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「こころ旅」火野正平さんを追悼 放送最後の言葉は「穏やかでええ加減なんです」海の波音とともに幕

[ 2024年11月24日 13:06 ]

NHK・BSプレミアムの旅番組「にっぽん縦断 こころ旅」取材会に出席した火野正平(2013年撮影)

NHKは20日、75歳で死去した俳優の火野正平さんをしのんで、24日正午にNHK BSプレミアムで追悼番組「にっぽん縦断 こころ旅 追悼番組『1240日目 熊本県芦北町』」を放送した。

番組冒頭で「14年間にわたり『にっぽん縦断 こころ旅』旅人として『こころの風景』を訪ねてくださった俳優 火野正平さんが11月14日逝去されました」と追悼する言葉が流れ、「この時間は今年 春の旅が休止となったために放送できなかった火野さんの旅『1240日目 熊本県芦北町』を放送します」との画面が映し出された。

そして、右上に「4月1日に撮影したものです」とのテロップが表示され、火野さんのロケが始まった。火野さんは、寄せられた手紙を読み上げ、地図を広げると、相棒の自転車・チャリオにまたがり、元気にこぎだした。

「波多島小島の海岸」にたどり着くと、再び視聴者の手紙を読み上げた火野さん。思いのこもった海をながめ「今日から熊本県。まず一個目、こんなところへ来ました。八代海。ええなあ。穏やかで、本当に穏やかでええなあ。本当にまるで鏡を見ているようだ」と話すと「穏やかでええ加減なんです」とつぶやき、立ち上がった。最後は静かな波音を立てる海の映像が流れたのち、「火野正平さんがお手紙をお送りいただいた方々に寄り添いながら14年間旅を続けてくださったことに深く感謝申し上げるとともに心より哀悼の意をささげます」との追悼の言葉が映され、番組は終了した。

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