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フランスとオランダの国民投票で否決されてからずっと瀕死状態だったEU憲法条約ですが、去る21,22日のブリュッセル欧州理事会で、「憲法じゃない」新条約という形で、何とか再出発したようです。政府間会合(IGC)の設置が承認され、再び議論が始まります。
http://www.consilium.europa.eu/ueDocs/cms_Data/docs/pressData/en/ec/94932.pdf
この後ろに、議長国ドイツが提案し、合意に至ったIGCのマンデートが載っていますが、できるだけ憲法条約に盛り込まれた成果は生かしつつ、大したものではないというふうにしようという気持ちがにじみ出たものになっていますね。「法律」とか「枠組み法律」とか言ってたものも元の規則や指令に戻されています。
ETUCがこれを歓迎する声明を出しています。
が、「悪魔はいつも細部に宿る」(The devil is always in the details)と述べて、今後慎重に精査していくとも述べています。
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