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「光る君へ」配信好調「NHKプラス」大河歴代最高が確定!視聴形態に変化「どうする家康」大幅に上回る

[ 2024年12月24日 13:00 ]

吉高由里子が主演を務めた大河ドラマ「光る君へ」のメーンビジュアル(C)NHK
Photo By 提供写真

女優の吉高由里子(36)が紫式部役で主演を務め、今月15日に最終回(第48話)を迎えたNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)の配信サービスにおける視聴数が確定。「NHKプラス」は大河歴代最高を記録したことが24日、同局から発表された。全話の平均視聴UB(ユニークブラウザ)数は37・9万UB。従来の大河歴代1位だった前作「どうする家康」(全48話)の25・2万UBを大きく上回り、視聴形態の変化が如実に表れた。

「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける"ラブストーリーの名手"大石静氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

平将門を主人公にした1976年「風と雲と虹と」に次いで大河史上2番目に古い時代が舞台。平安中期の貴族社会を題材にした大河は今回が初となった。

平均世帯視聴率の期間平均(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は、19年「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の8・2%が大河歴代ワースト。「光る君へ」の10・7%は、これに次ぐ過去2番目の低視聴率だった。

配信全盛の時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7〜10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は21年=58・0%、22年=52・8%、23年=49・6%(いずれも年間平均)と8・4ポイントも激減。これに伴い、ほぼ全番組の数字がダウンしている。

大河ドラマも年々、「NHKプラス」「NHKオンデマンド」による視聴が増加。「光る君へ」初回(1月7日)の「NHKプラス」視聴数は、この時点で同局の全ドラマの中で過去最多をマークした。午後6時からのBS先行放送を選ぶ大河ファンも多い。

「光る君へ」第1話〜第48話の平均視聴UB数は37・9万UBで、大河歴代1位の数字をマーク。20年4月のサービス開始以降、NHKプラスで配信された大河ドラマ毎の全話平均視聴UB数で比較したもの。UB数とは、ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数。同時または見逃し配信における視聴数(放送当日から見逃し7日間の数値)を集計した。

また、総合視聴率(期間平均、世帯、関東)は、

「どうする家康」17・7%(リアルタイム11・2%、タイムシフト7・1%)
「光る君へ」16・9%(リアルタイム10・7%、タイムシフト6・9%)

録画は微減。配信利用の増加がうかがえる結果となった。

総合視聴率とは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内、168時間以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。タイムシフト視聴率は「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれる。

NHKの山名啓雄メディア総局長は今月18日の定例会見で、視聴環境・スタイルの変化に言及。「リアルタイムで視聴していただくのが当たり前だった時代から、NHKプラスを利用する方も増えています。単純に(世帯)視聴率(期間平均)が『いだてん』の次に低い、とは語れないのかなと思っています。色々な形で楽しんでいただければ、(制作側の)思いが届いているのではあれば、ありがたい話だと思っています」と語った。

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