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ワタガシ、まさかの8強敗退で有終連覇ならず...今大会でペア解消、労いの拍手に「長い間やってこれて幸せ」

[ 2024年8月23日 17:27 ]

バドミントン ジャパンオープン ( 2024年8月23日 横浜アリーナ )

<ジャパンOP大4日目準々決勝>準々決勝で敗れた渡辺(右)、東野組(撮影・郡司 修)
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バドミントンのジャパンオープンは23日、混合ダブルスの準々決勝が行われ、パリ五輪で2大会連続銅メダルを獲得し、今大会を最後にペアを解消する渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組(BIPROGY)は楊博軒、胡綾芳(台湾)に0―2で敗れて4強を前に敗退。"ワタガシペア"として最後の大会で有終の連覇には届かなかった。

第1ゲームは序盤5連続ポイントを奪われて5―11とリードを許し、その後も主導権を握れず苦しい展開。相手の速い動きに苦戦してなかなか点差を詰められず、9―21でこのゲームを落とした。

第2ゲームも相手に主導権を握られながらも一時は13―15と2点差に迫ったが、台湾ペアの強打に苦しんで17―21と押し切られた。

試合後、会場から労いの大きな拍手が送られ、2人は手を挙げて声援に応えた。ワタガシペアとして最後の試合を終え、渡辺は「間違いなく一番成長させてくれたパートナー。ここまで長い間やってこれて幸せでした」と感謝のメッセージ。東野は「勇大くんがいなかったらここまで来れなかった」としながらも「あまりうまくいかないゲームで終わってしまったのが悔しい」と完敗での敗退を悔やんだ。

そしてファンの応援に感謝し、渡辺は「まだまだお互い競技人生は続くと思うので応援してくれたら幸いです」、東野は「競技生活はまだまだ続くので、それぞれの道で、応援していただけたらうれしい」とメッセージを送った。

ワタガシペアは東京五輪に続いてパリ五輪で銅メダルを獲得。バドミントンの日本勢で初めて五輪2大会連続メダル獲得の快挙を達成し、五輪後の16日にペア解消を発表した。2人は福島・富岡一中時代に初めてペアを組み13年目。渡辺は「東京五輪が終わった時にパリ五輪が集大成になるという感覚で2人はいた」と決断に至った経緯を説明した。

今後について、東野は桜本絢子(29=ヨネックス)とのペアで女子ダブルスでの28年ロサンゼルス五輪出場を目指す意向を表明。渡辺は混合ダブルスを継続することを発表しているが、「今後については見通しが立っていないところがあり」と新パートナーについては明言せず。9月の全日本社会人選手権(鳥取)は世界ジュニア女子ダブルス優勝の田口真彩(18=ACT SAIKYO)とのペアで出場する予定。

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