーキングプアとの戦いにおいて、EUレベルの最低賃金や最低所得に付加価値があるか?もしそうならどんな手段が考えられるか」
次に最低所得保障に関するプレゼンがあって、メインイッシューは上の「最低賃金」を「最低所得」に変えたものです。そして同様に討論。
どういう議論が行われるのか、たいへん興味深いですね。
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