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古賀紗理那「夫のお世話を頑張りたい」涙なし引退会見 見守った夫・西田も予定外の贈る言葉「いい家族を」

[ 2024年8月16日 14:00 ]

引退会見で夫の西田有志と笑顔でポーズを決める古賀紗理那(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

バレーボール女子日本代表主将の古賀紗理那(28=NEC)が16日、都内で引退会見を行った。グレーの長袖のシャツとワイドパンツ姿で登場。開口一番「緊張しています」とはにかんだ。言葉に詰まるシーンもあったが、終始笑顔での会見となった。

「本日はお忙しい中、引退記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。2024年の8月3日のパリ五輪の試合を持ちまして、9年間のプロバレーボール選手としてのキャリアを終える決断をいたしました」とあいさつ。「東京五輪が終わってパリで主将をやると決めたときから、パリオリンピックで選手は引退するというのを決意して、ここまで練習、試合をしてきました」とパリ五輪を目指す上で、現役引退を決意していたことを明かした。

会場には夫・西田有志の姿も。22年に結婚してから、所属チームの関係で別居生活が続いており、「夫のお世話を頑張りたいと思います」と今後の夫婦生活にも言及。西田の存在については「私は本当に思ったことをすぐに言っちゃう性格なので、全部夫にむかつくことも楽しかったことも全て言っていたので、本当に大変だっただろうなと思います。苦しいときに絶対に私の味方になってくれたので、そこは感謝しています。これからはお世話頑張りたいと思います」と語った。これを聞いた西田は、思わず笑みをこぼした。

また、最後の写真撮影では西田がスマホで古賀を撮影する場面もあった。その後、古賀のリクエストでステージに呼ばれ、ツーショットで記念撮影。西田は「長い現役、お疲れさまでした。引き続き、自分たちでいい家族を築き上げれたらなと思います。お疲れさまでした」と妻へのメッセージを送った。

古賀はパリ五輪開幕前の7月9日に自身のインスタグラムを更新し、五輪を最後に現役を引退すると発表していた。大会前の発表は極めて異例。直筆のメッセージの写真を投稿し「パリオリンピック2024をもちまして、現役を引退することにしました。パリオリンピックにバレーボール人生の全てを懸けて戦います」と覚悟を記していた。

2度目の五輪では1次リーグ初戦でポーランドに1-3で敗れると、ブラジルにも0-3と完敗で2連敗。最終ケニア戦でストレート勝ちを収めて1勝を挙げたが、1次リーグ敗退に終わった。

◇古賀 紗理那(こが・さりな)1996年(平8)5月21日生まれ、佐賀県出身の28歳。熊本信愛女学院高から15年NEC加入。13年日本代表初選出。18、22年世界選手権、21年東京五輪出場。22年から日本代表主将。24年ネーションズリーグ準優勝。22〜23年、23〜24年Vリーグを連覇し2季連続MVP受賞。22年12月に男子日本代表の西田有志との結婚を発表。1メートル80。アウトサイドヒッター。

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