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本日、欧州委員会が企業の社会的責任に関するコミュニケーションを発表し、新たなCSR同盟を打ち上げる予定です。時差の関係で、中味がわかるのは日本時間の明日になる予定ですが、そこはそれ、EUのことですから、既にいろいろとリーク記事や労組、NGOの批判声明が出ていたりします。
まずは欧州労連(ETUC)ですが、14日の声明です。
俺たち「ソーシャルサイド」を代表する組織が排除されているのはけしからんと息巻いています。
次に、その前日に、「地球の友ヨーロッパ」という、これは環境NGOですね、ここが「フェアホイゲンがEUのCSRプロセスをハイジャックした」と、口を極めて罵っています。
http://www.foeeurope.org/press/2006/joint_13_March_Verheugen.htm
そのさらに前日、12日にフィナンシャルタイムズがさらりとこんな記事を書いていました。
FTが入手したドキュメントによると、欧州委員会は新たなCSRのイニシアティブから労働組合とNGOを排除してビジネス界に寄り添うつもりだ。3月22日にブリュッセルでプロビジネスの「欧州CSR同盟」を打ち上げる予定だと、役人たちは認めた。数社の企業の経営責任者既にこのイニシアティブにかかわっており、打ち上げのセレモニーに参加する。
で、この正式には本日発表されるはずの政策文書のドラフトが、こうしてインターネット上にちゃんと載せられていて、誰でも読めるというのも、透明性が高くて大変素晴らしいことで。
http://www.euractiv.com/29/images/CSR_Com_2006_03_draft_tcm29-153538.pdf
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