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「わかっていても」日本版ヒロイン南沙良&中川龍太郎監督、大学でトークイベントを開催"韓国ドラマとは違った良さがある"

[ 2024年11月24日 16:00 ]

(C)AbemaTV,Inc.
2024年12月9日(月)夜9時より、横浜流星が主演を務めるオリジナル連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」(全8話)が「ABEMA(アベマ)」にて配信される。このたび、11月23日(土)に東京藝術大学にて、東京藝術大学の学生限定でトークイベント「ABEMAオリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』東京藝大特別講義」を実施し、本作にて横浜流星の相手役を務める南沙良と、監督を務める中川龍太郎が登壇した。

「わかっていても the shapes of love」は、中川龍太郎監督を中心とした国内外で活躍する珠玉のクリエイティブチームが集結し、同名のwebtoonをもとにした韓国ドラマNetflixシリーズ「わかっていても」(Netflixにて独占配信中)を日本・鎌倉を舞台に再構築。恋をしたことのある誰もが共感できる「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう人間の衝動」を、美しい世界観で繊細に描き出した大人の恋の物語となっている。

本作は、ABEMAでの配信ほか、Netflixにて日本国内および世界同時配信が決定しており、12月9日(月)夜9時より1〜3話を一挙公開。初回配信以降は、12月16日(月)に4、5話、12月23日(月)に6、7話、12月30日(月)に8話(最終話)が配信される。

まず、本作制作の経緯として「原作・原案がある中で、日本の今の時代でしかつくれないものとして新しく『わかっていても』をつくり変えてほしいとプロデューサーから話をいただきました」と中川監督が説明。「(ドラマのタイトルでもある)"わかっていても"という言葉がひとつの道しるべになりました」と言い、「傷つくとわかっていても、自分の心が平穏であるかどうかを乗り越えて、それでも誰かに惹かれていくというのは、今の社会に必要なことなんじゃないかと思って引き受けさせていただきました」と続けました。

南も、韓国ドラマ「わかっていても」は事前に視聴していたとし、「韓国ドラマ「わかっていても」がとても素敵で面白かったので、韓国ドラマが好きな方々にも受け入れていただける作品になればいいなと思います」と明かした。

(C)AbemaTV,Inc.
今回、本作にて初めて恋愛をテーマとした連続ドラマを撮った中川監督は、「恋愛の話は、自分ではなくもっと得意な方がいるんじゃないかと思いましたが......」と謙遜しつつも、「作品の舞台が美術大学ということで、"芸術家の恋愛"というのは、日常の中にある、ある種の非日常というか......"創作すること"と"恋愛すること"は、人生の"ある普通のリズム"を乗り越えていくものだと思うので、そういう側面をしっかり表現することができれば、作品としても深いものになるのではないかと感じました」と発言。「芸術家がどんな作品をつくるかと、どんな恋愛をするかというのは無関係ではないと思いました」とし、本作では、メインキャラクターに限らずすべての役柄に一人ずつ実際の彫刻家がついて、ゼロから作品をつくったことを明かした。なお、作中の彫刻作品の一部を東京藝術大学の彫刻科の先生や生徒が担当したこともあり、このたびの東京藝大でのトークイベントが実施された。

また、自身の演じた役柄について「少女漫画でも当て馬を好きになっちゃうタイプなので、正直あまり美羽の気持ちに共感はできなかったんです(笑)」と赤裸々に語った南は、「恋愛に限らず、わかっていてもやめられないことはわかるので、そういう気持ちを引っ張り出して演じました」と話しました。

なお、イベントでは学生からの質疑応答も。本作関して特に思いを込めて制作したシーンを尋ねられると、南も中川監督も「第1話のラストシーン」と答え、その理由として中川監督は「南さんが演じる美羽が、過去の自分を乗り越えて新しいところに踏み出すというのを象徴しているシーン」と説明し、「南さんは静かで華奢な感じだけど、激しさもある方だと思ったので、このシーンでもその激しさを出してもらいました」と解説した。

また、ためらい傷つきながらも恋をしてしまう"沼る女"を熱演した南が現在"沼っているもの"も明らかに。「動物が好き」と答えた南は、「犬を2匹飼っているんですが、猫も好きなので猫カフェに行ったり、動物の触れ合いパークに行ったりしています」と近況を話した。最後に、「韓国ドラマとは違った良さが詰まっているので楽しんでいただけたらなと思います」と南がコメントし、イベントは終了した。

12月9日(月)夜9時より配信スタートする「わかっていても the shapes of love」では、傷つくとわかっていても、それでも踏み出そうとする、現代を生きる愛に不器用な人々の信じることへの肯定を描いている。主演・横浜流星と監督・中川龍太郎、エグゼクティブ・プロデューサ―・藤井道人がタッグを組んだ。

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