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NHK会長「光る君へ」絶賛!大河に「新しい風を吹き込んだ」"平安大河"の映像&音楽も称賛

[ 2024年12月18日 14:15 ]

吉高由里子が主演を務めた大河ドラマ「光る君へ」のメーンビジュアル(C)NHK
Photo By 提供写真

NHKの稲葉延雄会長が18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、女優の吉高由里子(36)が主人公の紫式部役を演じ、今月15日に最終回(第48話)を迎えて放送を終了した大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)について言及。「(大河ドラマに)新しい風を吹き込んだと感じております。非常に話題の多い大河だったと思います」などと総括し、高評価した。

稲葉会長も「色々な楽しみ方があったと思いますが、個人的には、高校の古文の時間で習った女流作家の名前が次々に出てきたことが凄く印象深かったです。そうそうたる女流作家という、僕らが文字の上でしか知らないような人が実際ドラマに登場して、とても面白かった」と堪能。

「音楽の面でも大変モダンで非常に美しい楽奏でしたが、それが不思議に平安時代のドラマにピッタリと合っていた。映像も非常に鮮やかな世界で、当時の様子を感じさせる大変楽しいドラマだったと思います」とスタッフワークも称賛した。

「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける"ラブストーリーの名手"大石静氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

平将門を主人公にした1976年「風と雲と虹と」に次いで大河史上2番目に古い時代が舞台。平安中期の貴族社会を題材にした大河は今回が初となった。

最終回の平均世帯視聴率は11・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、全48話の期間平均は10・7%。前作「どうする家康」の11・2%を0・5ポイント下回り、大河歴代ワースト2位に沈んだ。視聴率こそ苦戦したものの、配信は好調。「NHKプラス」は第45話(11月24日)時点で大河歴代最高視聴数を記録している。「合戦シーンがない」など、当初あった初の「平安貴族大河」への不安視の声を覆し、視聴者を魅了。好評を博し、大河ドラマの新たな可能性を開拓した。

大石氏が恋愛パートと政争パートを両軸に、熟練の作劇。数々の珠玉の台詞を生み出し、まひろの母・ちやは(国仲涼子)の初回(1月7日)"退場"や、まひろと道長の"不義密通"など、大胆なオリジナル設定も奏功した。見る者の心をわしづかみにした。美術チームも奮闘し、1000年前の雅な世界を活写。キャストの熱演、余白や余韻のある演出、エレキギターやパイプオルガンも用いた音楽も一体となり、高評価。"非戦国大河""文化系大河"の可能性を切り拓いた。

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