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斎藤元彦氏 兵庫県知事選投開票まであと1週間 手応え問われ「まだ厳しいことに変わりありません」

[ 2024年11月10日 16:55 ]

兵庫県知事選で有権者にもみくちゃにされた前知事の斎藤元彦氏 反対派のプラカード
Photo By スポニチ

パワハラ疑惑などに関する告発文書問題で兵庫県議会から不信任決議を受け失職し、出直し選挙に出馬した前知事の斎藤元彦氏(46)は選挙戦があと1週間となった10日、姫路、神戸など広範囲にわたって有権者へ投票を呼びかけた。

街頭演説で県内を歩き回ってきた斎藤氏は真っ黒に日焼け。ラストサンデーは姫路をスタートして高砂、明石、神戸・三ノ宮、尼崎・塚口と人口の多い市の主要駅を行脚した。斎藤氏は本紙の取材に「多くの声援をいただいてますが、まだまだ厳しいと思います。手応え?まだ、厳しいことに変わりありません」と選挙告示初日とコメントは変わらなかった。

神戸の中心地・三宮では東西約600メートルの三宮センター街を練り歩き、支援を呼びかけた。人気アイドル並みにもみくちゃにされながら、拍手や頑張れの声に笑顔で応えた。一方で「告発つぶし さいとう反対」などのプラカードを掲げる反対グループも。支援者との小競り合いもあったが、応援の声にかき消されていた。

選挙戦では「私一人でやります」と支援してくれる県議、市議らの応援演説をすべて断り、ただ一人マイクを握る日々。支援者の1人は現況について「選挙戦の最初はゼロからのスタート。ここにきてようやく背中が見えてきた感じ。差は10万票以内になってると思います」と分析している。尼崎市の前市長・稲村和美氏がリードと言われる中、齊藤氏は「残り、1日1日を丁寧に」と再選へ向けラストスパートだ。

兵庫県知事選は斎藤氏、稲村氏の他に、前参院議員の清水貴之氏、医師の大澤芳清氏、会社社長の福本繁幸氏、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏、会社社長の木島洋嗣氏が立候補している。

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